コカイン・ベアのレビュー・感想・評価
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素晴らしかった
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クマがコカインを吸って人を襲うだけのパニックの一点強行ネタ映画かと懸念があったのだけど、犯罪要素や家族、友情などそれぞれのテーマが自然に混ざり合う素晴らしい構成のシナリオで、演出も面白い。何よりクマが無慈悲で最高だ。特に森林保安官みたいな小屋の場面がドキドキした。もっと怖くてもよかった。
子どもがコカインを食べて「質が悪い」と言っているのが面白い。ヘンリーもディーディーもかわいい。もっと見たかった。
黒人のヤクの売人が背中を刺されて、指を二本失ってその上肩を撃たれて、想像するだけでつらい。オレならどれか一つだけでも家に帰る。
映画を見る楽しみの一つが、麻薬でラリッている様子を見ることでもある。人がラリッているのは冒頭の飛行機の場面で、素晴らしいラリっぷりで、熊がおかしくなっているのも面白かった。
『グッドフェローズ』でもコカインに振り回されていたレイ・リオッタがすっかりおじいさんだと思ったら、実際に亡くなっていた。そう言えばそんな訃報があったような気もするけどすっかり忘れていて驚いた。
強いてよくないところをあげれば、犬好きの刑事の部下がレイ・リオッタと通じていたのはとってつけた感がある。
去年見た『ナルコス』と言うドラマで、パブロ・エスコバルがコカインをアメリカにせっせと密輸していたことがこの時代の背景だ。
これまでいろいろな熊作品に触れてきた中でもかなりの上位で面白かった。
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