「予定調和で終わり残念」ミンナのウタ 鶏さんの映画レビュー(感想・評価)
予定調和で終わり残念
マキタスポーツが出演するというだけの理由で観に行きました。ホラーらしいということは聞いていましたが、ほかに誰が出るのかも知らず、また映画が始まってからもマキタスポーツ以外顔と名前が一致する人はゼロ(笑)冒頭のクレジットから、男性のアイドル歌手グループが、本人役で出ているらしいということは分かりましたが、それがEXILEの仲間(?)であるGENERATIONSというグループの人達であることを知ったのも映画が終わってから(笑)通りで若い女性の観客が多かった訳ですね~
肝心の映画の内容ですが、怖がらせ方はそこそこ良かったと思います。薄っすらと見え、現われては消え、消えては現われる怨霊の見せ方や、不気味な音は結構ゾクゾクしました。ただ正体不明のカセットテープが物語のキーになっているというのは、なんだか「リング」っぽい感じだったので、ちょっと既視感が漂いました。
一番残念だったのは、アイドルグループは傷付けないという絶対的なルールがあるように感じられたこと、そして怨霊に「寄り添う」ことで問題が解決してしまうこと。GENERATIONSファンなら楽しめたのでしょうが、彼らを全く知らない者にとっては、予定調和を見せられただけの感じがしてしまいました。
目当てのマキタスポーツも、実質主役と言っても良い役柄だったものの、怨霊との関わりの割に問題解決に果たした役割はイマイチで、ちょっと煮え切らないままエンディングを迎えてしまいました。
そんな訳で、評価は★3としました。
コメントする