ミッキー17のレビュー・感想・評価
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忘れてた頃に考えさせてくるポンジュノ監督
政治がテーマなのかな。
倫理を欠いた権力者の支配を断ち切るのが自爆という強硬手段だったのが、もう少しユーモアが欲しかった。ドラマチックに、18お前...(涙)となるけども!
一方、ソフトに「いい人」で世の中を回している姿勢も、顧みたくなった。最後、17が「18ならどうする?」と考えたように、声を上げるべき場面もあるだろう。
ここまで倫理に欠けていなくても、ちょっと社内政治と重ねてげんなりした。。。作品が悪いのではなく、ポンジュノ監督という覚悟の上見るべきで、金曜日に会社を早上がりしてわくわく見る映画ではなかったかも(自己責任)😅
こんな、明るい気持ちにはならない、考えさせられる時点で映画のテーマは伝わってて成功と言えるのかな。と言うことで、★4にいたしました。
ロバートとクマムシが好きと言う気持ちも若干入っておりますが笑
一点、ナーシャ像は、うーん。ちょっとミッキーにとって都合がいい存在すぎないか?
追記
皆様のレビューを読んで、欲望が露わすぎて登場人物を好きになれないと言う話、わかるかも。弱い立場にいる人だってそりゃ欲望もあるし倫理(良心)より欲望を優先させてしまうこともあるだろうというリアルを感じた。その点は権力者だろうとエクスペンダブルだろうと同じ。逆に言えば、誰でも良心はあって欲しいし、幸せになる権利もあるのだ。幸せにルーザーかどうかは関係ない。哲学的な話だと思うのですが風刺と一つの作品に入れるのは難しいか。。。バランス取りたいので次はのほほんとした映画見ようかな。
漫画っぽいという表現、納得。チェンソーマンのデンジと重なる要素があると思いました。欲望に忠実。死んでも生き返る。チェンソーは逆に使われそうになってましたが...笑。強い女の人とのラッキーエロも。
-- その他 --
・ロバートの演じ分け!本当に人によって性格は違うよねと、同じ人が演じているからこそ思う。
・パラサイトの豪邸みたいなカットはファンサービスかな?
・事前情報なしで、最初、おっSFか?と思ったけど宇宙旅行的SFのわくわく感を求めるのは違う映画でした(苦笑)
換骨奪胎が上手い
SFをこんな風に描けるんだと思った。
シナリオが俗っぽいところと、セカイ系みたいな「世界と私」になる様な構造と、後発作品だから持つ強みが存分に発揮されていた。
初見でナウシカだ!とはなるけれど、それをしっかりと換骨奪胎して落とし込んでいる。
アニメ好きとかにおすすめの映画だと思う。
映画好きには そこまで響かないのでは。
犠牲者・奉仕人
ロバートパティンソンが最高
はぁ〜〜今回のロバートパティンソンも最高でした。ワイルドなミッキー18も悪くない。
しかし、道徳的にこんなの許容できないし、私は絶対にやりたくないな。痛みの神経とかないならありかもしれない。
エイリアン可愛かった。笑
こんな設定大好き!最高の面白さ!
もっとシリアスでもよかったかなぁ
ロバート・パティンソンの新たな魅力を引き出した
「パラサイト半地下の家族」のポン・ジュノ監督がハリウッドで制作したSFコメディ。
パラサイトで感じた盛りだくさんでテーマが定まらず、結果、中途半端な印象が今作でも感じられた。
どこかで観たことがあるようなシーンも多くオマージュなのだろうが、気になって集中できないし、ハリウッドの制作費を得たSF作品なのだから誰も観たことのないイメージを観たい。
何をやっても失敗続きの人生を送ってきたミッキー(ロバート・パティンソン)は何度でも生まれ変われる仕事で一発逆転を狙うが、契約書をよく読まずにサインしてしまう。
地球では政治家を目指すが何度も落選してしまい地球外の植民星で独裁国家を作ろうと企む富豪夫婦のプロジェクトに参加するも、危険な実験のモルモットとして使われ、何度も死んでは生き返る日々を繰り返すことになる。
ところがある日、任務から命からがら死なずにコロニーに戻るとすでに死んだと思われ、彼のコピーが現れる。
法律で2人のコピーが存在することは禁じられているためどちらかは死ななければならない、また、移民星の先住生物との間である事件が起こり、事態は深刻になってくる・・
SF映画でクローンが登場する話は古典的で新しいものではない。
人間が他の星に移住し、先住生物との戦いや共存のようなテーマもSFの定番だ。
そこに新しいイメージやアイデアはあまりないのでスケールが小さいようにも感じてしまう。
しかもコメディ要素を散りばめてくるのでわちゃわちゃ感が否めないし、笑えない。
一体何を描きたいのか・・
貧富の差や社会の底辺でもがきながら生きていく人たちを描くのがポン・ジュノ監督の一貫したテーマなのだと思うが、ここまでこねくり回すとボケてしまう。
今作の収穫は今までクールな役がほとんどだったロバート・パティンソンの情けないコメディタッチの役がはまっている事。
彼の演技の幅が広がった。
難解でした
ほとんど事前の知識がない状態で観に行ったので「オール・ユー・ニード・イズ・キル」みたいなイメージなのかなと予想していたのですが、制作に「プランB」の文字が見えた時点で「もしかしてメッセージ性の高い作品なのか?」と、見逃し厳禁、気を引き締めてスクリーンを凝視しました。
そしたら、異なるテイストの作品で、どの立場の人にスポットを当てるかによって大分異なる感想を抱くだろうなぁと思った次第です。
ワタシ的にはトニ・コレットとマーク・ラファロ夫妻の異世界にぶっ飛んじゃってる怪演がツボでした(思想には全く共感できませんが)。
ただ、視覚的に何十年後かの未来を描くのって難しいですね、宇宙に移住できるほどのテクノロジーを持っているけど、身に付けているモノは現在とさほど変わらない、どこに折り合いをつけると受けが良いのかサジ加減にセンスが問われるよなぁと、本作を観て痛感しました。
それでも、いつの世においても不変なのは優しい気持ちだよなぁと、17番のミッキーの行いを見て改めて自分自身の行いをきちんとせねばと教えられる作品でした。
今回も“社会の階級”を表す縮図のような構造
「あのパラサイトのポン・ジュノ監督最新作!」みたいな触れ込みが大きく出ていたので、最初は韓国映画なのかと思っていたけど、普通にSFの洋画って感じ。それが良くも悪くもフレッシュさがなく、フラットに楽しめた印象。
とはいえ、今回も“社会の階級”を表す縮図のような構造がしっかり舞台になっていた。
人体を3Dプリントできるようになったけど、倫理的にグレーだから法的には禁止、という設定もリアルで、「まじで近い未来にありそう…」と思ってしまった。
序盤は設定の説明が多くてちょっと受動的に観てたけど、中盤で起こる“物語のコア”にあたる出来事からは一気に先が読めなくなって、そこからはしっかり没頭。
ラストも後味よくまとまっていて、見終わった後に「観てよかったな」と思える作品だった。
ポン・ジュノはテリー・ギリアムの尻尾は食べてない。
食わず嫌いで、ポン・ジュノ監督作はスノーピアサーしか観てません。
パラサイトぐらい観なきゃと思うのだが、どうも気が進まない。相性が悪いんだと思います。まあいつか観るつもりでいます。
なので、辛口になります。好きな人にはごめんなさい。
ただ本作はSFだし、主人公がひたすら複製される内に…って割と好きな題材なので鑑賞。
原作は未読です。
てっきりテセウスの船のパラドックスを扱う作品だと思ってたんだけど違ってた。
保存された記憶をダウンロードされた複製肉体で、代替りする主人公は果たしてミッキーであり続けるのか?とかそう言うヤツかと。
予告編で予定外にミッキーの存在がタブついて2人になるのは分かってるし、劇中社会でそれが禁忌になってる事からのドタバタ劇だろうと思って観てたけど、あんまりそこは深掘りしなかった。
同じ魂が複数あると人間変になっちゃうよって事件を一応描いて、この社会で禁忌になった理由を語るけど、元々変態だった人が複数の自分を作って快楽殺人事件起こした風にしか見えなくて、ちょっとなんだそれってツッコミ入れてました。
あと劇中やたら第三者が死についてミッキーに問うけど、定期的にレンガみたいなメモリーに記憶保存してから死を迎える任務なので、決して死の記憶が無い筈で、下手すりゃ何番目かのミッキーは数十分しか生きてないので、メモリー保存されて無くて、飛び番号みたいにならない?だぶついたミッキーが奇数と偶数で死に分けるってメモリー1つなんだから意味なく無い?とかクラウドで常に上書きされてるシステムでは無かったので、ミッキー死を知らない。
もうそう言うのが、ノイズになってツッコミまくって観てました。
基本的にブラックな寓話の様な本作は、テリー・ギリアム的ではあるのだが、どこか表層的で結局、観客を何処にも導いてない気がします。色々な設定が物語に収束してる感じが無い様に思いました。
目的地の雪の惑星ニフルハイムのクマムシと王蟲のハーフみたいな原生生物クリーパーを躊躇なく排除する権力者は、植民地支配から抜け出ない愚かさなのだろうけど、ちょっと今更感でお腹一杯になりました。
今、現在をブラックな笑いの風刺劇的寓話として表現しようしてたなら、そのアプローチ自体ちょっと古臭くて、まるで複製された魂の様な作品でした。
私にはお暇な方はどうぞと言う映画だった。
今年のアカデミー受賞作品「アノーラ」が、上映打ち切り間近だと感じて映画館に駆けつけたが、数分間合わず仕方なくこの映画を観た。
しかし、アカデミー受賞作品なのに、上映打ち切りを匂わせていることは、面白くないことの証ではないかと疑ってしまう。まぁ、近々鑑賞してみて確かめてみよう。
この映画を選んだのは、高レビューが多いからであった。が、映画が始まってみると、早々に映画館から退出したくなった。私には高評価される方の気持ちが分らない。特段、新しい視点はないし、要は人間モルモットの物語で、人間の生・死に関する深みはない。まあ、娯楽映画なのだろう。
暇な方に勧めますが、私には映画料金を返して欲しいと言わせる映画だった。
期待した程ではなかった。
何度死んでもリプリントされる使い捨てエクスペンタブルのミッキー17が普段通りにあっさり死なず、既にリプリント済の若干サイコパス気味なミッキー18とイカした彼女をめぐって、植民先のクマムシみたいな先住生物やらハルクっぽい権力者を暗殺未遂したりとバタバタしてた割につまんなく途中で寝た。
なんだろう?重複存在者のタブーやらその他設定とかやら嫌いじゃない筈なのにとっちらかりすぎてて観てて疲れた。
王蟲というよりB・Mに見えました
昔、チャンピオンに連載していた「BM ネクタール」という作品にBIO・MEAT(B・M)というクリーチャーがいたのですが、クリーパーがそれにそっくり。
裏返すとあの歯並びは同じにしか見えなかった。
韓国人監督がアメリカでナウシカ実写版製作❓️🇰🇷🇺🇸🪲👩
パラサイト半地下の家族でアカデミー賞獲った監督の作品。パラサイトは1度だけ観て確かに面白かったけどまさかアカデミー賞撮るとはビックリした思い出。Twitterでは「同じアジア人として誇らしい」とか意見あってイヤイヤそこ乗っからなくてよくない?日本映画頑張ろうよ!って思ったの覚えてる。今回はどんな作品か気になり観に行ったらなんともレビューし難い作品だった😯事前にレビューでナウシカって感想見たので何のこと?と思ったらガチでナウシカのパクりだった!!宮崎駿さん怒って良いと思う。私はジブリ作品大好きで1番好きなのは魔女宅🧙←ナウシカじゃないんか〜い!!途中私の脳内にはナウシカの声ランラララランランランが流れ「ひどいよね。許してなんて言えないよね」ってナウシカの声も聞こえてきた。敢えてジブリファンには1度観て欲しい作品かも。
人類が歩むべき道を間違えませんように
原作となった「 ミッキー7」( エドワード・アシュトン )読後の鑑賞。
エクスペンダブル( 使い捨て )人間として生きる事を選んだ青年ミッキーをロバート・パティンソン )が熱演。
政治家マーシャルを映画「 哀れなるものたち 」で主人公ベラ( エマ・ストーン )を誘惑する弁護士ダンカンを演じたマーク・ラファロが、本作でも厭らしさたっぷりに演じる。
原作では、主人公ミッキーは、歴史研究家レベルの知識を持つ青年( 残念ながら情報を瞬時に知り得る歴史学者という職業は最早存在しなくなっていた、との設定。)として登場。
ミッキーがエクスペンダブル人間として志望する旨を伝えたところ、受付担当者の女性が、『 この苛酷な任務への志望者はあなたが初めてだし、あなたのようなまともな人に、志望して貰いたくはなかった 。』といったような思いを伝えるくだりがあるのですが、主人公の人物設定を変えず、そういった場面も入れて頂きたかった気も。
人間味溢れた魅力あるミッキー17でしたし、映像も原作の世界観がリアルに再現されていましたが( 惑星に生息する生物は原作では巨大ムカデ。)、ストーリーとしては原作の方が好みでした。
ー 俺の人類への贈り物
ー 死ぬのは怖い
映画館での鑑賞
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