「力の入れ方。」ロード・オブ・ザ・リング ローハンの戦い kameさんの映画レビュー(感想・評価)
力の入れ方。
画面:
手書きアニメーションでありながら、CGも混ぜる「閃光のハサウェイ」のような絵作り。
ただ、あまり融合はうまくいっていないように思う。
全体的な作画は美しく、キャラデザは厨二心を刺激する。
構図はところどころ、作画コストを下げるために、迫力がなくなっている。
ストーリー:
ストレートで味気は少ないが、よく言えば余計なことをしていない。
馬鹿みたいに伏線を貼ったり、驚きの展開!!とかして、滑るよりはいい。
エンディングは本作の時代を意識させるが、冒頭でそれを作画で演出することには失敗していると思う。
総評:
いいところと悪いところがはっきり分かれる作品。
人物の動いに気を取られて、自然や世界観を作画で演出しきれていない。
キャラクターデザインはかなり良い。
また吹き替えの演技も素晴らしい。
最後の戦闘シーンも悪くない。
完璧な作品ではないがスタッフの頑張りは伝わってくる。
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