AIR エアのレビュー・感想・評価
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ソニーが熱い奴!
ナイキのエア・ジョーダン誕生秘話。
マット・デイモン演じるソニー。
根本的にバスケが好き!選手を一人一人ちゃんと見てる!まだNBAデビューもしてない名もなき選手マイケル・ジョーダンのプレーに目を留め、彼を起用しバスケシューズ作り、売り出す!そんな話。
マイケル・ジョーダンを起用したいメーカーはナイキだけに限らず、アディダス、コンバースも本作に出てくる、マイケル・ジョーダンと契約しようと各メーカーはジョーダン家族を会社に招いて取引。
結果はご存知の通りマイケル・ジョーダンはナイキを選ぶんだけど、そのマイケル・ジョーダンと母親を落としたのはソニー。
ソニーがとにかく熱い!ナイキのプレゼンで進行していく流れがあったんだけど、プレゼン途中の映像を見ている時に映像止めてくれと映像を止め、マイケル・ジョーダン本人に熱弁するんだけどこのシーンはソニーの熱さに泣けた。
ソニーの熱さはマイケル・ジョーダンだけに限らず自分の周りにいる上司、仲間、靴職人へも熱く語り、いろんな壁があるんだけど説得していく。
ただちょっと一瞬冷めたのはマイケルの母親が賢い、一枚上手な感じでナイキと取引するが売り上げの一部をこちらによこせ!と交渉してくるんだけどここは一瞬冷めた。
だけど結果オーライでソニーの目、母親の目に間違いがなかったって位にマイケルが活躍!結果エア・ジョーダン1は売り出して1億6200万ドル売り上げた。(数字間違ってたらすみません)
あとNBAで履く靴の色にも決まりがありベースは白、あまりにも色が濃い靴には罰金があったのには驚いた!
バッシュは学生時代一時的に流行って、バスケは学生の授業でやったくらいで、正直バッシュの誕生秘話なんて興味ねえよ!と思ってたんだけどソニーの熱さで観れた2時間って感じでした!良かった!
面白い!
最高におもしろかった!
展開のスピード感もよかったし、ソニーのかける思い、そしてエアジョーダン誕生までの軌跡がアツいものであった。
美術や音も良いように思えた。
コメディな要素もあり、メッセージ性もあり。
履いて意味が生まれる。NIKEは前例のないことを行う革新的な企業。
そして英知の結晶、それがエアジョーダン。
歴史が動く瞬間
冒頭、ダイアー・ストレイツの『マネー・フォー・ナッシング(85)』に乗せて当時のアメリカの時事のダイジェスト映像。1984年から始まるこの物語はその頃のヒットソングをBGMに、ファッションや小道具、車等々、あの頃の雰囲気たっぷりです。71年生まれの私からしたら、ティーンズになり洋楽を聴き始め、夜更かしをしてMTVなどをTVでかぶりつきに観ていた時代。早速帰宅後にApple Musicでサウンドトラックを落として聴きながらのレビューです。
とは言え、実は私バスケは観ませんし、スニーカーも興味なし。ただ、よく聴くラジオ番組でナイキのスニーカー特集があり、エアジョーダン誕生の逸話は聴いたことがあったので、映画化されたこの作品で「歴史が動く瞬間」を観られることを楽しみにしていました。
果たして感想はどうだったかと言えば、まぁ間違いないですね。実話モノですし、今も普通に現役であるエアジョーダンというスニーカーが誕生する話なわけで、この結論にネタバレも何もないわけですが(一応、この後一部内容に触れるのでネタバレ注意にしておきます)、いわゆる「逸話」が幾つもある奇跡と、争奪戦における多数の関門を超えるためのソニー・ヴァッカロ(マット・デイモン)の行動力、そしてプレゼンテーションのつるべ打ちで、終始冷めることのない高揚感で楽しめます。そして、決め手のスピーチでいよいよ獲得…となる一歩手前におけるデロリス・ジョーダン(ヴィオラ・デイヴィス)からの「些細な」追加条件についての逆プレゼン。こんな一筋縄では行かない展開もまた「事実」であり、まさにこれこそがその後の業界をひっくり返すほどの「歴史」と言って過言でく、最後まで興奮します。
そして、キャストも豪華で「演技」と言った観点でも見どころが多いことは言うまでもありません。特に私のお気に入りは、ジョーダンのスポーツエージェントであるデビッド・フォーク(クリス・メッシーナ)vsソニー・ヴァッカロの電話越しの言い合い。初めこそ「お呼びでない」とクールにあしらうような態度のフォークに、むしろ挑発的な食いつきで応戦するヴァッカロ。段々と腹を立てながら歯に衣着せぬどころか、興奮して度を超すフォークの物言いに思わず笑うヴァッカロですが、なんだかマット・デイモン自身が地で笑ってしまっているように見えて、観ているこちらもついつい釣られて吹き出してしまいます。
スニーカーやバスケに興味がなくても、また当時を知らない若者も、臨場感や醍醐味を肌で感じる一本で楽しいですよ。お薦めです。
Brand Marketing
1980年代の雰囲気を映画らしく表現していて良かったです。
NBAとシューズ3社の関係性について知らない人たちが置いていかれないように、説明が優しかったです!
NIKEのシューズとしてプロ選手にアプローチしながら、個性的なデザインを求めた結果、競合他社に勝利することが出来て良かったです😊✨
ソニーのブランド戦略が、無理矢理な押し売りではなく、NIKEとして他社とは違うプレゼンや説明を考えているのが良かったです。
(代理人を通さずMJ家族に会うのは強引ですが😂)
挑戦、飛躍、勝利…✔︎JUST DO IT.へ
実話を元にしているので何を書いてもネタバレかなと。
そう、この作品はファンの間では割と有名な出来すぎた"実話"を元にした「挑戦と飛躍、勝利」そしてNIKE DREAMの始まりを描いた物語。
挑戦している人、したいと思っている人や挫折している人にぜひ観て欲しい作品です。
舞台はNIKE創業から20年目を迎え、売上高10億ドル。
コーポレートスローガン「JUST DO IT.」(1988)が掲げられる直前の1984年のアメリカ。ランニングシューズでトップを走るNIKEのバスケットボールシューズ部門はライバルに水をあけられ解散寸前…
ドイツのアディダス50%超、米コンバース25%、NIKE17%…というこの後の時代を知る世代からすれば「NIKEにそんな時代があったの⁉︎」という状況の緊迫感から物語は始まります。
(私は80年代生まれなのでスラムダンクブームの90年代でさえNIKEはデザイン優先で、バッシュとしてはアディコンの方がバスケ部員の間でさえ親しまれていたし、NIKEは部活で使うのもチームによっては禁止されていた記憶がある)
冒頭の映像は断片的ですが当時のアメリカ社会の様子や生活、流行などが垣間見れます。職場のデスクにはオレンジや緑色で文字が表示されるCRT(ブラウン管)モニターのIBM-PCやアナログの固定電話。アップル社の伝説のCM『1984』やソニーの赤緑青のロゴ、トリニトロンテレビなども登場します。
尚、ここは本当にそういう時代だったと思うが主人公がソニーだけに冗談が割とあちこちに散りばめられています。
またジョーダンを始め、実際の名選手たちのスーパープレイも、荒い映像(そこがいい味を出している)ながら登場します。
映像の細部や色調、また創業者フィルが仏教や瞑想など東洋思想に傾倒しているのもアップルのスティーブ・ジョブズ同様に当時をよく意識して丁寧に作られています。(フィルの方が17歳年上だが)
主人公ソニーは部門責任者としてNIKEがスポンサーとなり全米高校バスケの試合を支援して喜ばれていましたが、ドラフトにかかる選手達は皆がアディダスやコンバースと契約。NIKEもマジック・ジョンソンらのようなメーカーブランドを連想させる未来のスター選手候補を自社のブランドに組み入れたいと獲得を目指していました。
ソニーが目を付けたのは高校時代、チームとの不和から外された経験もありながらも決勝戦で1点ビハインド、残り30秒で仲間から託されたパスからの逆転シュートを決めた事から一躍ドラフト3位(しかしほぼ無名の選手)となったシカゴブルズの獲得したマイケル・ジョーダン(MJ)。
しかしNIKEだけでなく、ライバル社も獲得しようと代理人を介して高額な契約金が提示されます。
その金額はNIKEバスケ部門の全予算を遥かに超え、3人以上のスポンサー契約ができるほどのもの(5年間25万ドル、当時のトッププレイヤーでも10万ドルの契約が高いと言われていた時代)
創業者フィルを始め、NIKEの社史に名を刻む実在の開発者たちの苦悩、ライバル社や代理人との駆け引き。電話越しでの「F⚪︎CK」連発の罵倒が妙にリアルで見応えがあります。
この映画は実話を元に負け犬だったNIKEがエアージョーダンでバスケットボールシューズにおける勝者となる物語…だけではなく、このエアジョーダンがもたらしたプロスポーツのスポンサードのあり方やビジネス、そしてリスクを侵さなければ勝利(NIKEのロゴ、サモトラケのニケ像)を得られないというNIKEの社是にも通じる物語であり、ジョーダン親子の愛と社会福祉活動などにも副次的にですが触れられています。
見どころは各人物それぞれにあるのですが、個人的には娘から離婚したけれど日曜だけは父親として接する事が裁判で許された男の、この勝負に負ければ責任を取らされ会社そのものの存続が危ぶまれ、従業員は解雇され、娘からは失望されてしまうかもしれない事への恐れを語るシーンや創業した頃からいつの間にか保守的になってきていた経営判断、ソニーの自分の人生を賭けてMJ獲得に全力を尽くそうとする姿、MJ親子を前に心に呼びかけるプレゼンは実際のMJのプレーをオーバーラップさせ、それでも「記憶に刻まれるプレイヤーになる」と心から信じていると決意と覚悟、観る者は心を揺さぶられます。
またフィルがソファに仰向けになり自分の決断がその後のプロスポーツにとんでもない事をもたらしてしまう不安と責任にうめく姿は、経営者もまた選手同様にリスキーな挑戦者であることを印象付けます。
上映時間という尺の問題もあり、惜しむべくはこの伝説の幕開けとなるエアジョーダンIの開発が試作品とはいえほぼ3日ほどで完成されてしまうアッサリさと宣伝の巧みなNIKEのPV(東⚪︎経済やカンブリ⚪︎宮殿などと似ている)なのではと思わせてしまうのは穿った見方でしょうか。この点を差し引いて★4.5としました。
ED前にMJの実際のスピーチや登場人物たちのその後が触れられ、この物語が実話に基づいて作られたものである事を思い出させます。
言い換えるとそれがなければこれはフィクションですと言われたら私は★5.0を付けていたと思います。
NIKEのこれから
NIKEの靴「エアジョーダン」の制作秘話
NBAでは、まだ無名であったマイケルジョーダンを起用し、しかも彼をモデルとした靴を作るという発想がその当時であると奇抜な考えとされていた。
NIKEは、それまでランニングシューズやテニスシューズなど売れ行きを伸ばし始めていたが、adidasや converseと比べると今だに伸び悩んでいた。
そんなに中での「エアジョーダン」という靴を生み出すという決断が当時としては、どれだけの重い判断であった事は、とても想像出来ない。
もしも失敗に終わっていれば会社としては、大きく傾く可能性があるものだろうと思うからである。
それでも失敗してもいいと挑戦する姿勢は、他にもないすごい判断であったと思います。
映画の中で印象的なシーンがマイケルジョーダンをNIKEに入ってもらおうとプレゼンする場面で過去から今現在に至るまでの歴史を昔の映像と共に映し出しているシーンでした。
その中で主人公が伝えた「多くの人が彼を祭り上げ、最後は、落ちていくばかりかもしれない。けれどもその中で立ち上がる事が出来る。誰もの記憶の中に残り続ける事が出来るだろうと」
これは、今なおも生きるマイケルジョーダンやこれから生まれるスター選手に向けたメッセージのように感じました。
全てが上手くいくとは、限らない。
とにかく動いてみろ
NIKEの「JUET DO IT」
がこの物語の中で強く訴えている事のように感じました。
just do it
本日試写会にて鑑賞。
1980年代NIKEがまだ小さな会社でadidasやconverseの下にあった時のお話。
マット・デイモン演じる主人公ソニーは不審に喘ぐバスケット部門を何とか立て直さなければならない窮地にあった。
そんな中ソニーはまだ大学を出たばかりのマイケルジョーダンの本当の強さに気づき彼を何とかNIKEと契約をしてもらう事がこれから先のNIKEにとっての未来だと確信する。
しかしまだまだ弱小企業のNIKEには勝ち目が薄い。そこでソニーが取った策とは。
エアジョーダン 誕生秘話というより彼らの思いや情熱。
そして熱い企業理念が彼らを動かす行動力の源などが描かれていてとても面白かった。
マット・デイモンもかなり体型を太らせ存在感を見せてくれた。さすがとしか言いようがない。監督のベン・アフレックもNIKEの創始者フィル・ナイトを見事に演じていた。
また映画に散りばめられたガジェットの数々がまたいいですね!音楽も80年代の音楽が流れて気持ちを昔に戻してくれる!
盛り上がりました!
今では大企業になり世界のトップを走るNIKEですが、この頃のNIKEの理念が今でも溢れているのかは疑問に感じてしまう素晴らしいスニーカーを欲しい人に行き渡る様にして行って欲しいものだ。
Just do it!!
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