「四角張った武士の懺悔」碁盤斬り のっぽさんの映画レビュー(感想・評価)
四角張った武士の懺悔
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丁寧に作り上げた上品な時代劇でした。
出演者の皆様好演されており、國村隼・小泉今日子さんがよかったです。
囲碁のシーンが多いので、その知識が有る方が楽しめます。
映画である様に、江戸時代に老若男女が囲碁に親しんでいたのでしょうね。
50両の紛失や年の瀬や身売りなど、古典落語を元にしたシナリオでした。
落語の登場人物は変人や粗忽者が多く、落語家が「説明やツッコミ」を交えて演じるので、強引なストーリー展開でも良いのですが、この映画にはありません。
主人公の柳田格之進の人となりをわかってもらえる様な、演出がもう少し多ければよかったと思います。
年末の廓の大門前のシーンを、登場人物を増やし膨らませてほしかったです。
源兵衛と弥吉の互いを庇い合うシーンが好きです。
題名バレしていたのは、お愛嬌です。
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