ロード・オブ・ザ・リング ローハンの戦いのレビュー・感想・評価
全104件中、41~60件目を表示
ロードオブザリング?
単純に面白かったですが、指輪物語で無くても良かったのでは。
お姫様は強く美しくカッコイイ、ダンダダンのモモみたいだが男キャラは脳筋でアホでしたね。
特に敵役のウルフの器の小さいこと、幼少期から姫であるヘラが好きだったみたいだが身分が違い過ぎるだろうにね。日本の戦国物なんかでは絶対有り得ない。
あと王様あれだけ強いんだから死ぬことなかったんじゃないのか。
お正月一発目に観るにはアタマ空っぽにして観れて、良い作品でしたね。
世界観はLOTRのまま
ロードオブザリング、ホビット、アマプラ版もすべて鑑賞しているファンです。
今回、アニメ版ということで日本の吹き替え陣にも興味があり鑑賞しました。
オープニングの音楽や、ストーリー展開は映画ロードオブザリングのままですが、地域内での内輪揉めの話なので、映画ロードオブザリングの中のワンシーンにフォーカスした感じです。
個人的に実写で観たいけれども、実写となると制作費がかかるよなぁと思うシーンもちらほら。
ロードオブザリング大好き!
ロードオブザリングの世界観も好き!
ちょっと興味ある!
という方にオススメです。
オープニングの音楽を聞いたときに昔映画館で鑑賞したロードオブザリングの雰囲気を思い出して、思い出せて嬉しかったです。
進め‼️エオルの家の子よ‼️
「ロード・オブ・ザ・リング」三部作は私が世界で一番好きな映画の一本‼️最近、TVドラマやゴラムを主役にした映画の展開が発表されてて、複雑な心境ではあるのですが、今回のアニメーションもそこそこ面白く出来てはいます‼️アニメーションで描かれる中つ国、ローハン、大鷲、そして音楽に至るまで、これぞ「LOTR」の世界観ですよね‼️特にローハンの音楽を聴くと「王の帰還」でのオークの大群に突っ込むローハンの騎士たちを思い出して胸が熱くなります‼️描かれるのはローハンの内戦‼️王の娘ヘラが攻撃を仕掛けてきた幼なじみのウルフと戦う・・・‼️やはり中つ国の物語で一番面白いのは指輪戦争だし、ヘラやウルフもイマイチ魅力に乏しいし、エルフやホビット、ドワーフもまったく登場しないのは物足りない‼️オークやサルマンはちょろっと出るし、ガンダルフも名前だけは出てくる‼️今回は番外編というか、スピンオフの域を出ない作品ですね‼️トールキンの原作もよく分からないんですが、ネタ切れだと思うので、これからはいかに「LOTR」をしのぐ物語を創造出来るかだと思います‼️
ドラクエでいうとⅢです
端的に説明するとドラクエⅢ(今作)→ドラクエⅠ(ホビット)→ドラクエⅡ(ロード・オブ・ザ・リング)になり、ロード・オブ・ザ・リングⅡが最も関連作になります
たいした説明もなく話がはじまるのでキャラクターを把握するまで時間がかかりますが、そんなに多くないので、そこだけ乗り越えれば感情移入して見れます
指輪物語が好きじゃない方にはちんぷんかんぷんな話だと思うのでオススメできませんが、アニメ作品というよりは普通の洋画として楽しめるぐらいの仕上がりなので、見て損はしないと思います
最後に、ヒロインのヘラ役の小芝風花ちゃん結構頑張っていたので、ファンは劇場で勇姿を…
映像はいい アクションもいい 音楽もいい
ストーリーがちょっとびっくりするくらい肌に合わなかった
主人公も敵役も動機の掘り下げが全然なくて感情移入できないし、感情移入できないままに進んでいくストーリーの中で主人公が機知に富み、判断を間違えず、武勇に優れている姿を示す一方で、敵役は不意討ち以外でまともに戦果を挙げられず、判断や決断も納得できるところがほとんどない
だからだろうか、言葉や演出で必死にかき立てようとしている絶望感、緊迫感が上滑りしてしまい物語が冗長に見えてしまう
結果として、ロードオブザリングの系譜らしい美術や音楽の壮麗さ、緻密と豪壮が同居する美しさに反してストーリーが陳腐に感じられてしまったのがとても残念
闇の軍勢が表立って跳梁する以前の時代ということも相俟って、ファンタジーの始祖とも言えるシリーズの看板を背負っているにもかかわらずエルフもドワーフもホビットも不在、魔法の道具も無し、オークでさえほんの少し端役で出る程度で、物語のメインは人間同士の内輪揉め
それも至って私的な逆恨みの復讐に群衆が巻き込まれているだけなので、本来の指輪物語が持つ重層的な世界観の深遠な魅力もあまり引き出されていないように感じた
指輪物語のネームバリューゆえに期待しすぎた可能性も否定はしないけれど、個人的には絶望的なほど、脚本が肌に合わない作品だった
日本人が挑んだ『LOTR』への戦い
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
今年も元日劇場鑑賞。時間の都合が付かなくて昨年中に観れなかったのを。
世間じゃ“キムタク映画”が年末に封切られたばかりで話題のようですが、TVドラマを見てなかったので…。
新年一発目なのでせっかくなら景気のいい作品をと、このシリーズの新作を劇場で観たかった。
…しかし、意外な形で。
映画史に燦然と輝く『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ。
3部作の後、『ホビット』3部作やAmazon Prime Videoで配信ドラマシリーズも作られ、人気は今も不滅。
久々の映画新作は、何とアニメーション!
さらに何と、監督は日本のアニメーション監督、神山健治!
初めてビジュアルを見た時は驚いた。キャラデザは完全に日本アニメ。
が、日本製作ではなく、ハリウッド製。『LOTR』や『ホビット』と同じくJ・R・R・トールキンによる原作(『指輪物語 追捕編』)をベースにし、『LOTR』を手掛けたピーター・ジャクソンらがプロデュース。正統なる新作。
実写版スタッフ×神山健治で一体どういう新たな『LOTR』になるのか、日米共に大不発のようだが、気になってた。
時代設定は『LOTR』より200年前。
まず、開幕シーンに感嘆した。
実写のようなリアル風景。青い空、雪を被った山々、大平原…。
『LOTR』にも登場した大鷲が飛ぶ。
そこに、『LOTR』らしい雄大な音楽。ハワード・ショアの音楽も引用。本作、音楽が素晴らしい。
実写にも負けぬ壮大な幕開け。アニメーションながらも、ああ、中つ国に帰ってきた。
平原を馬で駆ける主人公。ヘラ。
見るからに勇ましそうなこのヒロイン、ほぼ本作オリジナルキャラクターと言っていい。
原作ではヘラは、“王には3人の子がいて、末が娘”とだけしか記されておらず、名前すら無い。
それをよくぞここまで膨らませたものだと感心。
中つ国のローハン国。“槌手王”の異名を持つ勇猛なヘルム王が統べ、二人の息子ハレスとハマ、そしてヘラ。平和が保たれていた。
同盟国ゴンドールとの会談中、突然の訪問者。ローハン西領主のフレカ。
強欲なフレカは勢力を伸ばす為に、息子ウルフとヘラの結婚を望む。
ヘラとウルフは幼馴染みだったが、自由を求むヘラはこれを拒む。ヘルム王も申し出を断る。
共に猛々しい性格のヘルム王とフレカは険悪となり、素手で勝負。ヘルム王がフレカを殴り殺してしまう…。
想い人に拒まれ、父を殺されたウルフは激しい憎しみをヘルム王に向ける。
ヘルム王はウルフを追放し、復讐の種を絶やしたかに思えたが…。
暫く後、偵察中のヘラが何者かに捕まる。追放されながらも勢力を蓄えていたウルフの軍団。
何とか逃げ出し、ヘルム王に報告。ヘルム王は二人の息子や軍を率い、迎え撃つ。が、戦場にウルフの姿はなく…。
城に残されたヘラは、捕らわれた時見たものと同じものを城内で見つける。城内にウルフと通じる裏切り者が…。
魔手に襲われるも返り討ちにし、民を逃がそうとする。
まさにその時、ウルフ本隊が迫ってきた。あちらが囮、こちらが主力軍。
憎悪に溢れたウルフの復讐。ヘルム王とその一族の命、ローハンを我が手に。
王や軍不在の中、ヘラは…。
対立が引き起こした悲劇。陰謀と策略に落とされた危機。絶体絶命からの抗い。
立ち向かうは王や男兄弟ではなく、末の娘。ヘラが日本のアニキャラ風美女で、何より勇ましい。
対して、ウルフが毒々しい。悪役だが、哀れみも少なからず感じた。
要所要所の二人の剣闘シーンは見せ場。特にクライマックス、風雪の中白装束に身を纏ったヘラとウルフの決闘はヘラの美しさも相まって白眉。
神山率いる日本アニメーションスタッフによる合戦シーンの迫力、画力のクオリティー。
『LOTR』ファンならニヤリとするリンクネタ。“ローハン”に“ゴンドール”。“ヘルム渓谷”の由来はここから。大鷲に巨象、あの醜悪族も。そしてそしてラストには、あの二人の魔法使いの名も…!
前日譚なのでファンは勿論、初見者でも見れる作りになっている。
話も概ね悪くなかったが…、『LOTR』の世界観や作風はしっかり継承しているが、前日譚というよりアナザーストーリーに感じてしまったのも正直な感想。
『LOTR』と言えば人間の他にもホビット、エルフ、ドワーフら様々な種族がいて、闇の勢力やドラゴンや“指輪を狙うワシら”もいて、緻密な設定からあたかも存在するかのように、想像力とロマン掻き立てる。
が、本作で登場するのは人間だけ。オークは“ゲスト出演”。
『LOTR』は指輪を葬る為の冒険、『ホビット』は竜に奪われた王国を取り戻す為の冒険。はっきりとした旅の目的と話があったが、本作は人間同士の私情絡んだ争い。だからか『LOTR』のようで『LOTR』でなく、アナザーストーリーと感じても致し方ない。
それにそもそも争いの発端は二人のバカ親のせい。偉大な王とされているヘルムだが、横暴にも感じた。
ウルフの襲撃で重傷を負ったにも拘わらず、何故にあんな力が…? まあそれが“ヘルム渓谷”の由来にもなった中つ国の伝説なのだろうけど…。
そんな親同士の争いに翻弄された子供たち。一方は復讐に取り憑かれ憎悪に堕ち、一方はうら若い娘だからとあらゆる事を拒まれるも、家父長制や運命に抗う。
そんなテーマも織り込まれているかもしれないが、まあこれは見る前から分かっていた事だが、どうあがいても『LOTR』の興奮や感動には及ばない。
それは仕方ない。『LOTR』はこれからもその座に君臨し続ける王なのだから。
でも改めて言うが、決して凡作や失敗作ではない。これはこれで面白かった。
あの『LOTR』の世界に挑んだ神山健治ら日本人スタッフの奮闘は拍手もの。
日本人が『LOTR』の一編を手掛ける。EDクレジットにはたくさんの日本人スタッフの名が。誇らしかった。
これで大ヒットしていたら…。(アメリカでは最終1000万ドルに届きそうにもなく批評も鈍く、日本では興行ランキング初登場TOP10圏外…)
昨年世界中で評価された日本映画や日本人の底力。
今年も…。僅かでも世界に挑む扉を開いたと信じたい。
過剰に期待しすぎた!
王道
ありきたりの内容
安っすい筋書きで、やっぱりそうなるんだよなと展開が分かってしまう。
物語の作りがありきたりすぎる。
一発殴ったら死んじゃってそれで父の仇覚えてろとか、味方に裏切者がいたとか、兄弟のうち兄二人が殺されるとか、父親が死に様を見せるとか、
始めから最後まで展開は予想する範囲で終わってしまう。
背景画とかに力入れているのは分かるが、それ以前に物語の作りが問題。
もっとまともな脚本は無かったのかと思う。
男社会で女性が光る馬が多い王道ファンタジーアニメ
2024/12/31、吹き替え版を観に行きました。
Lord of the Ringsの前日譚にあたるストーリーでLOTR二つの塔から遡る事183年前の話。
本作は割と最近では珍しい王道ファンタジーで、葬送のフリーレンよりも王道ファンタジーかも。
おすすめしたい人は以下のとおり。
・男社会で輝く女主人公が観たい人。
・異世界転生やなろうでは無く、王道ファンタジーが観たい人。
・Lord of the Rings世界観が好きな人。
監督は「東のエデン」「攻殻機動隊 SAC」「精霊の守り人」の神山健治監督。
過去作のどれかと言われれば、「精霊の守り人」が近いか。
個人的には上記のおすすめの条件全てに当てはまり、終始楽しめました。特にここ最近多い異世界転生物やなろう系に飽きている人には良いかもしれません。
馬のアニメーションは非常に難しいと聞くけれど、かなりの馬が出て来た割に違和感無し。地味にやるなぁと思います。
以下、ネタバレありの感想です
ローハン王、人間にしては強すぎません?
臣下とタイマンしてたらワンパンで臣下を殺しちゃったり、身の丈倍くらいのトロールみたいなのとタイマンで殴り合ったりさすが王様?LOTRの王様ってこのレベルの体力なの?アラゴルンがこのレベルとは思えない。
単にプライドが高い王様かと思いきや、生き様は結構好きです。最後も格好いいじゃありませんか。弁慶やら北斗の拳に出てくるラオウのオマージュですかね。
本作、王様とはなんぞや?という話に思えました。
実写のLOTR本編とはそこまで繋がりは強くないのでLOTR要素に期待するほど残念に感じるのかもしれないけれど、これ単品で観ても楽しめる事でしょう。
王様無双
なぜ櫓を造っている間に火矢の一つも打たないのか?と。
壊されない様に過去作では別の場所で造って運んで来てたのにと、砦の目の前で櫓が出来上がるまで気になって仕方が無かった。
セルと美術に差があるところが気になりましたが、総じて楽しめた。
映像は綺麗
話は置いておいて、映像はとても綺麗でした。
実写のロード・オブ・ザ・リングのような話を期待すると、エルフやドワーフ、ホビットなどは出て来ないので残念かと思います。
おそらく、ロード・オブ・ザ・リングの世界観が好きな人は好きと思える作品ですが、万人受けはしないかなと思いました。
ストーリーを端的に言うと、ヤクザの小競り合い。
親分に子分が因縁つけ、子分の息子が親分の娘に求婚するも断られ、その上、親分と子分が決闘し、親分のパンチ一発で子分絶命して、逆恨み。
盛大な逆恨みで親分の息子を次々に殺し、親分と娘を砦に追い込んで兵糧攻め。最後に親分の娘に殺されて終了。終盤にロード・オブ・ザ・リングのキャラを御情けで出して終了という流れでした。
IMAXとの相性は○
LotRシリーズは一応鑑賞済み。ただ他の人気シリーズ作品の様な根っからの大ファンで何度も鑑賞したって程の普段ではない。
その程度の自分だが本作は普通に楽しめた。もちろんLotRシリーズに繋がる描写はあるが、シリーズ未見でも単体作品として十分楽しめる内容。
シリーズの前日譚作品の為この作品が気に入ってLotRシリーズを見る流れでも全く問題ない。
内容に至ってはシンプルであり見やすい。
王に父を殺され王の娘への求婚も断られ復讐に囚われた本作のヴィランウルフと、ウルフに父兄弟を殺された王女ヘラとの戦い。
復讐に囚われ執拗にヘラを追い続けるウルフの醜さと、国民の為に強く前に進み戦い続けるヘラの対比が分かりやすくて見やすい。
見やすい分良くも悪くも内容や各キャラの心情や背景なんかは薄く感じでしまう。
アニメを多く見てない自分には楽しめたがこのタイプのアニメ作品ってのも多く感じる為アニメ作品に目が肥えた人にはもしかしたら凡作に感じるかも知れない。
上で書いた通りLotRの大ファンというわけでもない為そこまで大きな期待をしていたわけじゃないので、軽い気持ちで見に行くと思いの外楽しめる。年末年始何か見るものがなく迷ってる人がいれば勧めたい作品の一つではある。
今回はIMAXで鑑賞したが、音響の使い方は良い作品だったのでIMAXとの相性はとても良く迫力は十分に楽しめた。
ロードオブザリング味が薄い…
ロードオブザリングといえばサウロンなどの闇の勢力との戦いが描かれたもの。というイメージがあるが、本作は単に人間同士の戦争が描かれただけで、昨今色々公開されているファンタジー系のアニメ映画と何が違うの?という印象を持った。いや、面白くはあったのだけど。ロードオブザリングの名前があってもなくても印象は変わらなかったかな…。
あと、鑑賞時に、ローハン王の異常な強さがノイズになって仕方がなかった。ローハン王がどうやら亡くなって、王の亡霊が夜な夜な現れては敵勢力を皆殺しにしている。しかも素手で…と言われたら、どうしても闇の勢力によって王が化け物になってしまったと、これからやっとロードオブザリング的な話が始まるのだと期待してしまう。
しかし、普通に王が生きていて素手で人間を八つ裂きにしてましたよって…何それ…。なんでそんなに強いの…。と気になって気になって仕方がなかった。
いや、面白かったんですけどね。期待したお話ではなかった、という。
映像とキャストは良いけど物語に難あり
指輪物語シリーズに関しては、
原作:未読
映画:ピータージャクソン監督作品の6本鑑賞済
ドラマ:未視聴
という立場です。
一言で言うと、
「クオリティ自体は高いけど肝心のストーリーの『推進力』『説得力』がいちいち弱い」
という印象でした。
まずキャスト陣。
吹き替えで見ましたが実力派の声優さん揃えていてかなりキャラの出立ちに説得力がありました。
主役の小芝風花さんも、本職の声優さんと比べて見劣りはするものの、
大きく物語への没入感を損ねる程ではありませんでした。
あとは映像美。
ちょいちょい「ファンタジーっつったってお前本当に人間か?」
ってアクロバティックな挙動はあったものの、
キャラクターの一挙手一投足にリアリティーがあって好印象です。
(モーションアクターの動きを元に作画してるのかな?)
CGの馴染ませ方も違和感ゼロなおかげで背景や乗馬シーン、ラストの籠城戦に至るまで迫力もかなりあったと思います。
問題はストーリー。
まず話の発端が「無礼な領主が王と殴り合いの喧嘩で負けて亡くなって領主の息子が復讐に走る」という、
非常に感情移入しづらい内容となっています。
領主の息子の執着心も(最後の方は後に引けなくなったみたいな感じで良いんですが)なんであそこまで主人公に拘るのか見せてくれないので分かりません。
もっと「主人公も領主の息子も幼馴染として強烈に惹かれあってるからこその悲劇」みたいにしてくれないとあの展開は飲み込みづらいです。
「王が臣下の謀略によって国が窮地に追い込まれる」ってシーンも臣下が周りの人間より賢く見えないので王がバカに見えてしまいます。
あと王がチート過ぎますwそりゃあアンタが一発殴れば重症は避けられんよw
主人公も「苦しみながら前に進む」ように見えてその実「周りのバカさ加減に振り回されたり、いきなり王としての責務を渡されてくよくよ悩んでる」だけなので成長とか全然感じられません。
ちょっっっとだけ「メアリー・スー」化してます。
総じて戦記物としては見応えあったし、
チケット代分は個人的に楽しめましたが、
期待値は超えてこなかった印象です。
男は馬鹿ばかり…
やらかし王にクズなウルフと馬鹿しかいない中、女性陣が奮闘。
二つの塔を観た人だと重なる部分が多く、新鮮味に欠ける中、王が素手で戦ってラオウになるとかしっちゃかめっちゃかな印象。
救いは素晴らしい劇伴。
自分が元から日本のアニメーションに対して否定的な事もあり、友人たちの高評価と反比例して不完全燃焼で終わってしまった。
馬の表現と、殺陣(盾)の表現は良かった。
この形で作る意味はあったのかな…
戦争前夜
ロード・オブ・ザ・リングのファンは観て面白いと感じられる佳作です。主役のヘラ王女役の小芝風花さんの演技はなかなか良かったです。
ただ、私の映画を観たファーストインプレッションは、「なんだこれ?もしかしてAI作品?まぁまぁ面白いけど…」でした。そういう監督や脚本家の熱を感じない、とても人工的な印象を受けました。
正直に言って、CGアニメのバイオハザードよりも人工的な印象を受けました。
ロード・オブ・ザ・リングの外伝的作品。
作中に詳しい説明が無いので分かりづらいが、ロード・オブ・ザ・リング本編の一つの指輪をめぐる大戦の前夜を描いた物語。
騎馬民族の人間国ローハンは、強い英雄であるヘルム王のもと、平和で堕落した中央貴族、勢力を増す辺境領主、隣接する文明国で大国のゴンドール、という状況。
蛮族と血のつながりもある辺境領主は中央から一段低く扱われていたが、勢力を増し、国王の唯一の姫を息子の嫁にと強気に要求する。
だが、ヘルム王は大国のゴンドールからの求婚があり、権力欲をみせる辺境領主の申し込みを一蹴する、という所から事件が起こり、内戦へとなっていく。
ここでロード・オブ・ザ・リング的に注目すると辺境領はモルドールとも接する地域であり、サウロンの闇の影響を受けていたのでは?という点です。
ウルフの妄執のような復讐心もそうですし、その発端となったフレカ領主も簡単に死にすぎる。ウルフはまるで幽鬼のような…。
作品後半には「指輪」を探して人間の死体を食らうオークなどの魔物が少し姿を見せます。
おそらくサウロンの魔の手が少しずつ伸びてきて、中つ国に暗雲がたちこみ始める、という所が描かれていきます。
というわけでロード・オブ・ザ・リングのファンには面白い作品だと思います。
一転して初見やライト層のファンには分かりづらい、こじんまりとした作品だと見られるだろうな、とも思いました。
中世ファンタジーの王道な展開の王道なストーリーで面白いのですが、2回は見ないかな、というストーリー。
アニメーションとしては、人間の演技をモーションキャプチャーしてCGアニメとして作り、それを日本的な手描きアニメに変換するという、珍しい手法が採られているのだが、それが失敗していると思います。というのも、これは私個人の感想ですが、全体的にアニメがぎこちないのです。動きに滑らかさが無く、なんだかギクシャクしているし、背景からも浮いて見える。
キャラデザも韓国の有名な方を起用した、との事ですが、なんというか美麗すぎる、中華作品的な印象を受けました。
戦闘シーンもきれいではありますが、迫力が感じられない、物足りなさを感じました。
これは神山監督が悪いというよりも、おおもとのハリウッドの資本の問題だと思います。有名な日本の監督、有名な韓国のアニメーター、ハリウッドのスタジオとスタッフ、という寄せ集めできれいにまとめただけの作品と感じました。
ロード・オブ・ザ・リングのファンには良いが、一般的にはヒットしないだろうな、と思いました。原作では姫がいるとだけで描かれないキャラを主役にしたのは面白いと思いますが、なんというか、それだけという感じもしました。
全104件中、41~60件目を表示