「美味いおにぎりのような作品」碁盤斬り 小太り爺さんさんの映画レビュー(感想・評価)
美味いおにぎりのような作品
美味いおにぎりは力を入れず空気をよく忍ばせ、食すおりにほどけやすいように三度だけ握るとか。
テレビの時代劇とは違い派手な立ち回りも少なく、時代考証も細部までこだわりぬいた仕上がり(とりわけ昼夜の室内の明るさが)は、力が抜けたようでいて力の入った作品に感じました。
だがしかし、ひねくれ者のわたしにはやや物足りなさはありました。
落語が元ネタゆえか善人が多すぎるのと、熱演には違いないが草彅剛殿の声の高さに若干の違和感がありましたね。
わたしごときのそこを、差し引いても丁寧に創られた志高い良作には間違いございません。
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小太り爺さんさんのコメント
2024年5月25日
トミーさん、コメントありがとうございます。草彅くんの役者てとしての力量は認めた上で、それなりの剣客であれば腹から出る低い声ではないかと思ってしまいました。