ジョーカー フォリ・ア・ドゥのレビュー・感想・評価
全782件中、221~240件目を表示
このジョーカーは悪のカリスマなのか
私は非常に心に残る映画でした。
悪のカリスマであるジョーカーを期待する方は観ないほうがいいと思います。
前作はアーサーがジョーカーになる物語でしたが、今作はそのジョーカーは実はいなかったという物語だったと思います。
ミュージカルについては、アーサーの心象風景をあらわす表現としては最適だと感じました。
ラストはアーサーの不幸な生い立ちや人生を考えると切なく悲しいラストでした。
確かに人を殺しているのだから、報いは受けるべきだとは思いますが。。。
ただアーサーとして死ねたのはよかったのかもしれません。
面白いけどちょっとつまらん
前作は、弱者を見ないでいる社会や強者がジョーカーを作るんですよって感じのメッセージだったけど、今回はそれに加えて弱者もジョーカーを作ってるんですよって感じだった。
悪のカリスマを望んでいる人には嫌な展開だろう。この作品では、社会に馴染めない者達の革命と狂気の象徴(夢)がジョーカーであって、カリスマ的なカッコイイ悪役の話では無い。
アーサーはジョーカーという、あぶれ者達の夢を生み出してしまったがために、ジョーカーで居る以外の道は許されなかった。
彼はジョーカーを捨てて、アーサーに戻ろうとしたからジョーカーに殺されてしまった。
ハーレイは、何も無いからナニカに憧れる厨二病的若者。主要人物は惨め。その上、作品は裁判や隔離施設での描写ばかりで、画面も話も暗い。盛り上がりが少ないし、スカッとできなくて、正直、前作の方が好きだ。
劇中でミュージカルをしているやつは夢を見ている(狂ってる)って演出だと思うが、それにしても曲が多すぎて少し疲れてしまった。
曲中にやたらキリスト教系の言葉が多いことが気になった(ハレルヤ、大天使ガブリエル、審判の日etc)
ハーレイと語っていた山って、自由の象徴と捉えてたけど、キリスト教のシオン的な自分たちの聖地って意味もあるのかな?
とにかく、何を伝えたいのかって考えながら見ると面白いんだけど、多すぎる歌と代わり映えのない隔離施設と裁判所の行き来で緩急が少なく、暗い。
ジョーカーの概念化の流れは好きなんだけど、映画の半分は精神異常者同士のラブストーリーで退屈、私個人は浅はかな愛の話を求めていない。
アーサーが好きでした
前作が面白く期待していた続編。
自分はアーサーという人間が好きだった。
巡れぬ生い立ちの中で、社会や周囲の人々からのけ者にされ、結果として虚無的なジョーカーへと堕ち群衆のダークヒーローとなる。
今作でジョーカーになってしまったアーサーがどうなるのかと期待していたが、まさか刑務所で犬死するラストとは…。
彼がもし本当に現実世界の人間であれば、恐らく裁判を通じて生育歴を鑑みて適切な治療を受ける事によって本来の自分を取り戻す為に進むべきだと思う。
でも、あの状況で自分を取り戻したところで何になるのだろうか?その結果が好きだった人から突き放され信奉者に惨めに殺されるという結果だった。
だからこそ、彼には本当の自分=アーサーに戻るのではなく、ジョーカーという空洞として存在して欲しかった。アーサーアレックスとして生きるのであれば、支持者や好きな人から見放されても安息に日々を過ごす姿が見たかったです。
『犯罪を犯したんだから惨めに死ぬべき』
この映画のメッセージは自分にはこう聞こえた。
そんな正論聞きたいが為に映画館に行ってねぇんだよ
IMAXレーザーGT(1.43:1)版でしか見られない「絵」?
異常者なのか、個性なのか
セリフが刺さる
もう歌うのはやめて
君が主役じゃないか
誰が出るかくらいの情報は入れておくんだった
通常シアターの上映が1本とかで
音響いいシアターばかりで上映するのは
そういうことだったか!って感じ
殺されなかった彼の証言はよかったけど
他は1作目の総集編みたい
情報持たずに期待してたとこあるけど
続編って意味では残念かな
どうせならガガがJOKER引き継ぐとかしちゃって
また続編ある?!みたいな遊び心見たかったかな
フォリ・ア・ドゥ = "二人狂い"って
妄想が別の人に感染するって意味みたいだけど
リーは感染したようには見えなかったし
ラストの青年もよくわからなかったし
(中盤で看守に殺された若き青年に見えて
妄想に刺されたのかと思ってたw
この彼、刺した後に首切ってた?)
この映画だと"二人"って意味では
妄想もったアーサーとそれに侵食されて
正気に戻ったジョーカーなのかなって思ったり
1よりも、しっかりコミック原作映画になってた。
賛否別れてるそうですが、わたしは賛否の賛の方でした。
前作よりもスコアは低めに付けちゃうけど、よりコミカルな仕上がりになってたし、ラストは前作で最後に思った通りだった。ので、すごくスッキリしたw
最初のカートゥーンも好き。全体的にそのままコミックにできそうなシーンが多くて、好き過ぎた。ストーリーはまぁ、こんなもんでいいんじゃないかな!前作よりはジョーカーへの解釈一致してたし。
IMAXで見るとより鮮やかでパキっとした画や音がハマってた。
ミュージカル映画っぽい、というのをチラと見かけて、苦手な感じかなと覚悟して行ったんだけど、ガガの歌が素晴らしすぎてミュージカル映画苦手だけど歌めっさ良かったです。ガガ様さすが。一緒に歌うとアーサーがすっかりモブ状態にw
正直、前作はジョーカーである必要あったかな?て思ったりもしたけど、今作と合わせたらアリかなと思えた。この映画のジョーカーはこれでいいんだ。
あと、アーカム・アサイラムの看守のクソ具合が大変良かったです。
ああ、でもこう、前作とジャンルが完全に違う映画なので、同じようなものを期待していくとガッカリするかも。アーサー!かわいそうに!
【パンフレット 900円 A5サイズ 表紙込み36P】
スタッフキャストインタビューに前作の振り返りや解説と、割と普通なパンフレット。最後にはホットトイズのフィギュアが欲しくなる広告入り。高くて買えないけども。
ラジー賞に7部門ノミネートって話題見たけど、コミックファン以外に多く見て貰えた証左って事で!
すごくね?
悪になりきれなかったジョーカー。
大衆はそれを望まず。
全てを失って呆気なく終わる。
全部がつまらないただのジョークだった。
エンタメ界とこの映画自体のメタファーともとれるし、悪の虚しい最後にもなってて、すごくね!?
内容の賛否は分かれると思うけど、
演者も音楽も構成もストーリーも妥協点一切なし。本気のジョーカー2である事は間違いないっしょ!
ハードルの高さが…
ディズニー映画もびっくりのミュージカル。これに尽きる。
歌が終わったと思ったらちょっと話してまた歌。そのせいで非常にストーリー進行が遅くなり、上映時間の半分はミュージカル成分でかさ増ししてる印象。
前作で燃え上がった視聴層には決して刺さらない映画だと思えるが、ジョーカーというカリスマ的ヴィランの重圧に勝てなかった一人の男が辿る結末として皮肉の効いたストーリーは一考の価値はあると思う。
自分は好きではなかったが、監督が意識して忍ばせたメッセージ性とかを考察するのが好きな人には刺さるかもしれないので絶対に見るなとは言い切れない作品だと思った。
これはこれで良い映画でした
バットマンに繋がるジョーカー誕生の話だと思ってたけど違った
違うとわかって見たらこれはこれで良い映画
でした
妄想シーン多用されてたけど、あれはアーサーが「こうであって欲しい」という気持ちを表したものであって、
現実では出来ないのだからそこを表現するには妄想のミュージカル調にするしかなかったのでしょう
現にアーサーが裁判で「自分はジョーカーではない」と発言してから妄想シーンはなかった
(最後ちょっとあったけどあれは刺された伏線みたいな感じだし)
悪のカリスマジョーカーなる存在がいたとしても、そのジョーカー自身にも様々な葛藤が有りジョーカーになりたくてなったわけではないし、ジョーカーを真似る群衆を見てもジョーカー自身「いやいやそんな持ち上げられてもオレそんな器じゃないし...勝手にカリスマ扱いされても...」という負い目のような感情があったのだと思う
なんだかアーサーの気持ちがスゴい伝わってきました
最後「もう歌は聴きたくないオレと話してくれ」と階段でリーに懇願してたアーサーの気持ちがよくわかる(´;ω;`)
ジョーカー2はジョーカーが悪のボスになり暴れ回る続編だと世界中の人が期待してた(無論、自分もそう期待してました)からこその低評価なのでしょうけど、まさにそこのイメージこそアーサーが危惧したというか不満に思っていた部分であって
この映画はそこを表現した映画であってバットマンに繋がりはしないけれど、これはこれでジョーカー1の正統な続編で公開されて良かった作品だと思いました
ジョーカー真似る犯罪者が増えるから意図的にカオス部分を抑制した、という意見もあるようですが、そうではないと自分は思いました
ひとつ言うならPVで流れたシーンカットされてたのは残念でした.....
そこは残念でした....w
アーサー(ジョーカー)
ミュージカルではない部分の圧迫感や恐怖感はさすがの迫力。
ミュージカル部分で緊張感は緩む
ラストは、新しいジョーカーが生まれたって理解でいいのかな
発生し続ける的な?
可愛そおじの話
結局のところだれもアーサー自身のことを愛してくれてなくて、ジョーカーを求めてたって話。
前作のヒットで、作中・現実世界共々でジョーカーは祭り上げられたけど、振り返ってみれば誰もアーサー自身は求めてなくてアーサーがジョーカーになってぶっ壊すのが世間にウケた。
で今作は裁判の議論の大きな軸としてジョーカーという別人格がいるかどうかという話になってたけど、最後にアーサーがジョーカーは居ませんっていうからガガ様からも振られるし、アサイラムの中で信者に刺されて死ぬしで、ぶっ壊したとしたら前作を観て「またハチャメチャみれるぞ!」と期待してた観客の心だけ。
でもそこが現実世界の映画の評価とマッチしてたからとても面白く感じた。作中でも映画を見てる人たちからもアーサーは求められていなかったみたいです……🥺
悪の向けどころ
続編の知識も入れず見に行った(ガガが出ることも知らなかった)が、一作目よりジョーカーでなくアーサーの物語として見えていた自分には特に違和感もなく、むしろしかるべき内容、結末だった。
徹底して情けない男に描かれていた。
彼はジョーカーではない、ジョーカーにはなれない。
アーサーの罪状は初作で描かれたもので全てで、すべて個人の遺恨で完結していた。
仮に彼が捕まらなくてもその後の余罪は小さなものか、大きくてもムーブメント化してファンに祭り上げられた結果だったように思う。
アーサーはただ自身の耐えきれない物に突発的に爆発しただけで、大衆が望むいわゆるアンチヒーローでは無かった。
ラストシーンでアーサーを刺し自らの口を裂いた青年は、「憧れのジョーカー」を宿すことで個人から少し反れた悪へと進化する。
そうやって何代も個人の遺恨から反れた「憧れのジョーカー」のみを宿した実態の無い悪が作り上げられた先に、ジョーカーはいるのかなと感じた。
青年のたどたどしい言葉を立ち止まり聞くアーサーの優しい表情がハイライトだった。
レディー・ガガいらない
みこしのうえ
暫く悩んだがやはり満点で。前後編としてのアーサーの物語としても納得したし、トッド・フィリップス監督がバットマンシリーズ(原作も映像も)への敬意をちゃんと持っている事も端々に感じられて、オマージュの楽しさとジョーカーのジョーカーたる所以満載の作品だったのではないかなぁ、と。前作で含みを持たせたラストからの今作なので、困惑したりがっかりするのもわかる。「タクシードライバー」と「キングオブコメディ」へのオマージュバリバリだった前作からすると、その意味ではわかり辛いし(正直ミュージカルは疎いので私もわかりません汗)、ジョーカーに魅せられたい方々にはちょっと、ねぇ。ある意味そういう方々はリーの側から観ていたのでしょうね。ラスト付近では完全に彼女と同期していたのかも。そうなると"残念"もさもありなん。僕は途中で見付けた"一人"から目が離せなくなり、結果〆に納得(どころか歓喜)出来たので大好物となりました。前作よりも好きだな(前作観てないとイマイチだろうけども)。
唯一持っているアメコミはバットマン関連。映像はティム版からの映画館鑑賞。でも好きなバットマンは?と尋ねられると「レゴバットマン」か「ニンジャバットマン」かなと笑顔で答えるトンチキなので、話半分でおねがいしますね笑
全782件中、221~240件目を表示








