「ツルゲーネフの「初恋」」セフレの品格(プライド) 初恋 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
ツルゲーネフの「初恋」
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てっきり「ハケンの品格」をもじっただけのエロ作品かと思っていたが、中盤に描かれる北田一樹の物語が描かれると、「初恋」というサブタイトルがツルゲーネフのものだったとわかる。彼の話の方がショッキングでズシリとくる。いやぁ、思い出すなぁ・・・「愛と誠」・・・
最近では若い女の子も平気で「セフレ」という言葉を使う時代になっているから驚くこともなくなってきました。20代の女性2人の会話にも「彼氏?カレシいるよ1人だけ。セフレも1人いる」などと平気で喋っているくらいだ。
主人公の森村抄子はさすがにバツ2だから、さすがに慣れたもんだろうと思って観ていたけど、やはり初恋の相手だったから戸惑いを隠せない。徐々にのめり込んでいくものの、開き直ろうとして自分に好意を持っている上司栗山と愛のないセックスをしてしまう。そして同級生の華江の存在。彼女もまた乳房全摘のため心のよりどころとして産婦人科医北田一樹とセフレの関係にあったのだった。
付き合ってるわけじゃない。セフレだ!などと言われても、どこで線引きすればいいのかわからなかったけど、ストーリーの中では相手に「好き」だと言ったらダメらしい。純情な俺にはわからない世界だ。
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