「母親の味を復活させるため姉妹の奮闘記」釜石ラーメン物語 BANAO1975さんの映画レビュー(感想・評価)
母親の味を復活させるため姉妹の奮闘記
妻が予告を見てこの映画を見たいと言ったので一緒に鑑賞。
物語の舞台は、岩手県釜石市のラーメン店「小川食堂」。東日本大震災で、お店を切り盛りしていた母親が行方不明になり、残された父親と次女が店を守っていたが、お客の入りはイマイチだった。
そんなある日、3年前に家を飛び出し音信不通になっていた長女が突然戻ってきて、妹が作るラーメンにダメ出しをし店を畳もうと言い出し、そこから街の人も巻き込んでのドタバタ劇が始まるというもの。
残念だったのが、長女役の井桁弘恵さんの演技が大げさ過ぎて、内容が入ってこないというのが正直な感想だった。不良役だったから、仕方がないのかもしれませんが…。
他の方も言っていましたが、母親が作っていたラーメンの味を再現する難しさ、調味料が分かったからといって簡単に再現できるものでもないので、そういう点が簡単に省略されているので、物語の内容が薄く感じてしまったのかとも思ってしまった。
ただ、田舎独特の人情というか人と人との繋がりについては、お店の人と常連客の絆の深さという視点で上手く表現されていて、昭和にあった人情の良さを感じられたのは良かったかなと思う。
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