MEG ザ・モンスターズ2のレビュー・感想・評価
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最強の字幕が付いたメガロドンラップを聴き逃がさないで!
前作の時点からムチャな映画ではあったが、今回は全体の2/3くらいはもはやモンスターパニック映画ですらない。あえて言うなら天井知らずの荒唐無稽さを誇る深海冒険ファンタジーアクションであり、トンデモに次ぐトンデモに一体なにを見せられているのかと呆れ半分可笑しさ半分。とにかくステイサムを中心とする三バカトリオが無謀ノリと力技で突破していく様を満喫した。映画の楽しみは決してクオリティだけではないという映画の奥行きを教えてくれる、というと褒めすぎだろうか。
とはいえ自分が最高にブチ上がったのは「オレはメガロドン!」と超カッコいいラップが鳴り響くエンドクレジットで、DJ役で出演もしているペイジ・ケネディのライムが最高に可笑しい。さらにアンゼたかしさんの字幕が英語ラップを韻を踏みまくった日本語に変換していて「オレはメガロドン、捕食者の頂点、オレは有頂天」みたいな名フレーズが連発。正直ラップだけで星ひとつ増やした感はあるが、マジで途中で席を立ったりせずラップに大笑いするところまでが『MEG2』。どうかお聴き逃しなく。
荒唐無稽を楽しもう
シリーズ二作目、相変わらずのパッケージ詐欺。
一作目でも他所のレビューに書きましたが、パッケージ程サメは大きくありません。
アレを見てあんなのが出るんだと信じる人がでたらどうするんだと。
二作目はジャッキー映画の様なコメディ要素が散りばめられていて、それが楽しめるかどうかでも感じ方は変わりそうです。
そのせいで人の死が軽く、サメ映画に必須とも言える捕食される絶望が殆どありません。
ストーリー的には楽しめる展開だし、シリアスで無くコメディと分かってれば子供も楽しめる、パニック映画では無くファミリー映画と言える。あぁこいつ死ぬなって奴以外は味方側で死ぬ事はありませんし。
全体を通して大きな違和感の元はCGで描かれた物が全てショボい。
奇麗なのは確かだが、寧ろ小奇麗過ぎて背景から浮いてるわ、場面によってはジオラマに合成したみたいな作り物感が半端無く、映画に馴染むように作ってるのはサメだけ。
強化外骨格のスーツでコンクリを破壊するシーンは何の為だったのか、他で一切活かされない謎のパフォーマンスとか意味不明、スーツでコンクリ破壊しても内部は人体、そこに一切のダメージが行かない事も不自然。
深海7千m以上潜った先で、ダイビングスーツみたいな薄い服と強化骨格擬きを身に着けて海底を3kmを歩くというふざけた行為をし、2kmで酸素を40%しか使わないのに、残り1kmで52%程を使う謎の展開があったり、減圧中にマスクが壊れて一人死んだ後に、ジェイソンがスーツも何も無しに深海を泳ぐというトンデモな展開が待ってます。
水圧は空気に掛かる為、確かに体内から空気を抜けば可能かもしれないけど、その状態であろうと7千mを泳いで渡るなんて不可能。(内臓が潰れる激痛と後遺症が残る)
深海魚が何故あの構造なのかを理解もせず、その場の盛り上がりの為に両生類型のワニみたいな爬虫類を出すわ、あまつさえそれを後半は地上戦に駆り出す愚行。
深海魚を陸に上げると内臓が口から飛び出るって知らないのだろうか?
終盤に巨大タコが出るのはまぁ良いかなと思う。
深海は未知の生物の宝庫、サメしか出ないって方が嘘くさい。
ただ、タコ足の動きを含めCGがショボい。
途中ジェイソンが鉄パイプの先にナイフを付けた武器を使うが、その先のナイフがビヨンビヨンしなってるのを見たのは笑った。(アレじゃ何にも刺さらないよ)
一作目の子役が数年程経ってすっかり成長してるのも驚くし、ちゃんとその子役を次回作でも使うのは好印象。
残念ながら容姿はちょっとアレな感じではあるが。
一説によると前作のヒロインは思想的にも使い難くて降板なんて噂もあるが、基本過度の反日なだけで中国的には困る事も無い筈だけど、取り敢えず作中でも(謎の)死を遂げたって説明はある。
後は、中華資本だから中国人エキストラが大量に出るのも、メインキャストに絡んでるのも前作からだから良いのだけど、吹き替えなのに中国語がそのまま字幕で流れるのは微妙。
他の映画でも英語以外の言語だとその言葉で流れるから中国語だけって訳じゃ無いけど、必要性を感じない場面で結構な頻度で会話が挟まるから段々邪魔に感じて来る。
終盤、サメに音波信号を送って操るシーン、序盤で同じ事をやって食われ掛けてるのに、ラストで成功したからって絆があるってのは無理がある。(絆が生まれるような事は何一つしてないし)
だが、アレはジェイソンの言う通りイルカに気が向いただけだろうし、そういうやり取りを楽しむシーンと思えば突っ込むのも野暮かもしれない。
続編物の成功パターン、SF海洋冒険アクション映画のマスターピース
うーん、これは劇場鑑賞すべきだった。この手の映画は一作目の二番煎じになる例が多くてサメの数を増やしただけのものかと劇場鑑賞をスルーしたけど、娯楽作品の続編としてはかなり出来のいい部類。ちょっと過大評価ではあるがいわゆるエイリアン2と同じパターンの続編成功例。
作品自体はメインのメガロドンを少々脇においてそれこそ一時期流行った「アビス」や「ザ・デプス」のようなSF海洋アクションものとして陰謀に巻き込まれていく主人公たちの冒険活劇として見事な物語に仕上げた。
かつての古典ジュール・ヴェルヌによる海洋冒険ものの「海底二万里」などを彷彿とさせながらも今風の洗練されたアクションで観客を楽しませるそのサービス精神、これぞ娯楽映画の極み。正直言って最近のジュラシックワールドの下手な続編よりも面白かった。新作は面白そうだけど。
本作を完全に舐めてた。単なるサメ映画ではなく海洋冒険映画にシフトしたのが功を奏した。
物語もかなり意表を突く展開。前人未到の海底であるにもかかわらずそこには謎の海底ステーションが存在していたなんて見る者の冒険心を否応なく搔き立てる。そして主人公たちを次々と窮地に立たせる場面の連続、観客を楽しませるための仕掛けが周到に準備された見事な脚本。漫然と画面を眺めてるだけでは気づけない作りてのうまさが光る。ただのいつものステイサムによる頭使わないアクションだけの映画とはわけが違う。
その後の展開も脇役に至るまで登場人物たちのそれぞれに活躍の場が設けられていて、今回特におデブキャラの彼が目覚ましい活躍を見せてくれて胸が踊った。
クライマックスのメガロドン、巨大だこ、悪役たち三者が入り乱れての息をもつかせぬ展開もお見事。この手の映画で久々に心が熱くなった。
ラストのサメと人間との間に信頼関係が構築されたかのように見せるあたりも何気に作品に深みを与えている。中国資本のおかげで画面に安っぽさも全く見られない。もはや贅を尽くしたCG作品には中国資本が頼みの綱か。そういえば最近劇場公開された中国アニメーションの「ナタ」の映像はディズニー作品をはるかに凌駕していた。内容も素晴らしかった。
ちなみに前作のピピンちゃんもちゃんと出ていてこういうサービス精神が観客を喜ばせるんだよなあ。欲を言えばパワードスーツの活躍がもう少し見たかった。悪役とステイサムがそれを着て格闘するシーンとか。ステイサムがパワードスーツ着たらどれだけ強くなるんだろ。
子供の頃見ていた「海底軍艦」や「ゲゾラ・ガニメ・カメーバ決戦!南海の大怪獣」などの東宝特撮海洋冒険活劇を思い起こさせる見事な作品だった。
お気楽鮫映画
ステイサムだけは相変わらずカッコいい
3が予定されてるみたいだけど、引き際も大事だよ?と言いたくなるような出来栄え。でかい生き物出せばいいってもんじゃない。ジュラシック・パークじゃないんだから。
あくまでもメガロドンがメインなんだから、他の巨大生物に費用を割くことなく、あからさまなCGではない映像にお金をかけてほしい。
でもやっぱりステイサムはダントツでした。
ジェイソン・ステイサムの無駄遣い
サメ映画版「キャビン」
1は純粋なメガロドンメインの作品だったけれど、今回は冒頭から某恐竜映画が始まるのかと思わされる始まり。
前作からお馴染みのメンバーも登場するけれど、その仲間達vsメガロドンよりvs悪人とのやりあいが多いように感じた。
水陸両方いける生物も某恐竜映画の“ブルー”を思い出させるデザインで、終盤の「あれは俺が手懐けてたメガロドンだ!」て事で意思疎通を図るシーンは思いっきり某恐竜映画の主人公とブルーのやり取りで笑ってしまった。
そしてまさかのクラーケンも登場。
これまた某パイレーツ映画を思い出した。笑
一緒に鑑賞していた夫は、ステイサムが槍で闘うシーンは進撃の巨人みたいだと。笑
なんだか色んな作品のいいとこを詰め込んで、観衆が好きそうな生物達を詰め込んだ言わば、「キャビン」の映画のような何でもありな作品。
でも「キャビン」がホラー好きに愛されるのは理由がある。
今回のMEG2はゴリゴリの中国推し。
そしてパクリ観満載。
観た人たちをガッカリさせる理由はあるかな、と思った。
まぁそこに目をつぶれば、名俳優が主役のB級映画だと思ってそこそこ楽しめると思います。
ステイサム兄貴が今回も海の中をシュポシュポがんばる!
主演ステイサム兄貴。
兄貴が今回も海の中をシュポシュポがんばる!ってもうタイトルで書いてるわ。
以上です。
なんかね、映画自体が大味で書くことないので、売上の話でもします。
この映画、中国資本だけあって、中国ではアメリカよりも観客動員数ほかの数字、いいんですよね。
かつてサメ映画の名物プロデューサーであるデヴィッド・マイケル・ラットが、
「日本人の熱きファンたちありがとう!今日までサメ映画が作られているのは、きみたちのせいだよ?(大約)」
的な発言ををしたことがあるんです。
こまかい発言を知りたい方は「アサイラム・フェスティバル」で検索してみてください。
どうもこの手のアホアホ映画、日本人しか見てなかったもよう。
ですがご安心めされよ。
ぼくらの背後には14億人の中国人たちがいた。
まさかこんなフカヒレな企画に200億ドルちかい予算を積みこんでくれるとは。
そして全世界で400億ドルも稼いでくれるとは。
もうね、サメ映画をささえた日本人の一人として、感無量です。
感無量は言いすぎだけど、ステイサム兄貴の人気とサメ映画が存続するならどうでもいいや。
売店のビール片手に見たり寝たり、そんないいかげんな向きあいかたでも、なんだか楽しい。
それぐらいの気持ちで、ぜひごらんあれ。
人生にはなんの役にも立ちませんけど、ハラハラドキドキの2時間を過ごせることだけは、保証します。
ゴールデンラズベリー賞に3部門もノミネートされてしまった。 最低作品賞 『MEG ザ・モンスターズ2』 最低監督賞 ベン・ウィートリー 最低主演男優賞 ジェイソン・ステイサム
動画配信で映画「MEG ザ・モンスターズ2」を見た。
2023年製作/116分/G/アメリカ
原題または英題:Meg 2: The Trench
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:2023年8月25日
ジェイソン・ステイサム(ジョナス・テイラー)
吴京(ジウミン・ジャン)
2018年公開の映画『MEG ザ・モンスター』の続編
それ以外で知っているのはジェイソン・ステイサムが主演ということだけ。
開映早々、ジョナス・テイラー(ジェイソン・ステイサム)は
汚染物質を不法に海洋投棄する船を取り締まっている。
そこで7分間の銃撃アクションを見せた。
上映8分後、「え?吴京も出演しているんか?」
そういえばこの映画は中国資本が大分出資していたような気がした。
ちょっと楽しみになってきた。
2隻の潜水艇に別れて、スタッフと共に海底調査に赴くテイラーとジウミン。
テイラーの艇にはジウミンの姪であるメイインが密航していた。
そこで事件が起こる。
マナ・ワン社に資金援助している富豪のヒラリー・ドリスコルが、
不法に海底の資源を採掘していることがわかる。
ヒラリーたちの軍隊とテイラーたちの激しい争いが始まる。
恐竜の生き残りのような生物が現れて人々を襲いだす。
存在しないような巨大なサメが3頭現れる。
巨大なサメよりももっと大きなモンスターなタコも現れてリゾートに来ている客を襲いはじめる。
これってアクションものじゃなかったのか?
この映画は第44回ゴールデンラズベリー賞に3部門もノミネートされてしまったようだ。
最低作品賞 『MEG ザ・モンスターズ2』
最低監督賞 ベン・ウィートリー
最低主演男優賞 ジェイソン・ステイサム
他に最低作品賞にノミネートされた作品は以下。
『プー あくまのくまさん』
『エクソシスト 信じる者』
『エクスペンダブルズ ニューブラッド』
『シャザム!〜神々の怒り〜』
満足度は5点満点で3点☆☆☆です。
無駄遣い
単なるB級映画
主人公チームの超人的活躍に唖然
放射性廃棄物の不法投棄って、誰が頼んだのだろう?
相変わらずの「お化け屋敷 探検映画」になってしまっている。ここまでくると、頭からアドレナリンは放出されない。睡眠薬映画だぜ、眠らなければあと一時間で終わっていただける。結末は決まっているからね。 寝てしまった。
後、まだまだ、50分も!
ロケ地は色々な所で撮影されたらしいが、海岸線はプーケットの様だ。昨年、ここでディンギーを生まれて始めてやった。
捕食者の頂点は人間だと思うが、人間以外は、もっとまとも。従って、このままでは、地球は滅ぶ。
ジンベイザメ飼育は30年。オキちゃんは
50周年だそうだ。海洋の事を知りたくば、この映画見ないで、水族館へ行きましょう❤沖縄の美ら海水族館は最高ですね❤
大ダコが出てくると、サンダ対ガイラ を思い出す。ガイラが怖くて怖くて仕方なかった。今の子供達はこんなのばかりだから、麻痺しているかなぁ。どっちが良いか分からないけど、僕はこんな感じの映画ばかり見せられたら、やはり、閉口してしまうね。
中華臭ムンムン
スケールアップ
冒頭から浜辺でトカゲを食べるラプトル、それを食べるティラノザウルス、すると海中からメガロドンが出てきてパクリ、まるで大好きなジュラシックワールドのモササウルス出現さながらで興奮しました。主役は前作同様、スパーヒーロー、ジョナス・テイラー(ジェイソン・ステイサム)ですが本作では宿敵のメガロドンに加え海底資源の違法掘削を行う実業家のドリスコルの傭兵チームが加わり、人間同士の犯罪サスペンスも被せていました。ただ、7600mもの深海で潜水服で逃げ回るのは無謀でしょう。
モンスターも複数のメガドロンの他にも巨大タコや群れなすトカゲ魚と増やしてスケールアップ、中国との合作なので中華風味付けは前作同様。まあ、お約束通りのメガロドンとの対決シーン、モンスター・パニック・アクション・エンタメとしては迫力あり、魅せてくれました。
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