ミッキー17のレビュー・感想・評価
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ダリウス・コンジの撮影なのでIMAXかドルビーシネマで観たかったけ...
ダリウス・コンジの撮影なのでIMAXかドルビーシネマで観たかったけどスケジュールの都合で通常上映で。
原作の7から17に増やしたのはミッキーをあと10回死なせたかったということで、面白い死にざまが沢山観られるのかと思ったが、一人一人が死んでいく過程が細かく描かれてるわけでもないので意味があったのかな。
あとミッキーがやたらもてるのはエクスペンダブルという宇宙船内でも底辺扱いないのにどうかとおもったが、そこはやはりロバート・パティンソンだから結局は顔ということなのか。
人間こそがエイリアン
監督がポン・ジュノで予告編もなんかとても面白そうだったので思い切ってIMAXで鑑賞した。迫力の画面で目の前が全て覆われる空間は臨場感抜群。映画の醍醐味を味合うにはいまだIMAXは最高の装置である。
主人公は借金取りに追われ説明書もよく読まずに宇宙での過酷な仕事を選択してしまった情け無い男だが、何故か直ぐに恋人はできるし、研究員らの宇宙船の仲間たちにも親しまれる存在だ(ミッキーという名は愛されキャラクターの象徴だから?)。彼は人体を実験台にされ何度も何度も死ぬんだけど、次第に自分自身もその境遇を受け入れるようになっていく。慣れる(死ぬことなのに)というのはホント恐ろしいものです。
先住民の知的生命体を人間は勝手に「クリーパー」と名付け、見た目だけで害虫扱いしせん滅しようとするが人間こそがこの星ではエイリアンである。強欲な権力者マーシャルはアホさ加減もあり似ては居ないが、強引に隣国を攻め自国の領土にしようとしている何処かと何処かの為政者と根っこは一緒である。
ミッキー17と18の性格の違いとかナーシャの2人に対しての絡み方とこマーシャル夫人の破茶滅茶振りとか研究員が簡単にクリーパーとの翻訳機作っちゃうとかコメディとしてとっても楽しめました!
でも、やっぱりポン・ジュノ監督はドロドロの韓国映画を作って欲しいです、。
永遠の命は・・
これはさすがにぶっ飛び過ぎでは…
コレさあ
松本人志の、さや侍が上手く行ってたらこれになったんじゃ無い?
本作主人公のミッキーが、仕事として毎回ミッション与えられ、終わったらハイ次!ハイ次!と次回ミッションに駆り出され、永久に終わら無い感な人生。
最悪死ねば終わると思いきや、死んでもハイ次!
コレはどうなってしまうのか?ハラハラ運命を見届ける物語。
もう、あんなクソ社長、ゴミ会社最後ブッ壊しちゃえよ!!と、俺ら観客思ってスクリーンに集中しちゃうんだけど、ラストあの決断であそこに描かれちゃうかー。
てもさすハリウッドまで行ったポンジュノ、キッチリファーストシーンから初期設定も解りやすく、見せ場絵作りもお見事にちゃんとエンタメしてた。
ま、ポンジュノお得意の貧困と格差への皮肉、やっぱ案外クリーチャー好きなんだね感も有ってキレイな映画だった。
やっぱ上手いな、ちゃんと人間描くトコ踏み込んでれば、さや侍もコレになったろうな。
描こうとした人間の無力さ、ソコでも捨てられ無い最後の自我は同じなのにね。
こんな未来はイヤやな
他の惑星への移住計画が変な宗教によって、惑星移住をする計画が実行されているお話。主人公ミッキーは人間プリンターという最新テクノロジーで死んでも記憶があるままプリントアウトされることによって、擬似的に何回も生き返ることができる身体に。
使い捨ての人間(エクスペンダブルズ)として、身体を張った実験台として使われることに。
淡々と物語が進んでいく感じで退屈はしなかったけど、主人公がエクスペンダブルズとして惑星移住に応募した理由とか、宇宙船内での話とかNetflixのドラマでありそうやなぁって感じというか、既視感すらある内容やった。ネトフリ映画の”Don’t Look Up”と内容は似ている気がする。
結構良かったです。
ポン・ジュノ監督が撮ったとは思えない、平々凡々なただのSF映画だった
大好きな『パラサイト』(2019)の監督の最新作ということで自分でハードルを上げすぎたんだと思うけど、とにかく退屈すぎてホントに面白くなかった
始めの30分ぐらいは楽しくなりそうな映画だなと思って観てましたが、何かが起こりそうで何も起きない、という至ってフツーの展開が続き、肩すかし感が強かったため、やたら尺の長さが気になりました
もちろん労働搾取、移住と植民地支配、アイデンティティの軽視などといった社会風刺が根底にあるのはわかるけど、ポン・ジュノ監督らしいエッジが無くマイルドな仕上りというのが率直な感想
ロバート・パティンソンさんのルックが昔から苦手なので、そこに輪をかけてつまらなさが重なって、かなりしんどかった
更にマーク・ラファロさんもルックが苦手な役者さんで『哀れなるものたち』(2023)に続きクソ男の小物感がガマンならず、本作はマジで拷問の様な作品でした(苦笑)
と、不満だった男優陣に比べてナーシャを演じるナオミ・アッキーさん、カイを演じるアナマリア・ヴァルトロメイさん、2人共すごく綺麗で魅力的だったので、それだけでも満足できたのでよかったです
“クリーパー”が気持ち悪い、そしてミッキーが再生されるとなぜ性格まで変わるの?という疑問もあり、いささかしっくりきてない部分もありました
ラノベや異世界コミックを読んでいるせいか面白さがわからない
ウェスアンダーソンに憧れてます?
「あなたはプリンター生まれですか?」
一眼レフカメラの交換レンズを清掃する「レンズペーパー」なる“ふき取り紙“、50枚200円程度の使い捨て=“エクスペンダブル“な訳ですが貧乏性ゆえに一枚で何本かのレンズの汚れを拭き取っていたところ前の汚れが次の高価なレンズにベットリついちゃって、1枚4円にも満たない拭き取り紙で20万円の交換レンズを台無しにするところだったのがもう馬鹿馬鹿しくて、それ以来「使い捨て用品」は湯水の如くポイポイ使うようになりました。私の中で"エクスペンダブル“の価値が大きく下がっちゃったんです。目的達成の価値と犠牲の価値を比較して効果最大・リスク最小にするためには惜しみなく捨て去る勇気を持たなければなりません。正しく「麻雀」のようです。ちなみにホンイツトイトイが好きな役。
植民惑星移住の様々な問題解決のために様々な任務の様々な人体実験を受ける事になった「エクスペンダブル」ミッキーバーンズ、記憶は継承されていくのに復元出来るからと言ったって人権蹂躙すぎるだろうに、 死んでからリプリントとなれば人権が断絶する瞬間があるけど現代社会だと死んだ時点で人権って消滅するんじゃなかったっけ?・・・あぁそうか!エクスペンダブル第1ステップの自死の時点でミッキーの人権は消滅、リプリント用データはデジタル遺産となり企業に相続する契約になっているという事なのかしら?マルチプル不可という事は素体が生きている間はリプリント不可な訳で、存在するリプリント体は原則故人のものと言う事になりますし。話中での法解釈はあえてぼかしているように見えますので裏の設定はわかりません。
「何度も生死を繰り返す過酷な任務に就いた可哀想なミッキー」ではなくて「人権の消滅した“著作権フリー“の生体アンドロイド」、そう考えるとそれを知るはずの為政者マーシャルや科学者達のミッキーへの損在な対応にも合点が行きます。現代市場で人間を構成する元素を購入すると1人分は3千円程度だそうで、18人分なら材料費は5万4千円、だいたい製造原価は材料費の5〜6倍なのでかかった費用は全部で30万円ぐらいでしょうか。故人から相続したコピー体合計30万円分程度で未知の問題を解決しながら惑星移住を成功させる、そりゃポイポイ使い捨てしますわな。全く、エゲツない話やな〜と思ったんです。
後半は知的生命体とのファーストコンタクトもの、ナウシカに似ているのはご愛嬌なのか低評価ポイントなのか、お話としてまとまってはいるものの期待を超えるものではありませんでした。もっとぶっ飛んだ話、例えばプリンターでマッチョに改造されたマーシャルVS大量生産されたミッキーのクローン部隊とか、「プリンター」とか「クローン」とか良い設定があるのにあまり活かせてなかったように思います。マーシャルを巻き添えに自爆する時に「人権」とか「意識」とか「死」とかもう一歩踏み込んだ台詞があっても良かったな、とも思います。「ブレードランナー」が名作足り得るのはロイ・バティのCビーム・スピーチがあってこそ、私のような換えの効く“エクスペンダブル“社畜人の琴線に触れるようなお言葉がこの作品にあればもっと傑作になったかも知れません。
もし現在にこのプリンターがあれば貯金はたいて株を買って20年後にリプリントしてもらいましょうか。もう働かなくても良いぐらい株利益が膨らんでいるかも知れません。リプリントされた証拠は体のどこかに記述されているのでしょうか。お尻のほっぺに「#2」とかタトゥーみたいに書かれていたら嫌ですね。スーパー銭湯で知らない人に聞かれますね。「あなたはプリンター生まれですか?」。グレッグ・イーガンの小説、「白熱光」の出だしみたいです。
期待したほど良くはない
原作小説も面白かったし『パラサイト』も面白かった、さぞいい映画だろうと思って観てみたが、期待したほど良くはなかった。
話をわかりやすくするために細かい設定を変えたことには文句がないが、司令官を頭の悪そうな政治家に変えたり、その妻を映画オリジナルで登場させた意義はよくわからない。司令官側で会話させて意図をわかりやすくしたかったのかもしれないが、こんなあからさまな悪役を出して「さあ観客の皆さん、こいつを嫌ってください」と言われても興ざめ。
中盤以降の展開はほぼ原作に沿っていないオリジナルだが、急いで話を畳もうとする割に無駄なシーンが多すぎると感じる。司令官の妻がバイオプリンターで復活してたシーン、本当に蛇足じゃない?
原作を無視するなら無視するでもっと独自性を出せばよかったし、尊重したいならもっと尊重すべきだった。そこが中途半端だから全体の統一感がなくなっているのだと思う。
SF的社会風刺だが惜しい!!
ナウシカじゃないから注意
最初にいっとくと、モンスターの造形と最後の展開が日本人ならたしかにナウシカ思い出すかもしれないけど、多分日本人脳によるこじつけなのでナウシカを期待しない方がいい。
全然ちげぇ。
つまらなくはないが、いまひとつ感がある。
多分、要素が多すぎるのだと思う。
前半がようやく冒頭に辿り着いた時に「なげぇ!」と思った。ここまではいわば「状況説明」でありダイジェストという感覚なので、後半で活躍する彼女や悪友のキャラクターの濃ゆい部分が表れた時に唐突感を覚える。例えば彼女が本当に主人公を愛して尽くしている描写など。前半がダイジェストでキャラクター自体の描写はほとんどされていなかったからだとおもう。
これは主人公にも言えて、後半になって「プリントされるたびに性格が違う」と説明されるのもとってつけたように感じる。これは前半でもっと各々の性格の違いを見せられたはずだし見せておくべきだったのではないか。
しかし演出は間違いなくポン・ジュノ色だったし、役者はもれなく素晴らしい。
だがところどころ「これ必要なの?」というシーンがある(肉を食うシーンはあんなに長くやる必要あるのか?)
クライマックスで彼女が悪役にお説教めいたセリフを言うのも、彼女が先住民に対してそこまで配慮できる人間だという事がきちんと描かれていないので唐突に感じる。
悪役を告発するあの人達もいきなり出てきた感じ(もしかして伏線があったのかもしれないけど…)
何というかいろいろ唐突すぎた。
多分役者のおかげでつまらなくはなってないが、ごちゃごちゃしてる印象。
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