「今のプー様と昔のプー様。」プーチンより愛を込めて masayasamaさんの映画レビュー(感想・評価)
今のプー様と昔のプー様。
ウクライナ戦争が始まり、このおっさんに改めて興味が湧いた。エリツィンとの関係もわかりやすかった。
昔を懐かしみ、その復興を夢見る人、プーチンや故安倍氏はそこに良い思い出や憧れがある人だ。だからそれを維持するために強硬な手段を使うことになんの躊躇いもない。多かれ少なかれ巨大な国を纏めると言う事はそういう部分が必要だとは思う。
問題はそのやり方と、考え方だ。
プーチンは間違いなく強いソビエト時代を愛する愛国者ではあるが、ウクライナに関しては元カノに一方的な愛情で付き纏うただのDV男になりさがった。
さて映画は夢や希望に満ち溢れた初々しいプーチンが見れる。強力な後ろ盾があるせいだと思うけど堂々としててカッコいい。
民主化されて浮かれていた国民がマスコミや企業を皮切りにどんどん統制されていく様は日本の最近の状況を思い出し、いやな汗がでた。当時の側近達も去っていく。まとめは旧国歌復活問題だったが歌詞を変えた事でプーチンとしてはかなり譲歩したつもりだったのだろう。
しかしよい記憶として残る人が居るように、最悪の記憶として刻み込まれている人達も居るのだ。
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