AIR エアのレビュー・感想・評価
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面白いけど評価が難しい作品
バスケットボールはアメリカの国民的スポーツですし、そのなかでもマイケル・ジョーダンといえば史上最高と言われる選手なので、そのエピソードにアメリカ人が大喜びするのはわかりますけども、馴染みの薄い日本人にはどうなのでしょうかね……
NIKE社やジョーダン家が全面協力なので、宣伝映画みたいになってしまうのは仕方ないのかもしれませんが、もう少しシューズ開発の"もの作り"的なところも深く掘り下げてくれたら、さらに面白かったかもしれません
ただ、作品舞台が80年代アメリカでその風景がしっかり再現されていますし、マット・デイモンさんの役作り(?)で中年親父の太鼓腹に凄いプロ魂を感じるなど、昨今のCG全盛のなかで職人的な映画作りには、少し前のハリウッド的な良さが感じられて好感持ちました
1人の男の情熱が世界を動かす。
バスケはそんなに好きじゃない自分でもエア・ジョーダンは知っている。そんな伝説的な製品を作ったお話。
80年代のナイキのバスケシューズってアディダスやコンバースより人気無かったのね。CEOからバスケ部門を立て直すよう依頼されたソニーが目をつけたのは、学生のマイケル。だが、注目度は低く、活躍が期待できない選手と契約するのはありえないと、反対されまくる。そんな環境でもソニーは自分の判断を信じて動きまくる。出てくるみんな、早口で長いセリフだらけなのが楽しかった。何より楽しかったのはBGM。80年代のヒット曲が次から次へ。懐かしい〜!それにしてもNBAのルールにシューズの色の事なんてあったんだ。破ったら毎回罰金だって。驚き。結果がハッピーエンドなのは分かっていたけれど、周囲をどう納得させるのか期待しながらドキドキ。楽しかったです。
スニーカファンで映画ファンな俺の丁度いいレビュー
ヘッズ。
スニーカーヘッズ。
スニーカーファンの事をそう呼びます。
ジャニーズファンはジャニオタ、鉄道ファンを鉄ちゃん、マヨネーズだとマヨラーみたいなもんです。
で僕、ヘッズなんすよ、して、エアジョーダン1履いて劇場ですよ。
で、良かった、本当良かった、イチ映画として最高だった。
能天気だったけど輝いてたあの頃、80年代世界の作り込み、コードの有る電話機、燃費無視のデカい車、カーナビ無いから右手に地図、IBMみたいなパソコン、MTVで聴いたポップミュージック。
映画館でシンンディーローパーとか、グーニーズ以来?
キラーワードに、クツ自体に意味は無い!と言い切った決意が最高だった。
ても結局何が良かったって、クツじゃ無く人間が描かれた事ですよ!
いやー、人気スニーカーのアイドル映画だったらどうしようかと。
例えば、麻雀知らなくてもアカギが面白いのは、人生を描いているからですよ、AIRも同じです。
スニーカーじゃ無く人間を描いてるんです。
賭けとして比喩されてたけど、前に進むってリスク失敗を恐れず、信じるって事だと。
一見、病的親バカにも見えるジョーダンママもだけど、ナイキ、まだ大学生アマチュアのマイケルジョーダンにあそこまで社運賭けるって異常ですよ。
でもそこを貫き通す、失敗したら人生終わるけど信念に従おうと、信じべき事を信じ生きる事が大事だと。
良かったなナイキ、全部上手く行って。
お陰で僕もナイキにお金落としてるエアジョーダンいっぱい買ってる、もう履ききれないくらい。
ても、この映画は良かった結末だけど、ナイキになれなかった会社だっていっぱい有るんですよ、社運賭けてトライしたけど失敗した企業。
せがた三四郎が、湯川専務がジョーダンになって、ドリームキャストが100億売れてればセガだってジャストドゥーイットだったろう。
ガンダムが本放送でジョーダンくらい評価を得られていれば、クローバーもバンダイの上をGOT’EMしたろう。
ガッシャの山越えハンマーがガンダリウム合金装甲のアムロのコックピットを貫通していたのだろう。
切ない・・エアジョーダン1シカゴがプレミア価格で全く買えないくらいに切ない。
あ、ガンダムファンはガノタと言います。
@おまけ
この映画の後談なんですけど、
エアジョーダンめっちゃ売れる→
調子乗ってナイキ大量生産→
作り過ぎてワゴン行き→
クソ安だ!って理由でスケートボーダーが好んでスニーカーを酷使→
40年経った現在ではスケーターシューズとしても売ったりするナイキ
アホっぽくて可愛くない?ナイキ。
80年代のリズムと空気
想像してた感じと違う
Brand Marketing
1980年代の雰囲気を映画らしく表現していて良かったです。
NBAとシューズ3社の関係性について知らない人たちが置いていかれないように、説明が優しかったです!
NIKEのシューズとしてプロ選手にアプローチしながら、個性的なデザインを求めた結果、競合他社に勝利することが出来て良かったです😊✨
ソニーのブランド戦略が、無理矢理な押し売りではなく、NIKEとして他社とは違うプレゼンや説明を考えているのが良かったです。
(代理人を通さずMJ家族に会うのは強引ですが😂)
実話は面白い。
予想通りの展開を面白く
最終的に、NIKEが契約を勝ち取ることは誰もが分かっていることなので、そこまでの経緯、当時の背景を観る感じです。
想像通りですが、1人の男の熱が伝染して、少数精鋭で大成功を収める内容でした。そういうの大好きです。
AIR JORDANシリーズは大好きなので、ルーツを知れてとてもよかったです。
ジョーダン役はイメージを崩さないためかほとんど登場しませんし、不自然なくらい顔を隠してました。
追伸:
契約直前に電話でジョーダンの母が
すごい御託を並べていい感じに言っていたんですけど、要はもっと金を支払えってことですよね?
前例を作ったことに関しては、やり手だと思いましたが、最後の最後で、金!金!金!って感じがしてなんとも言えない気持ちで終わりました。それに加えて、貰った金は慈善団体に寄付があーだこーだ言ってて、なんか必死だなーって感じました。まあそれが現実ってところですかね。
"アメリカ人の大好きな物語だ" --- アメリカ人の精神を体現する"バッシュ"版『フォードvsフェラーリ』だ!!
"ルールを破れば名が残る"己の信念で大胆に賭け/リスクをおかして=安全地帯から飛び出て掴み取る胸熱大逆転劇(と言ってもあくまでリアルな中のそれ)。対外的な打倒敵と見せかけて実は社内に真の対立構造があった『FvF』と違って、こちらは皆一丸となっていくのがステキ。その中で、"(自分の心の声を信じて)ただやればいい"という行動することの大切さを説く力強いメッセージが響き、アメリカの仕事にもありつけない名もなき貧しい人々という存在(=現代の移民難民)が刺さり残る。
He is the shoe... JUST DO IT.
ごくたまに現れるような類稀なる才能を持つ者の"名前"には責任がある、多くの人の夢を乗せて羽ばたく、高く飛ぶという。靴はただの靴…彼が履く(それに見合う、あるいは超えるほど活躍する)までは。彼の存在が、活躍がその靴に意味をもたらす。お小遣いや安い給料を貯めてでも買うような価値を。ケチな人まで。すごくミーハーなこと言うけどエアジョーダンほしくなった!アメリカン・ドリームで大逆転なアメリカン・サクセスストーリー。
豪華キャストに見合うだけ皆いいキャラしていて、『最後の決闘裁判』に続き立場的には明確に上下関係のある監督ベン・アフレック&主演マット・デイモン盟友コンビは見ているだけで幸せだし、ベン・アフレック演じるCEOの仏教傾倒っぷりは作品に必要な内容に沿う名言も用意しながら、クリス・タッカーにはちゃんとお喋りパートがある。
『オーシャンズ』シリーズのようにベガスに上陸し、『グッド・ウィル・ハンティング』のようにただ真直ぐ伸びる道で車を走らせるマット・デイモンが見られて、おまけにみんな大好き(?)80sソングまで内容に合った形でたっぷり聴ける(ex. All I Need Is A Miracle, Time After Time)。けど、だからこそ余計に"歳取ったな〜"とも思うのけど、それが決してマイナスな意味じゃなくていい歳の重ね方。特に今回はザ・アメリカンな中年体型で、例えば歳を取ってからのラッセル・クロウや『グリーンブック』のヴィゴ・モーテンセンなんかも少し思い出しそうな勢いで、取っつきやすさに親しみやすさ、おまけに愛らしさも?
いつも同じようなシーンに出くわしたときに思うけど、今回だったらアディダスをナチスと重ねてこきおろすシーン。現在もバリバリある一企業を明確に槍玉に上げてあんなことよくできるな、日本では無理だろ、と。そこは政治などで支持を明確にするのなんかと同じで、あくまで一個人の見解という自由な文化に根差した一種の割り切りあってこそか。
勝手に関連作品『フォードvsフェラーリ』『最後の決闘裁判』『アルゴ』『プロミスト・ランド』『ハッスル』『ザ・エージェント』『マネーボール』
P.S. 心にダンク!わが青春のマット・デイモン✕ベン・アフレック親友コンビ、『最後の決闘裁判』も記憶に新しいこの最強な2人がまたやってくれた!! しかも今回は、『ゴーン・ベイビー・ゴーン』で監督デビューしてから役者としての微妙な時期も吹き飛ばすように才気煥発しまくりなベン・アフレック本人の監督作品で。ベン・アフレック監督作品✕実話といえば、(個人的に『ゴーン・ベイビー・ゴーン』『ザ・タウン』のほうが好きだが)賞レースの釣餌感あったアメリカ賛美オスカー受賞作『アルゴ』。熱心なバスケファンじゃなくても知っているエアジョーダン、1"バッシュ"という枠組みを超えて文化カルチャーに浸透するように広く親しまれているこのシューズ誕生秘話。存在を知ってからずっと見たかった本作。共演もジェイソン・ベイトマン、ヴィオラ・デイヴィスと魅力的だけど、個人的にはマット・デイモンとジェイソン・ベイトマンが並んでいる画がなんだか嬉しかった。
ナイキと関係者のプロモーションビデオですね
NIKE派は観るべき
挑戦、飛躍、勝利…✔︎JUST DO IT.へ
実話を元にしているので何を書いてもネタバレかなと。
そう、この作品はファンの間では割と有名な出来すぎた"実話"を元にした「挑戦と飛躍、勝利」そしてNIKE DREAMの始まりを描いた物語。
挑戦している人、したいと思っている人や挫折している人にぜひ観て欲しい作品です。
舞台はNIKE創業から20年目を迎え、売上高10億ドル。
コーポレートスローガン「JUST DO IT.」(1988)が掲げられる直前の1984年のアメリカ。ランニングシューズでトップを走るNIKEのバスケットボールシューズ部門はライバルに水をあけられ解散寸前…
ドイツのアディダス50%超、米コンバース25%、NIKE17%…というこの後の時代を知る世代からすれば「NIKEにそんな時代があったの⁉︎」という状況の緊迫感から物語は始まります。
(私は80年代生まれなのでスラムダンクブームの90年代でさえNIKEはデザイン優先で、バッシュとしてはアディコンの方がバスケ部員の間でさえ親しまれていたし、NIKEは部活で使うのもチームによっては禁止されていた記憶がある)
冒頭の映像は断片的ですが当時のアメリカ社会の様子や生活、流行などが垣間見れます。職場のデスクにはオレンジや緑色で文字が表示されるCRT(ブラウン管)モニターのIBM-PCやアナログの固定電話。アップル社の伝説のCM『1984』やソニーの赤緑青のロゴ、トリニトロンテレビなども登場します。
尚、ここは本当にそういう時代だったと思うが主人公がソニーだけに冗談が割とあちこちに散りばめられています。
またジョーダンを始め、実際の名選手たちのスーパープレイも、荒い映像(そこがいい味を出している)ながら登場します。
映像の細部や色調、また創業者フィルが仏教や瞑想など東洋思想に傾倒しているのもアップルのスティーブ・ジョブズ同様に当時をよく意識して丁寧に作られています。(フィルの方が17歳年上だが)
主人公ソニーは部門責任者としてNIKEがスポンサーとなり全米高校バスケの試合を支援して喜ばれていましたが、ドラフトにかかる選手達は皆がアディダスやコンバースと契約。NIKEもマジック・ジョンソンらのようなメーカーブランドを連想させる未来のスター選手候補を自社のブランドに組み入れたいと獲得を目指していました。
ソニーが目を付けたのは高校時代、チームとの不和から外された経験もありながらも決勝戦で1点ビハインド、残り30秒で仲間から託されたパスからの逆転シュートを決めた事から一躍ドラフト3位(しかしほぼ無名の選手)となったシカゴブルズの獲得したマイケル・ジョーダン(MJ)。
しかしNIKEだけでなく、ライバル社も獲得しようと代理人を介して高額な契約金が提示されます。
その金額はNIKEバスケ部門の全予算を遥かに超え、3人以上のスポンサー契約ができるほどのもの(5年間25万ドル、当時のトッププレイヤーでも10万ドルの契約が高いと言われていた時代)
創業者フィルを始め、NIKEの社史に名を刻む実在の開発者たちの苦悩、ライバル社や代理人との駆け引き。電話越しでの「F⚪︎CK」連発の罵倒が妙にリアルで見応えがあります。
この映画は実話を元に負け犬だったNIKEがエアージョーダンでバスケットボールシューズにおける勝者となる物語…だけではなく、このエアジョーダンがもたらしたプロスポーツのスポンサードのあり方やビジネス、そしてリスクを侵さなければ勝利(NIKEのロゴ、サモトラケのニケ像)を得られないというNIKEの社是にも通じる物語であり、ジョーダン親子の愛と社会福祉活動などにも副次的にですが触れられています。
見どころは各人物それぞれにあるのですが、個人的には娘から離婚したけれど日曜だけは父親として接する事が裁判で許された男の、この勝負に負ければ責任を取らされ会社そのものの存続が危ぶまれ、従業員は解雇され、娘からは失望されてしまうかもしれない事への恐れを語るシーンや創業した頃からいつの間にか保守的になってきていた経営判断、ソニーの自分の人生を賭けてMJ獲得に全力を尽くそうとする姿、MJ親子を前に心に呼びかけるプレゼンは実際のMJのプレーをオーバーラップさせ、それでも「記憶に刻まれるプレイヤーになる」と心から信じていると決意と覚悟、観る者は心を揺さぶられます。
またフィルがソファに仰向けになり自分の決断がその後のプロスポーツにとんでもない事をもたらしてしまう不安と責任にうめく姿は、経営者もまた選手同様にリスキーな挑戦者であることを印象付けます。
上映時間という尺の問題もあり、惜しむべくはこの伝説の幕開けとなるエアジョーダンIの開発が試作品とはいえほぼ3日ほどで完成されてしまうアッサリさと宣伝の巧みなNIKEのPV(東⚪︎経済やカンブリ⚪︎宮殿などと似ている)なのではと思わせてしまうのは穿った見方でしょうか。この点を差し引いて★4.5としました。
ED前にMJの実際のスピーチや登場人物たちのその後が触れられ、この物語が実話に基づいて作られたものである事を思い出させます。
言い換えるとそれがなければこれはフィクションですと言われたら私は★5.0を付けていたと思います。
NIKEのこれから
NIKEの靴「エアジョーダン」の制作秘話
NBAでは、まだ無名であったマイケルジョーダンを起用し、しかも彼をモデルとした靴を作るという発想がその当時であると奇抜な考えとされていた。
NIKEは、それまでランニングシューズやテニスシューズなど売れ行きを伸ばし始めていたが、adidasや converseと比べると今だに伸び悩んでいた。
そんなに中での「エアジョーダン」という靴を生み出すという決断が当時としては、どれだけの重い判断であった事は、とても想像出来ない。
もしも失敗に終わっていれば会社としては、大きく傾く可能性があるものだろうと思うからである。
それでも失敗してもいいと挑戦する姿勢は、他にもないすごい判断であったと思います。
映画の中で印象的なシーンがマイケルジョーダンをNIKEに入ってもらおうとプレゼンする場面で過去から今現在に至るまでの歴史を昔の映像と共に映し出しているシーンでした。
その中で主人公が伝えた「多くの人が彼を祭り上げ、最後は、落ちていくばかりかもしれない。けれどもその中で立ち上がる事が出来る。誰もの記憶の中に残り続ける事が出来るだろうと」
これは、今なおも生きるマイケルジョーダンやこれから生まれるスター選手に向けたメッセージのように感じました。
全てが上手くいくとは、限らない。
とにかく動いてみろ
NIKEの「JUET DO IT」
がこの物語の中で強く訴えている事のように感じました。
グッド・ウィル・ハンティング以来
スポーツ選手の印税みたいなものか…
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