劇場公開日 2024年5月17日

碁盤斬りのレビュー・感想・評価

全308件中、61~80件目を表示

4.5清廉潔白!の武士魂が!凄い!

2024年6月10日
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鑑賞方法:映画館

久しぶりの邦画鑑賞。
ポスターから滲み出る草薙さんの横顔の気迫が凄いのが気になるし、評価の高いコメントが多いので鑑賞してみる事に。
大正解でした!
タイトルの碁盤切りとは?
ラストでその意味は良く理解できました。
囲碁の知識は全く無いけど碁盤に向き合う姿はとても凄い迫力がありました。
囲碁を知っている人にはかなりの見応えありそう?
配役もとても良かったです。
これから何かが起きそうだなぁと思わせる前半は少しの緊迫のある江戸の下町の賑わい。そして、、、。

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デコ山

4.5清廉潔白だけでは生きていけぬ

2024年6月10日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

『清原果耶』推しで鑑賞。
「青春18×2君へと続く道」のアミ役でギュッと心をつかまれた。
この映画でのお絹も、可憐で、凛とした佇まい、そして透明感が半端ない。
時代劇でもその演技の上手さが証明された。

ただ、それ以上に草彅剛の抜群の演技で、久し振りに観た本格時代劇を堪能できた。

あらすじは割愛させていただくが、映像がとても綺麗。
陽が入らない薄暗い長屋、ろうそくの灯りしかない夜の空間、街道沿いにある碁会所(碁に詳しくないのでこの言い回しでいいのか?)の埃っぽさ、見事に表現されている。

碁を打つ場面は、指先まで神経がいき届いている(ど素人から見ても)。
かなり訓練されたのであろう。
柳田格之進(草彅剛)の碁は美しい。

國村隼はさすがの演技で、観る者を惹きつけるだけでなく、映画に安心感をもたらした。
子どもたちからも「ケチベエ」と言われ、賭碁で汚く金を巻き上げることに執着していた源兵衛(國村隼)が、柳田格之進と碁を打つことで徐々に心が変化していく様は、表情だけで十分感じられた。

半蔵松葉のお庚(小泉今日子)は凄みがあった。
仏の顔と鬼の顔を使い分ける演技は、アイドル時代のキョンキョンをリアルで知っている世代として複雑な感情だったが、役者としての完成度の高さを知ることができた。

そして敵の柴田兵庫(斎藤工)。
上手く演じたのではないか。
普段は時代劇をあまり観ない方なので斎藤工の侍姿は記憶にないが、憎々しい感じはしなかった。
むしろ、横網の長兵衛を演じていた市村正親の方が敵役に相応しい(笑)。
六尺の大男という設定のためなのかは分からないが、長身で迫力があり見応えのある殺陣であった。

面白かったのは、50両の言われなき嫌疑が晴れた時、源兵衛と弥吉(中川大志)の首をもらうと格之進が刀を振り下ろそうとした刹那、源兵衛と弥吉が言われなき嫌疑をかけた責を譲らなかった場面で、思わずダチョウ倶楽部のコントが頭に浮かんだのは私だけか(笑)。
その後に碁盤を斬るだろうと分かってしまった(笑)。

少し残念だったのは、囲碁が分からない人に対して簡単な解説を挟み込んでほしかった。
また、50両の濡れ衣は、お絹が吉原に身を沈めることでお庚から借金、そして夜逃げする場面は、ちょっと安直かなとは思ってしまった。
時代劇にありがちな設定。

柴田兵庫を討って本懐を遂げ、50両の濡れ衣も晴れて、吉原の半蔵松葉で待つお庚とお絹の元へ急ぐ格之進と左門(奥野瑛太)、一日遅れで、ボロボロの姿で娘の前に立ったところで目頭が熱くなり涙がこぼれた。

兵庫が嘘をついて残していた探幽の掛け軸を、売って金に換えただろう格之進が、お絹と弥吉の婚礼の場から姿を消し、過去に自身が殿へ直訴したことによって職を解かれ不遇の身に追いやった者たちへの贖罪の旅に出たことは想像に難くない。

いずれにしても見応えのである演技ばかりで満足、満足。

原作を買ったので、感動をもう一度味わおう!

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まーさん

4.5不親切にも程がある(笑)

2024年6月9日
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悲しい

知的

萌える

囲碁の基本や定石に全く解説が無いので、素人には難しいかなと思ったのですが、その世界観に圧倒されました。「星に打つ」?なんやそれ?は全く感じなくて美しい映像や音が観客を惹き付けて離すことはありませんでした。超堅物の格之進が取り戻した掛け軸を殿に還さず、金に替える決断をした事に人としての変化・変遷のようなものを感じざるを得ませんでした。どう言って良いのか分かりませんが、日本人の日本人による日本人の為の時代劇という感想です。此れを外国人に理解してもらうのは難しいな、と感じました。清原果耶さんが復讐のために苦界に身を売る判断をごく自然にするなんぞ、理解できてたまるかよ!という思いもあります。しかし果耶さんの和装は尊い!浜辺美波さんと二大和装美女だなあ。

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のびた

4.5格之進の生き方に涙…。

2024年6月9日
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泣ける

知的

難しい

草薙剛さんのドラマや映画は、自分自身の深いところに問いかけてくる作品が多く、好んで観ています。
今作は、日本人の美点を改めて感じ、久しぶりに日本人であることを誇らしく思いました。

囲碁のルールは知らなくても、この映画は楽しめます。
囲碁は、対局時の言葉によらない交流や、タイトルになっている「碁盤切り」のために不可欠な要素だったのでしょう。
碁盤を切った時、格之進は、おそらく初めて、己の信念に支配されることなく、自分の行動を選択できたのではないでしょうか。

日本人の美点であり、欠点は、場や他者に対する共感能力の高さです。
民族も文化も言語も教育レベルも様々な外国では、イチから全部表現しないと、目の前の相手に自分の想いを伝えることはできません。
日本は、以心伝心が奇跡的に機能しているホントに稀有な国です。
反面、自分を貫くにはかなりな精神力を要しますが。

自分の信念を貫くことと、他者を慮ることのバランス。
格之進の生き方を通して、そんなことを考え、自分自身を振り返りました。
お互いに影響しあって生きている世界で、まずは率先してよい方向に変わろうと思いました。

ノベリティが、今までで一番しょぼくて、ちょっと笑いました(*^▽^*)

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のりたまちび

3.0真面目過ぎるのも…

2024年6月8日
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単純

幸せ

決して私が真面目ではないという訳ではないが、真面目過ぎる武士や家臣に巻き起こった話
題名はそのまま場面にも出てくる
分かりやすすぎて、先が読めてしまい面白さ半減
18×2にも出演している女優は、時代劇にはちょっと似合っていないような…
最後は自分が不幸にした人達を助けにいったのかな?
隣の女が終始ビニール袋をがさがささせてモノ食っていたりで集中できないのもあったけど(死んでくれ…)、響かなかった

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ろくさん

4.5素晴らしい脚本と演出の時代劇。見て良かった

2024年6月8日
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興奮

プロットがよくできていると思ったら、落語が元になっているのですね。でも、落語そのままではなく、主人公柳田格之進、お絹、萬屋らの人情に共感できるように修正されていて、良い脚本だと思います。柳田格之進の武士らしい抑制的なキャラクターが時代劇らしい魅力を感じます。さらに、囲碁と武芸、美術の目利きの能力が高いという設定が話の展開を面白くします。
宿敵の柴田兵庫を斬らねば、と考えて捜しに出る理由も共感するし、捜す手がかりもうまく設定してあるし、期限を切られているところも緊張感が増します。タイトルの「碁盤切り」の場面は、本気で自己犠牲を申し出ていると感じて、涙が出ました。

夜はろうそくの灯だけの薄暗い場面が多く、そういう時代なのだとリアリティを感じます。ヤマ場の殺陣でも刀を突き刺す場面が入っていたり、一太刀だけでは死なないという場面もリアルでした。吉原の格子の中にもいろいろなレベルの女郎を描いていているし、表だけでなく裏の面も描いていて、実際にこんな感じだろうなと思いました。監督の白石さん、素晴らしい。

囲碁がわかるともっと面白いのかもしれませんが、時代劇の面白さを満喫できました。

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p.f.naga

3.5草なぎさんのあの硬さとやわらかさが混じりあった独特な佇まいと存在感...

2024年6月7日
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草なぎさんのあの硬さとやわらかさが混じりあった独特な佇まいと存在感はやっぱりすごいなあとおもう。清原さんもすみからすみまで凛としていて、とてもよかった。小泉今日子さんと市村正親さんがもっと大暴れしてくれてもよかったけど。
ストーリーがどうこうというよりも、時代的、サムライ的な価値観がよく理解できなくて、それでいいのか・・・とおもうところもあったけど、じんわりとした緊張感のあるよい映画でした。
『パシフィック・リム』以来の不自然な富士山がちょっとだけおもしろかったです。

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kikisava

4.0あら!

2024年6月7日
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特にあまり興味もなく、軽い気持ちで観に行ったら、意外や、面白かった
草薙くんは別に好きではないけど、役がよくはまっていました
時代劇として、普通によい映画でした

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まさき

4.0あれこれ盛り込んで複雑にしつつも時代劇の型を守ること。

2024年6月7日
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2024年。白石和彌監督。過度な公正さを求めすぎて逆恨みされ、彦根藩を追放されて浪人となった男は娘と二人、江戸で貧しく生活している。碁の腕前は一流。碁打ちとして出会った大金持ちと心の交流を含めた交際を重ねるが、大金横領の嫌疑をかけられ、娘は金をつくるために遊郭に行く決意をする。同じ時、亡き妻の死の真相を知った男は敵討ちの旅に出る、、、という話。
とにかくあれこれ盛り込まれている。物語も映画設定も一筋縄ではいかない複雑さ。複雑さを受け止める人物造形にするために、主人公は複雑怪奇なキャラクターになっている。
キャラ→公正さを求める冷静沈着な男はそれが行き過ぎて我を忘れて逆上する。自分の正義に迷い、敵役の戯言を真剣に受け止める。人間関係→碁を通じて出会うソウルフレンドを殺すほど憎む。しかもまた赦す。かつての部下、遊郭の女主人、賭場の親分など周辺に義理人情に篤い人物群。物語の設定→敵討ち、碁の勝負、金と人情。映画ジャンル→時代劇、タイムリミットと複数展開。

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文字読み

4.0よき

2024年6月7日
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映像が美しい、かつ俳優陣が素晴らしい時代劇。現代とは価値観が違うが…

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とん

2.0結末に納得できずにモヤモヤ

2024年6月6日
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なかなか面白い切り口の物語でした。
ただ、草彅さんにはまだきつい役柄だった
ような気がします。
おなじく斉藤さんも。侍の持つであろう
葛藤ってのと重みってのが伝わらないんです。
國村さんが素晴らしいので悪目立ちしちゃいました。

それと、本作ってどこに比重を置いているのか
良くわかなくなってしまったんですよね。
一体の作品のテーマは何だったのか?と。
あの命を懸けた決心はなんだったんだ?と。

主人公が己のポリシーを曲げてまでやりたかった
ことって「それなの?」とかなりのポカンとなってしまった
ラストの展開がその原因です。
さらに「相手はその人?」って。

親子そろってどれだけ柔軟になってんだよ!って。
それで一気に冷めちゃったなぁ…。
あの展開はひどいですよ。

それと、草彅さんも斉藤さんも殺陣、
もっと練習してほしいです。時代劇やるなら。
殺陣の説得力って大事だと思うのです。

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バリカタ

4.5観るべき作品!

2024年6月6日
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泣ける

楽しい

幸せ

全てのキャストが本当に上手い!
映像も時代を丁寧かつ繊細に表現していて、さすが職人技!と感心します。
囲碁がわからなくても十分見応えあるし、わかればなおさらかも。

素晴らしい作品なのに、上映回数、観客が減っているのが残念。
時代劇、囲碁というのが、地味な印象を抱かせ、観る興味を起こさせないのかな!?
そういう私は、もともと草彅剛ファンなのが観るきっかけに。
きっかけは何であれ、映画館に足を運んで、観てもらえれば、後悔しない、観て良かった!と思ってもらえる作品だと思います。

先日「おいごばん」して、気がついたこと。
市村正親が演じる長兵衛が運営している碁会所に出てくる俳優さん、ミッドナイトスワンで中学校の先生役の方でしたね(^^)
また「おいごばん」して、新たな発見が楽しみ♪

個人的には、剛くんが昔お世話になったキョンキョンと共演できたことに感無量でした!

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まいまい

4.0時代劇はこうでなくちゃあ

2024年6月6日
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泣ける

興奮

幸せ

喜怒哀楽カタルシスありのエンタメ映画。
草彅剛の文語調的な芝居が大変好感が持てる。
なんだかんだでええ声俳優の出演が多い映画である。

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Ninetendo

4.0静の時代劇

2024年6月5日
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鬼平犯科帳が娯楽時代劇で動なら
こちらは静なのかな…。

冤罪の真実を知ってからの
浪人・柳田格之進のフツフツと煮えたぎる
怒りの心の中は動でした。
その静から動へ変わる心の動きが、
草彅さんの目に現れていて、ゾクゾクしました。

心に残るのは、
萬屋源兵衛と嘘偽りなく囲碁を打つ
穏やかな場面の美しさに、
なぜだか涙がこぼれてしまいました。

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hkr21

5.0シブい

2024年6月5日
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カッコいいじゃなくてシブかったです、昔のクリント・イーストウッドの作品みたいに主人公がシブいなぁって思いました。

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kobackhome

5.0素晴らしい、のに。

2024年6月5日
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草彅剛と清原果椰が親子役。
それだけで充分、映画館で観るに値する。

最近NHKでおちゃらけた草彅氏を何度か見かけたけど、やっぱりこの人の演技は良い。
清原果椰も、ちゃんと調和してる。

なのに、上映回が少ない。お客さんも少ない。公開前は壁一面にポスターがどーんと貼ってあったのに。来週からはあちこちの映画館で1日1回だけ。
なんでだろう。確かにちょっと間延びしてるところと、もうちょい見せて欲しいところとあったけど。
デート向きじゃないから?
碁がわからないとちょっと難しいから?
漫画が原作じゃないから?
2次元、3次元の押しが出てないから?

もったいないなぁ…だったらテレビのスペシャルドラマとしてでも、もっと多くの人に見てもらいたい。

「推し」が出てないと映画館の観客動員数が伸びないなら、映画俳優は存亡の機ですな。

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ミズ、ハル

4.0ある過去をもった浪人侍の物語

2024年6月3日
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普段はおとなしい印鑑作りの浪人侍。
唯一の趣味といえば碁をうつこと。
その碁によって過去の藩にいたころの事件が動きだす。そしておとなしい浪人侍にある嫌疑がかけられ大金をつくるために自分の娘を吉原に売る羽目に!期限は大晦日まで。おとなしい浪人侍の戦いが今!はじまる。
ストーリーも素晴らしいので是非とも劇場にてご覧ください。

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流浪の旅人ぱぱや

3.5なんだかんだで楽しんでしまった

2024年6月3日
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この映画の原案が古典落語と後で知って驚いた。たしかに人情噺として成り立っているところもあるから納得はできる。ただ、いろいろと受け入れがたいこともあった。時代劇はその時代の考え方や精神性が受け入れにくい時がある。厳しい上下関係、メンツの重要性、厳格な御上への忠心。こうした武士道における違和感が強く表現されてしまうとダメだ。剛くん演じる格之進の言動に違和感を覚えてばかりだった。
いや、時代劇なんだし、という割り切りはできているのだが、それでも入ってこない。真面目すぎるぐらいの厳格さ。いや、それはわかるのだが、だからといってという行動に出てしまう。所詮武士はカッコつけの世界なんだよな。
人情噺としての流れと、復讐劇としての側面があって、個人的にはその復讐劇を楽しんだ。まぁ、この復讐劇の方もなかなか強引な話ではある。結婚までのすっ飛ばし方も驚きの展開。いろいろと時代だなぁ。モヤモヤしつつも、意外と楽しんでしまったのだからあまり文句は言っちゃいけない(すでにかなり言ってる気もするが)。
最後に、清原果耶のことを触れずにはいられない。彼女は素晴らしかった。またもや、いろんな演技を観ていきたいと思わせてくれた。

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kenshuchu

5.0久しぶりに秀悦邦画を満喫しました

2024年6月3日
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現代社会は行き交う情報やツールの量とスピードが目まぐるしい中で、久しぶりにストーリーと時間の移ろいをじっくりと噛みしめることが出来て、これぞ邦画という感が強いものでした。登場人物それぞれは確たる考えがあって、安直に流されないのだという信念が碁と通じるところがあるなと気づきました。黒澤明監督の「生きる」と双璧で、子や孫や知人に勧めたく、加えてこれらは是非、映画館の大画面でCMをはさまずに観ていただきたいと思います。

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赤羽のプリンスおやじ(1960年生まれ)

4.0武士道のかっこよさ、草薙君と良くあっている。

2024年6月3日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

単純

興奮

・曲がったことが大嫌い、武士道のかっこよさが素晴らしい。(人生においてはやはりある程度柔らかな対応も必要だが、ここまでいくとかっこいい。)
・清原果耶が美しい!!
・すごく見やすい時代劇です。

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ノリスケ