「人生前向きになる映画なのかもしれない」ブルックリンでオペラを ぺこぽんさんの映画レビュー(感想・評価)
人生前向きになる映画なのかもしれない
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小さいおじさんの話。
小さいことに関しては作中で一切触れられていない。
おじさんは才能ある音楽家だが自信を無くして引きこもり気味。
このおじさん、なぜか美人の精神科医を妻にしている。
髭もじゃで潔癖症の女が好むようには見えないのだが。
犬の散歩に行って色情船長とセックスして帰ってくるのだが、
それがそのままオペラになる。ここ笑うところ。
その後船長ともめてしまうが、息子がヤバい家の娘と恋仲になって娘の父とトラブルに。
船長とのごたごたもあって妻は離脱。
おじさんと息子たち、船長に船を出してもらって逃走成功。
この逃走劇もオペラになる。ここまた笑うところ。
映画を見終わって、一体何の話だろうと思ったね。
みんなで逃走するところはちょっとワクワクもしたけど、妻は離脱してるしなあ。
ふと思ったのは、妻と結婚した話はオペラにしてないんだなってこと。
ドラマチックな展開であったに違いないのにね。
この映画のテーマは、人生とはオペラだとかオペラになるような人生を楽しもうぜみたいなことなのかなーと思ったりする。
経験したことを最大限に使って次の面白いことを引き寄せよう、というのもあるかな。
前向きでいいんじゃないの。
それで妻の行動原理だけがどうにもよくわからなかったのだが、潔癖症で慈善活動が好き、燃えるようなセックスナイトはお断り、この辺から考えるに、おじさんとの結婚も慈善活動の一環なのかなと思う。
おじさんが一人でやっていけるようになったことで離婚して修道女になりたいと言い出したんだろう。
なるほど妻と離婚する話ならオペラになるかもしれんね。
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