「違った意味で面白い作品」ノートルダム 炎の大聖堂 zem_movie_reviewさんの映画レビュー(感想・評価)
違った意味で面白い作品
IMAXカメラで全編撮影ということでIMAXレーザーで鑑賞。チケット買った時にGTレーザーじゃないと・・・と気付く間抜けぶり。
以下、雑感を箇条書きに。
・フランス人のダメなところのオンパレードで乾いた笑いしか出てこない。公共心や道徳の希薄さ、防火体制、宝物管理、工事施工管理、施設メンテナンス、ID管理、消防隊の能力などなど。今まで、焼け落ちなかったのが奇跡だねえ。が、最初の感想。これはフランスに住むと植え付けられるDNAみたいなもんかもしれない。なんどもドイツに蹂躙されるわけだ。
・マクロンがただの迷惑な野次馬。さすがだw
・自分はノートルダム大聖堂に行ったこともないし写真でも建物ぐらいしか観ていないのでどうやって撮影したんだろうか、と気になるくらい切迫感とか危機感とかが伝わってきました。時折、当時のニュース映像等交えてどこからどこまでが分からない感じでした。
・立場が上がるほどダメなやつだらけ。一番、まともなのが当日職についた警備員。逆に、当日だったから職務に忠実だったのかも、とも思わなくもない。現場の消防隊は責任感もあって勇敢なんだけど、どっかが抜けてた印象。なお、日本なら法隆寺や白川郷の消防訓練(みていて頭に浮かんだ)とかニュースになるくらい風物詩化しているけど、フランスは明らかにやってないよな。というくらいダメ過ぎる。
・祈りは一流w
あと、チェルノブイリ原発事故の映画がありましたが、あれはよりは対策としてはマシでした。あと変な人間模様もないので純粋に事件、事象のことに興味があるなら面白いと感じることでしょう。そうでないなら退屈かもしれません。