ジョーカー フォリ・ア・ドゥのレビュー・感想・評価
全769件中、121~140件目を表示
5分に一回くらいミュージカル
ワンピースフィルムレッドでも事あるごとにウタのミュージカルが始まってうんざりしてたけど
ジョーカーでも5分に一回はミュージカルが始まってため息しかでない。
ミュージカル映画が悪いわけじゃないけど
個人的には前作との落差とジョーカーはこうじゃない
で頭いっぱいだった。
別路線で作り直してほしい
これが人生というのなら、一体どうすればよかったのか
映像・演出・演技(20)
ホアキン・フェニックスの怪演とレディ・ガガの歌唱力は間違いなく垂涎ものであろう。ただミュージカルシーンがやっぱり多すぎる気がする。
15点
世界観(20)
ある種、現実以上に救いのない世界観。
15点
脚本(20)
個人的にはこの作品をエンタメとして分類していないので問題はないと思うのだが、ミュージカルを挟みつつローテンションでゆっくりとラストに向かって進むストーリーは退屈に感じる場面があった。
13点
キャラクター造形もしくは心理描写(20)
『ジョーカー』そして『アーサー』としての面を持つ決して認められることのない彼の心情を、前述したミュージカルシーンと名俳優を使いつつ見事に表現したと考える。
15点
メッセージ性(20)
前作と一貫したものを感じる。ここで語る意味は特になさそう。
20点
総評
作中で登場した彼の弁護士の言葉を借りるのなら、この物語はまさしく『悲劇』以外の何でもないだろう。作中の、そして私も含めたこの作品を観た大衆には彼の一側面の一つにすぎない『ジョーカー』を望まれ、『アーサー』としての彼はすり潰される。しかし、弁護士の言う通り『ジョーカー』を殺し、愚かで哀れな『アーサー』として精神病患者としての生を全うするのが彼にとっての幸いなのだろうか?そもそも誰も彼も殺さずに抑圧されたまま涙を流し、ピエロとして生きてゆくべきだったのだろうか?
この問いの数々は決して解決されることのないものとして、言語化されないままラストまで彼の頭いっぱいに渦巻いていたのだろう。エンディングが流れる間際の、彼の独特な表情の真意をぜひ知りたいものである。
ジョーカーが登場する他作品に明るくないのと、救いのない話は個人的に嫌いではないので高評価をつけた。2作を独立した作品として評価すれば間違いなく名作に該当すると考える。どうか映画館に足を運んでみてほしい
78点
ミュージカル・ジョーカー
色々と噂があったので、これはこれでまあいいんじゃないかと。
知らなくて、前作のイメージをそのまま期待して観るとガッカリ感はありますが、、
私はアニー以来、レディガガの歌声も期待していたので、なかなか良い仕上がりになっていたのかと思います。
ただ、ジョーカーと言うより、アーサーでしたね。
ピエロメイクの下の悲しい瞳が印象的でした。
アーサー強め
低評価は映画の評価じゃない!気になる人は見て欲しい
ミュージカルではなく純粋なホラー映画
ジョーカーとハーレイ・クインの悪事で馬鹿騒ぎ、エベレスト級の山を作る…たしかに期待していた。だけどそれは無かった。ここまでは全然良い。
ただ歌が多過ぎて、早い段階でもう歌うな!とキレていた。映画で人が歌い出して、気持ち悪くなるのは初めて。楽しいシーンが始まると思うと歌が始まり、はい妄想でした、これの繰り返し。拷問の手法かな?
結果ミュージカルではなく純粋なホラーだった。誰一人、アーサーの味方はいない。一人の優しい男が殺人を犯し狂人と祭り上げられ、誰も彼の話を聞くことなく死んでいく。
薬はずっと飲んでないって言うところ、一番カッコ良かった!
あと冒頭のタイトルが出るところ、看守の傘選びのセンスは賞賛に値する。
映画館で観てる時はお金返せって思ったけど今は観て良かったかな、とは思う。ただ4DXの料金は返してほしい。意味あった??
ジョーカーとは何だったのか
【ジョーカーとは何だったのか】
『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』は期待外れの映画だった。
社会的弱者が悪のカリスマに変身して更なる大暴れをしてくれるのを多分世界中の人が期待していたのだが、それは裏切られた。
ではジョーカーとは何だったのか?
ネットでいろいろな人の考察や感想を聞いて、そこそこ腑に落ちた。
有識者の考えを自分なりにまとめてみる。
『ジョーカー』
心優しい頭の弱い男が社会に追い詰められ凶悪犯罪を犯し、神として世間に祭り上げられる話。
『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』
神に祭り上げられた頭の弱い男が、一生懸命神を演じようとするがやっぱり無理で自滅する話。
ミュージカルシーンにも理由があって、現実が苦しいアーサーにはミュージカルの妄想しか救いがなかった。
可哀そうなアーサー。(;_;
『ダークナイト』
数年後アーサー信者の誰かがジョーカーになり、そのころには成長したブルース・ウェインがバットマンになっていたという流れ。
こう考えると、ジョーカー二作品はバットマンの前日譚として、とても良くできた物語であったと思える。
アーサーとジョーカーを演じ分けたホアキン・フェニックスの演技力が物凄かったらしいが僕にはよくわからなかった。
2回目を観るといろいろわかるのだろうが、そこまではしなくていいだろう。
レディー・ガガが美しかったのでALL OK!ってことで。
(^_^
そもそもジョーカーという存在を知らなかったら
作品中に出てくる「ドラマ」がもし私たちの知る前作なら?
そう思ってしまう程、前作との視点の変化に少し戸惑いを感じる部分はある
前作がジョーカーという崇拝される存在の誕生を描いたものであるならば
今作はアーサーという1人の男を描いていた
随所に描かれる、子供のように裸にされ、髭は伸び、排泄や性欲もある人間としての日常が、彼をただのアーサーに引き戻していく
それが重なるたびに、彼がただの1人の人間だというギャップが私たちの知る「ジョーカー」というキャラクターの間に生まれていく
ただ本当に作品としての徹底した細やかさに感動してしまう
最初に描かれる印象的な肩甲骨
前作の流れを引き継ぐのであれば、タバコを吸う際に使うのが右手ならばアーサー、左手はジョーカーということになる
となれば、最初のカットから歪んだ左側の肩甲骨がこれから始まるアーサーの中になあったジョーカーの崩落を意味しているようにも見えるのだ
前作でゴッサムで生まれたものは、ジョーカーという概念であって
アーサーという人間ではなかった
彼は自分という存在を世間に認知して欲しいだけだったのに、人々はジョーカーしか求めていない
アーサーの最後まで他人を想う心は確かにあって
今まで見せることのなかった笑顔が本当のアーサーだった
今作で何よりも恐ろしいのは、ジョーカーへ変貌する姿を今か今かと待ち侘びる私たちが誰よりもアーサーにジョーカーを求めていたという事だ
だからガガなのか??
俺は好きよ
前作とセットで完結
ミュージカルシーンが多いだの、期待するようなジョーカーのシーンがないだの、という本当に前作を観たのかと首を傾げたくなる様な批判的なレビューが散見されますが、前作がアーサー→ジョーカーだったのに対し、ジョーカーになりきれずにアーサー自身に戻る、そしてアーサー自身が欲しがった息子が、真のジョーカー誕生につながっているように思え、作品の出来に感嘆しています。
おそらく本作の大部分はアーサーの妄想シーンと思われます。
元々続編はつくるつもりはない、と監督は述べていた記憶あり、前作の完成度の高さから、続編は蛇足になるのでは?という不安はありましたが、見事な続編に脱帽です。そして、アーサー≠ジョーカー であることは前作でも描かれていましたが、きちんと、バットマンにつながる様な要素もあちこちに散りばめてくれています。
最後に面会にきたのは、きっと黒人のカウンセラーなのかなと想像しています。
疎外感
前作はちょっと極端?に感じて個人的にそこまで面白いと思わなかったけど今作は前作よりリアルに寄せていて考えさせられた。アーサー(主役)が感じてきた疎外感…10年以上前に日本で起きたショッキングな事件を思い起こさせました。(ジョーカーものまねの事件ではありません)
前作ではそのアーサーが感じていた疎外感や歪んだ承認欲求などに感化されて影響を受けた人間が現実にも出てきましたが、今回の作品はもうちょっとリアルに寄せて前作をザッツ・エンターテインメントと言う言葉で回収しているような感じも受けました。
アーサーが終盤告白してからミュージカル(エンターテイメント)の描写がなくなって歌だけになった所らへんの見せ方も良かった。最後まで断片的に夢(妄想)は観ているようだけど…?
ラストはアーサーにとっての救いと自分は感じた。
またバッドマンのストーリーに繋げたい人には繋がるような小ネタも用意されていたように感じます。
題名はフォリ・ア・ドゥなので作者の意図しない所かもしれませんが、人どうしの結びつきの希薄さや疎外感など現社会のシステムのアンバランスを改めて考えさせられました。
ラブコメミュージカル映画。前作は見た方がいい。
とりあえずこの作品は前作のジョーカーの続編。前作を見ていないとついて行くのは難しいかもしれない、、、。
前回は、ジョーカーの狂い具合やジョーカーになるまでの物語等々が上手く作られていてとても良かった。
今回のは、、、。
まず、ミュージカルというか歌が多い。それも感情が昂った時の音楽、ストーリーの中での音楽というよりは常に歌っている感じ。あんまり求めていない方のミュージカル映画で少し残念。ストーリー展開はそこまでは悪くはないんだけど終わり方辺りがなんだかなぁって。求めているジョーカーではなくてすごい残念。今回はただの彼女?に振られたヤツやん、、、。
超がつく悪役、でも惹かれる何かがある。そんなジョーカーが今回はあまり感じられなかった。どういう風に進みたいのかがよく分からないし、急に妄想の中で歌い出すから分かりづらいし、終わり方もこんな感じかって。終わり方に関してはまぁそこまで悪くはないんだけど。
ホントに、レディーガガの歌を聴いたって感想。ジョーカーの続編って気持ちで見ると足りない。
賛否両論なのかな?個人的には前作だけでいいなって思ってしまった。ただ、レディーガガの歌が聴けたっていうのと、アーサーの様々な葛藤が見れたのは良かったかな。
思ったより、普通の人間すぎて少し興醒め。あんだけ色々あったんだから狂っていて欲しかった、、、
ミュージカル?
監督のインタビューにもあったんだけど、ミュージカル作品であって、ミュージカルではない仕上がりだそうです。
そのインタビューを読まずに見たため、最初のあらすじがアニメ調で始まった所から「あれ?」と感じつつ、いくつかの場面でジョーカーの妄想、回想シーンがミュージカルになっていて、そのシーンの切り替えが唐突すぎてみてて私は違和感を感じました。
ホアキンやレディガガの歌はとても良いんですが、映画全体としては、うーんって感じで星3つにしました。
残念ながら見たいものではなかった
1作目を超えるのは難しいだろうなあ、とは思ったけど、だからといってこの続編はないだろう、というのが正直な感想。
観終わっても、特に胸に残るものもなかったし、もちろんホアキンのジョーカーはまったく悪くないし、ガガだって悪くはなかったと思う。ただ話として何がいいたいんだか、という。
ジョーカー2
看守4人組こそこの映画の肝
一個人を苛み続ける社会機能を刑務所に象徴させ、ひたすらミニマルに個人を服従させるための暴力を描く。暴力こそが支配の肝であるというメッセージは、イスラエルの虐殺を放置し続けたアメリカの2024年に相応しい。傑作!
看守の中で1番キャラクター豊かに描かれる歌の上手いやつはナチものでよくある芸術に通じてワーグナー好きでなんならピアノも上手に弾きこなすナチ高官と同様の効果をもたらす。
最悪度合いを引き立てる演出だけどわかっていてもコレが効く。
妄想ミュージカル
全769件中、121~140件目を表示