「自分宛じゃないとわかったら時点で親友に話す、じゃ物語にならないのはわかるが・・・」交換ウソ日記 りあのさんの映画レビュー(感想・評価)
自分宛じゃないとわかったら時点で親友に話す、じゃ物語にならないのはわかるが・・・
女子高生の黒田希美は、移動教室の机の中で、好きだ、と書かれたメモを見つけた。サッカー部で女子にモテモテの瀬戸山潤からのもので、希美はイタズラかと思いながら返事を書き、瀬戸山の靴箱に入れた。その後、お互いを知るため、という事で2人の交換日記が始まったのだが、実は瀬戸山からのメモは、希美ではなく、親友で生徒会長の松本江里乃宛てのものだった。その事を知ってからも、希美は瀬戸山とのやりとりが楽しくて、本当のことを言い出せず、松本のふりして交換日記を続けてしまった。瀬戸山の事を知っていくうちに、好きなバンドが一緒だったり、祖母や妹思いで優しいなど、瀬戸山のことを好きになっていった。希美は、本当のことを言わないと、と思ってるうちに・・・松本に秘密を知られ・・・、さてどうなる、という話。
好きだ、の対象が自分じゃなかったとわかった時点で、松本にメモと日記を渡すのが普通じゃない?親友なんだし、なんて観てた。それじゃあ物語にならないのはわかるし、瀬戸山くんが良いな、って思ってたから続けたかった、のもわかるが、いずれバレるのはわかりきってるのだから、ウソの交換日記を続けた理由について、もっと納得できるようにして欲しかった。引っ込み思案の乙女の言うに言えない恋心、なんだろうが、序盤から違和感だらけだった。
その後の展開もありきたりだし、ほとんどハラハラもドキドキも無かった。
希美役の桜田ひよりはオタオタしてる所などは的役だったとは思うが、英語が1番、以外にもっと魅力的な面を描けなかったのかな?
ヒロインが魅力的じゃないと青春ラブコメは面白くない。
松本役の茅島みずきは背が高く、バスケ姿もカッコよかった。
個人的には桜田ひよりより茅島みずき推しです。