「王道だけど後味のいい恋愛映画。控えめ女子が掴み取る結末。」交換ウソ日記 あおねるさんの映画レビュー(感想・評価)
王道だけど後味のいい恋愛映画。控えめ女子が掴み取る結末。
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この手の王道ラブストーリーはどうしても誰と誰が結ばれるのかが観る前から分かってしまう部分もあり気持ちの盛り上がりに欠けてしまうことが多いのですが、この作品は描き方が良かったです。
まず嫌味なキャラクターがいない。
そして王道ではありつつも、互いに違う形の不器用×不器用な二人が嘘に始まり、嘘に翻弄され、けれどその嘘があったからこそ迎える結末。嘘を題材にしているところが活かされていて非常に良かったです。
恋するきっかけはそこかしこに落ちていて、恋愛はいつどんな風に想いが変わっていくか分からないものですよね。
主に学生ものの恋愛映画においてはパターンが統一されているため、よりキャスティングが重要視されると思っています。
自分は特撮オタクなので高橋文哉さんのお芝居を拝見したく鑑賞しましたが、熱血でズッコケたキャラクターのお芝居のイメージから入った自分の場合、クール且つ不器用なキャラクターのお芝居もお上手で素敵でした。ヒロインの桜田ひよりさんは子役時代から様々な作品で拝見しておりますが、スリル系ハラハラ系の作品に出演していることが多いからか怒りのシーンや泣いているシーンなどをよく拝見してきました。その時からどんなお芝居も器用にこなす女優さんだなとは感じていましたが、この作品でも涙のお芝居が凄く良かったです。
ここ10年程はラブコメで元気いっぱい!って感じのヒロインが多かったように感じますが、昨今はハニーレモンソーダなど少々気弱で控えめなヒロインが活躍する作品が流行っているようですね。
キャストの皆さんのお芝居が全体的に素敵な映画でした。
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