「ジョーカーの本質を明確にした作品」ジョーカー フォリ・ア・ドゥ mac-inさんの映画レビュー(感想・評価)
ジョーカーの本質を明確にした作品
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前作は、結構好きな作品。
チャップリンの名作「街の灯」の裏返しにも思えて。それが良かった。
ドタ靴だし。ただ単に、優しさからなのに、相手は全然気づかない。
「街の灯」はラストに気づいてくれてハッピーエンドだったけど、ジョーカーは、勝手に民衆のヒーローに祭り上げられる。
で、賛否両論の続編のこの作品。
お金をかけただけあって(300億円!)、映像、演出は、ハイレベル。
レディー・ガガの存在も魅力的。
でも、前作のようなカタルシスはなく、ちょっとアレ?って感じ。
結果的には、ジョーカーの本質を明確にした作品だと思う。
アーサーはジョーカーではなく、ジョーカーは、大衆に作られた虚像だったことを冷徹に描いてみせた点で優れた映画だったと思う。
作り手の誠実さが伝わる素晴らしい映画だったと思う。
もう一度見直したい。
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