「誇りと驕り」碁盤斬り Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
誇りと驕り
無実の罪で彦根藩を追われ江戸で娘と2人で暮らす浪人が、自身に汚名を着せると共に妻を死に追いやった相手に仇討ちをする話。
実直な碁を打ち清廉潔白な暮らしをする主人公が、碁会所で知り合った両替商と親交を深める様になる中で、彦根藩の藩士からかつての冤罪が晴れたことを聞かされる中、新たな嫌疑がかけられることになって行くストーリー。
碁の知識なんかこれっぽっちもなく碁盤斬りってなんぞや?太刀盛りならわかるけど…という状況で観賞したけれど問題なし。
萬屋との対峙とかその後の関係とか小気味良いし、お庚もそんなヤツいるか?レベルだけどいい味出しているし、実直な主人公に真摯に向き合う人たちとの人情物語がとても良い。
そして徹底的に敵役な六尺の大男…これもまたわかり易くて安心してみられる時代劇という感じ。
50両の話しと仇討ちの話しは繋がりがなくて若干チグハグな感じはあったけれど、わかりやすくてとても面白かった。
コメントする