おまえの罪を自白しろのレビュー・感想・評価
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政治家のリアル
孫娘の誘拐まではなかなか起きないと思うが
細かいところで政治家のリアルが感じられる
テンポも良い
登場人物も多数なので
それぞれの立場から観たらまた違った見え方ができそう。
人間模様が大変面白かった。
重い題材も最後は爽快感さえ感じられる疾走感
政界に渦巻く闇と誘拐事件という重い題材をテンポ良く駆け抜けていて、誘拐事件のタイムリミットを共に体感しながら政界の駆け引きに引き込まれて行く。
スピーディーな展開の中でも登場人物の感情描写はしっかり描かれていて、多くは語らずとも役者さん達が表情で上手く表現していて皆さん素晴らしい。
特に幹事長と晄司の対峙シーンには唸った。
意外な犯人には驚き、その背景に真の犯人は?と考えさせられる。
政治家家族の物語でもあるが、最後は、そう来たか!と爽快感さえ感じる。
削ぎ落とされて丁度良い長さに上手く纏められている。
その分展開が早く見落としている部分もありそうで、もう一度観てみようと思う映画だ。
想定の「さらに先」がある作品
想定の「さらに先」がある、スピード感ある作品でした。2時間もなくあっという間。様々なおじさま俳優がこれでもかと、一瞬の出演でも光る演技でさすが。(日本の政界がおじさまだらけだからこうなるのですが)中島健人くんは若さと実力の両方が出ていて、これからの作品が楽しみ。
俳優陣の層が厚く、見応え十分
俳優陣の層が厚い。腹に一物も二物も抱える政治家を演じるベテラン俳優陣は、それぞれの顔に(役柄の)人物の人生が作り出した老獪さを見せている。中でも角野卓造さんが印象深い。平泉成さんの登場は周りの空気が変わる。正義感が強く真っ直ぐでまだ“青さ“が残る主人公は、あの老獪な魑魅魍魎が跋扈する世界で、いい意味で浮いている。そこで見せる彼の狡猾さ。熱い正義の中にある狡猾、中島健人さんが見事に演じている。子役の恋和ちゃんには本当に頭が下がる。スピード感ある展開で一気に見せているので、政治・事件が絡み合うストーリーを難しく感じさせることなく、エンタメに仕立てているのもすごい。
父と息子の物語
タイムリミットサスペンス!を期待すると違うかもしれません。その要素もありますが、それよりも父を(色々な方法で)乗り越えていく息子の物語だと思います。
息子が覚醒する瞬間の中島健人さんの演技に脱帽。脇を固める俳優陣も裏切らない演技力で楽しめました。
また、展開もぽんぽんと早いので中弛みしません。観賞後あれはこういうこと…?と自分の中で色々と想像したり人と話したくなる映画です。
骨太な役者さんが演じる大人の駆け引き
まず堤真一さんを始め、平泉成さん、角野卓造さん、尾野真千子さん等、出演者が想像以上に豪華です。政治&ミステリー&家族愛をその役者さんたちがとても丁寧に演じられていると思います。登場人物、全員に各々の思惑があり、それが複雑に絡み合って最後の結末に繋がります。ラストの堤真一さんの独白に驚きがあり、伏線も綺麗に回収されまとまっていたと思います。飽きずに最後まで見れました。
主役の中島健人さんは、ただの正義感あふれる青臭い青年かと思いきや、後半では彼にも隠し持ったしたたかさや駆け引きがあり、その二面性に驚きました。演技もとても上手かったと思います。エライザさんも母親の演技にはこちらも少しほろりとするところがありました。
後半の角野卓造さんと中島健人さんのシーンがとても良かったのでもっと見たかったですね。
面白かった
純粋に面白かった。
清濁併せ呑む世界…。
小説も読んでみようと思う。
あまり関係ない話ですが、
自分が新入社員だったとき、「会社には食わせてるやつと食わせてもらってるやつがいる。食わせるやつになれ」と言われていた。
やむを得ない理由がある人はいいが、政治に、だれかに、助けてもらうのではなく、人を助けたり役に立ったりできる力を持てるように、努力とチャレンジをし続けようと思った…。
悪意ない出来事に、人生を潰されない強さを持ちたい。
後半の展開すごい!
スピード感とテンポが良くてあっという間の101分。
だけどすんごい見応えのある内容で最後までどうなるの!?って感じ。
キャスト陣もめちゃ豪華で政界の重苦しい感じが出ていた。主役の中島健人くんも浮くことなくちゃんと議員秘書だった。だけど彼の持つ天性の華やかさ?は重苦しくて汚い政界をなんとかしてくれるんじゃないかと思わせるものがあった。
しっかり見ごたえがありつつテンボも良かった
重たくなりそうな内容なのに中だるみすることなくどんどん展開が変わっていって時間を感じなかった。自白したあとも問題解決とはならずどんな着地になるのかとハラハラした。どっしりした内容もありつつ若者でも見やすいストーリー構成だと思う。オススメ
大人のエンタメ映画 実は家族の物語
わかりやすく全てをセリフにのせず物事や感情の機微を俳優さんの表情から読み取る必要がある作品で非常に見応えがありました。
故に俳優さんたちの解釈が素晴らしく演技力が光っています。
単純明快ではないストーリーがテンポよく進む中自身の目と耳、頭をフル稼働する久しぶりの感覚にわくわくしました。
社会派サスペンスと謳っていますが事件を軸に親子の絆や複雑な関係性を感じ取れる家族の物語でもあり、上映後は今の自分の立場から登場人物に思いを馳せてしまいました。
表情を確認するためにもう一回見たいです。
家族の物語
皆さんもレビューに書かれている通り、中弛みもなく疾走感のある展開であっという間にラストまで持っていかれます。
前半とにかく威厳があって高圧的な清治郎。
それに反感と鬱屈のある次男・晄司と長女・麻由美。
宇田家の為にと動く長男・揚一郎。
政治の話ではあるけれど『宇田家』の物語として見ると家族の表情が変化していくのがよく分かる。
個人的には長男に感情移入して辛かった!
ラスト。晄司と清治郎の表情が始まりと違いすぎて凄い。堤真一さんと中島健人が圧巻かな。
テンポ良く面白い!
キャストは政治家の男性ばかりの中で母親役の池田エライザさんに共感して前半から泣きまくり…。政治家一家に生まれて来た子たちの人生いろいろと考えさせられた。
エライザさん、まだ若くて母親役には早いかと思っていたけど娘を思う母役を違和感なく演じていて胸が締め付けられた。
主演の中島健人さん、いつものアイドルオーラを消していて、すっかり敏腕議員秘書だった。彼が演じるからこその疾走感!スゴく良かった。
ラストの爽快感!この続きもまた観てみたい!!観て損は無し!!
最初から退屈しない!
特に前半のテンポがとてもよく、後半のオチの部分よりもなんなら話の前半の方がおもしろいではないかと個人的には思います。
俳優陣もみんなそれぞれ良い味を出しており、安心して観ることができます。
単純におもしろい!と観終わった後に思える作品でした。
原作未読です。
予告を見る限りサスペンス要素がもっと強いのかなと思っていましたが、テンポの良いエンタメに仕上がっていました。
欲を言えばサスペンスと謳うからにはもう少し時間長くしてでも、談合や癒着、事件の背景を詳しく描いて欲しいなと思うシーンもありましたが、テンポ感が良かったのでそっちを優先したのだと思います。それはそれで一気に引き込まれ、飽きることなく最後まで観られたので正解だったのでしょうね。
人の欲望と駆け引き、家族愛が絡んでいて、エンタメ感ありつつ考えさせられる点がたくさんあります。
あとは、元々大好きな俳優さんですが、やはり堤真一さんの演技が素晴らしかったです。主演の中島健人さんも、脇を固める俳優陣も本当に豪華で見応えがありました。
原作を読まずに行ったので、現在を読んでからまた観たいと思います。
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