バービーのレビュー・感想・評価
全486件中、161~180件目を表示
勇気が欲しい時に見たいサプリのような作品。
バービーの世界観を味わいたくて
公開をずっと楽しみにしていた作品。
(絶対に好きな映画と固唾を飲んで
公開日を迎えたが日本では公開直後紆余曲折あり
少しばかしクールダウンした状態で劇場に足を運んだ)
可愛いが溢れて気分が上がりっぱなし♡
リアルバービーハウス作りたいと思った。
可愛さをモチベーションに行ったが
内容が想像を超える深み。
物語が進むにつれて現代社会を生きている上で
感じた壁や閉塞感について改めて考えさせれる
描写が多くバービーの気持ちに感情移入して
心に刺さり、気づいたら号泣。
一番の見どころだと感じたのは、
秘書のママのセリフのところ。
同調勢力、所属意識の強い日本人にとっても
響いたと思う
感じてきた言葉にならない思いが
うまく言語化されていた。
らしさ、役割、固定概念を外して
鎧は外して何にでもなれる存在なんだと
背中を押してくれる作品だと思う。
バービーを楽しむ子供向けの作品ではなく
現代を生きる大人が見るべき作品だと思う。
アメリカ映画の良さ
冒頭の「2001年~」のパロディで爆笑しました。
そりゃそうだよね、オンナは子供のお人形遊びからして「赤ちゃんのお世話」に洗濯に家事。本人自身の楽しみというより、母性を自覚させ、主婦予備軍、奉仕者として刷り込まれる感じ。
女の子の世界に「なりたいものになれる」意識革命をもたらしたバービーは、まさにモノリス級の画期的存在、ってのにものすごく納得した。
この掴みだけで、この映画が只者ではないのが分かる。
そして、ちゃんと楽しいので、アンチな盛り上がりに乗って観ないとしたらもったいない。
アメリカ映画は架空の世界を借りてガチンコでは言いづらい現実社会の実情とか問題を語るのが上手い。最初の「アバター」もそうだった。
的確な現状認識と深い洞察、問題点を掴む鋭い目が、「バービー」にはあると思う。
視点が多角的なので、どの立場のだれに共感するか反感持つか、どの解決策なら許容できるかも含めて見る側に委ねられる多角性がある。
私は、ケンダムランドの後始末のところ、今の女性の位置と思った。急に持ち上げられて重要な立場に抜擢されてもお飾りか付け焼き刃で歴史がなく経験もないから上手く行かない、それをみて「だから男はダメだ」と言われがち。なので、これから力をつけて、すこしづつ上に行こうというのに、大きく頷きました。
バービーたちがケンの扱いを反省し、今後は改めると言うのは、世の夫たちにこうあってほしいという願望を見ました。
アメリカ人でも女性の社会的立場がまだまだ、というか日本と大差ないみたいなのが意外だったが、日本の女性にはグロリアが語ることに加えて、外で働くのは当然なのに家事や育児、介護はオンナの仕事で、しかも手を抜くなとか、夫の家族に尽くせ、みたいな圧力があったりする。
それから、夫は自分のことしか興味なし、娘も反抗期でさびしく、仕事も半端、癒やされたいのはママだったというのはよく分かる。子供が小さい頃は大変だけど、かーちゃん、かーちゃんって寄ってくるのは幸せなんだよね。こういうところも排除しないし。結局、娘は頭脳明晰しっかりした女性に育っててママを愛していて、ママも幸せを再確認できるし。
単純に、バービーの(ピンクの!)世界を見られるのが楽しい。
マーゴット・ロビーがリアル・バービー。おちょくられがちなケン、(「トイ・ストーリー」とかでも!)ライアン・ゴスリング、よくやったと思う。
グッズ見るのもよいし、いつも快晴、階段は使わないとか、飲み食いは真似だけ、へんてこバービーは、やりがちで大笑い。髪の毛切っちゃったり顔に落書きしたり、脚のジョイントの問題で縦に大開脚するんだよ、確か。色々なタイプのバービーがいて、職業様々、有色人種や太った彼女もいるんか、と思うし、廃版キャラたちも見られて興味深い。
結局定番タイプのバービーのみが「なりたいものになれる」(そりゃそうでしょう。)、だからって人間になっちゃうなんて! ピノキオ!?
バービー産みの母の延々説教はどうかと思った。
でもって、ヒトになるには、まず、それ!?
ヒトにあるものが無いんだから確かに外せない問題よね。専門家に相談を。
基本コメディで、軽く見られるのが良いと思う。
ただし、その分女性に権利を主張されたら都合が悪い国や地域では上映禁止になったりするんだろうとは思う。
それにしてもリアル・マテル社の皆さん、太っ腹!
男ってさ、強くならなきゃとか
お金稼げるようにならなきゃ、とかいろいろ考えてっていうか考えちゃう人はつらいよね。
好きな子にすごいねーって思ってもらいたいし。
ま、女の子もいろいろ考えちゃう子はしんどいから同じか。
ありのままでいいんだけど、
やっぱりロビーちゃんはええわ
マーゴットロビー全開!
オンステージ
ひょっとしたらいろいろ細工しているのかもしれないが
スタイルも抜群。
前半の10分ぐらいはずーっとロビーちゃんを見とれていたし
この展開は素晴らしい。
それとなんつーかロビーちゃんを前面に押し出して
バービーの懐古、哀愁を経て男女差、最後は説教くさいところまで
練りに練った脚本という感じがします。
ライアン・ゴズリングもこんな演技出来るんやね。
音楽も80’s風に新録?で凄くよかった。
それにしてもやはりアジア系は浮いちゃうね。
洋画のカテゴリーでは見たくないのでくだらない人種平等は大概にしてほしい。
ところでオープニングが2001年宇宙の旅のパロディって
最近のファンはついて来れるの?
70点
Tジョイ京都 20230905
パンフ購入
日本人は的外れ
この作品に対する日本人の映画評も映画サイトのコメントも、殆ど勘違いしているとしか言いようがありません。
バービーというのは、アメリカ人なら誰でも何らかの思い出や同時代体験、郷愁などを想起させる国民的アイテムであって且つアメリカの文化の一つです。
つまりこの映画は、バービーのキャラクターや随所にちりばめられたオマージュやパロディに自分の体験を重ねて、つっこみながら観る作品です。だからこそエンディングで歴代バービー人形を写真付きで紹介して、アメリカ人は「あ、これウチにあった」って調子で嬉しがるワケです。
でもそれだけじゃ映画として成立しないので、女性上位のバービー界と男性上位の人間界を行ったり来たりして、最後は「バービーちゃんの勝ちー」、ってカンジでどうよ?的なノリで一丁上がり、要は、アメリカ人はストーリーなんてどうでもいいわけですね。フェミニズムとかジェンダーなんて、後付けです。
一方我が国においてはバービー人形はリカちゃん人形によって導入早々撤退したため、文化としてのバービーには触れることができないので、朝日新聞の映画評もそうであったように、この映画をフェミニズムの観点から真面目に評価することは、笑止千万だってことを、バービー文化に縁のない日本人は理解しておいた方がいいでしょう。
その意味ではYahoo映画の評価において、最低点が半数近くに上るというのは、逆説的には的を得ていると言えましょう。日本人にこの作品の面白さがわかるわけない、ということです。
例えばクレヨンしんちゃんを家族愛をテーマに実写映画化したとして、しんちゃんを全然知らない外人が家族愛についてだけを論評したら、私たちはどう思います?「お前に言われたくねーよ」でしょ。
なのでバービー文化を知らない私は、アメリカ人が無邪気に喜んで観ている、という事実に敬意を表して無条件満点とします。
バービィだか、カービィだか知らないが・・・・・
序盤のファンシーな世界は実写化作品とはいえ、忠実的に作りこまれているだろうけれど、どこか居心地の悪さを
感じた。楽しさよりも不気味さがまさるバービーランド。
バービーたちは人形という存在のようで
人形が現実世界にやってきて文化の違いに影響を受ける話らしいのだが
現実世界ではバービーやケンがほかの人間とは違う異質な存在として
描かれていて、気が気でなかった
果たしてこのノリについてこれるのか不安になるスタート
爆笑できるコメディ作品というよりかは苦笑いするしかないどこかおかしい変な映画を観たなという印象でした。
女性の自立か自由か男性の復権か
テーマがあやふやすぎて、よく伝わりずらかった。
トイストーリーみたいに
バービーやケンもお互い役割という呪縛にとらわれて、自我を取り戻し
自分らしさアイデンティティを確立するお話なのかな
それだと少しエピソードが弱いように感じるが許容範囲といこう
しかし少しほろりとさせられるところもあり、
ある人物が女性としての悩みを吐露する場面は男性である私にも
刺さりました。
ミュージカル部分も割と楽しめたのでそこは吉。
文化や思想やギャグもどこか海外テイストで日本人には受けずらいかもしれない。作品自体のノリのついていくのに時間がかかった。
洋画はたまにこういった海外の文化や背景をよく勉強しないと
面白がれない、理解できないというところが難点だと思う。
エドガーライトみたいな日本人受けするようなギャグ
ラ・ラ・ランドみたいなミュージカルみたいなのを
期待しないように。
海外ではとてつもなく人気で海外の人には受けはかなりいいが
日本人はこれ面白がれるのでしょうか!?どうなんでしょうか、これ!!
幼少期の頃にバービー人形を手にして遊んだ経験があるのならわかるのかもしれない。女性なら共感できるのかも。
私はよくわからなかった。
初見なので表層的な部分しかみれなかったかな。
社会派的なメッセージはどうでもいいたちなので
あまり僕の好みではなかったかな。
人を選ぶ映画です!!!!!
ちょいと勉強して出直してきまーーーす!!
疲れた
冒頭が『2001年宇宙への旅』へのオマージュになっていて驚いてしまった。若い女性客が多かったけど気が付いているのかな?まぁ、そんなわけで期待がかなり膨らんだのだけど、本編は、何が言いたいのか良く分からない話で、見ていて疲れてしまった。ストーリーは分かるのだけど、「それでそうなるの?何で?」みたいな感じ。それでも強引にラストまで連れていかれてしまった感じで、見終わって疲れてしまった。
これが全米で大ヒットしているって、どういう事なんだろう・・・
ビジュアル面やバービー人形あるあるはよかった!
親がバービー世代で、自身も少し人形で遊んだことがあるくらいの
バービーとの距離感で観に行きました。
バービーランドの作り込みやバービーギャグはかなりあるあるネタだらけで面白かったです!
バービー世代のマダムが多く観に来ている回に当たったのですが、
かなり盛り上がって大笑いが起きていました。
ハイヒールを脱いでもつま先立ちなあの足
車へ乗せられる時のバービーの動き
変てこバービーの開脚っぷり
ぎしぎしした挙動
つるつるのぺたんこおまた
全部全部めちゃくちゃあるあるで、こうしたネタが出て来るたびに
劇場全体で笑ってました。
…ただ、この作品そのものが放つメッセージ性に関しては
私には遅すぎるものだったなと感じました。
性別に左右されすぎる世界
個が尊重されない世界
幸せなことですが、私自身はそういう世界にはあまり縁がない人生を送ってきたために
全く共感・没入が出来ず、世界観の前提部分を拾い集めるのに一番頭を使いました。
アメリカの差別意識って今もまだこんな次元がスタンダードなの?
だとしたらそりゃあデモも演説もウケる世界だよね…
と思いながら観てました。
演説タイムに関しては、せっかく“映画”なのに
全部セリフで処理されちゃったつまらなさを感じてしまいました。
もうこのあたりは感性の違いですかね…。
平たく言えば、Not for meでした。
ただただ、ビジュアルとバービーギャグはよく出来ていておもしろかったです。
確かに今年最高かもしれない。
率直に観た方がいい映画。
これグチグチいうヤツは現実で手のつけようない面倒くさいヤツになりかけてるというリトマス試験紙になる。
と言われるのもわかる気がする。
女の子は勇気をもらうだろうし、男は脱げない鎧がほろっと外れる経験が出来る。
オッサンの私には食指が動かないなと思ったが、帰りにはマグマカップとパンフレットを40にもなって買って帰った。
フェミニスト映画だと思い込んでる人いるが、私も少し構えていた。だがすぐにスタートと共にこれは違うと気付いた。これは全方向にありとあらゆるモノを皮肉っている。
そして物語の着地には、男女関係なく問われるもので非常に秀逸だった。バービーという一つの人形を通してたくさんの人の物語を映し出し、それをコミカルにユーモアたっぷりに描く。
バービーランドと人間界の境界線、映画を観てる私達との境界線。ここが非常にうまい。俯瞰しやすい作りになっている。
何より秘書の女性だったかな、彼女の演説が痺れる。
誰もが人生で吐き出しかったこと。
ここはもう愛する人が隣にいたら、強く手を握りたい。
あと内容とは別で、
マーゴットの演技が抜群に上手い。昔から好きな役者だが明らかに成長を感じた。この映画で不動の地位、新しいアイコンに確実にしたなと感慨深いもんがあった。
そして賛否あったがライアンゴズリングについてだが、やっぱりディズニー出身の彼のダンスや歌、そして幅の広く演じられる力。彼が出るべきだったし、彼の作品選びは流石だと思った。
見ない人も見た人の中にも粗探ししたい人もいるだろうけど、それこそ不毛だし、あなたの事を愛してる人はそんな事望んでいないし、なりたかったあなたはそんなあなたではないハズ。
素直に私はこの映画に拍手を贈りたい。
そしてこれは協調性や同調圧力、所属意識の強い日本人に対して響くと思う。
余談だが、幼かった頃、私はキティちゃんや、セーラームーン、りぼんが好きだった。それをひた隠し男社会で生き、したくもない男の子の不毛な競争をした。
気付いていたら好きだったモノを手離し思い出しもしないまま、社会人になり男らしさを着て男の役割を真っ当しようと背負い込んでいた。
私は女性が好きだし、marvelのような映画もオッパイも好きだ。だけどこのバービーを見てそんな自分のいつの間にか着込んだ鎧がこんなにも重くなってる事に気付いた。
だからピンクのハートの取っ手が付いたバービーマグカップを私は買った。
子ども向けではない
全体的にコメディっぽくとても楽しい、オープニング2001年宇宙の旅のパロディーから始まり、モノリスではなくそそり立つのはでっかいマーゴットロビー(笑)足綺麗だなぁ。
バービーランドは見てるだけで楽しい、色んなバービーとかアイテムが出てきてワクワクする!子どもが見て楽しいのはこの辺までかな?
ライアンゴズリングは、色んな役をやるなぁ・・可哀想な役が多いような気がするなぁ、ケン役も、良かった!面白かった。歌って踊るゴズリング。
女対男、という風にし過ぎてるのでは?という、批判も織り込み済みかな、バービーを題材にする以上避けられないかな。最後、仕事の面接に行くのかな?と思ってたら、そっちなんだ!っていう、あそこも、批判が来るのも折り込み済みかな、何を選んだっていいじゃないってことかなぁ。娘が大きくなったら一緒に観てみたいな。
オープニング!!
たぶん多くの観客がびっくりするのがオープニングでしょうね(笑)。この冒頭シーンからバービーワールドへ移り変わるシークエンスが素晴らしく、一番よかったかもしれません(苦笑)。マーゴット・ロビーがぴったりはまり役で、なんともファンシーな気分に…。その後の展開は、わりとシンプルというか、個人的にはそれほどのめり込めませんでした。グロリア(アメリカ・フェレーラ)の演説はグッときましたが、既視感もあったような…。
バービー アンド ケン
仙台の映画館、土曜のレイトショー。
前日予約時は自分で5席目の予約。やはり事前のプロモーションで一悶着あった影響でガラガラなんだなと思い劇場へ。
しかしながら上映時間が近づくにつれて人は増え、最後にはなんと中央以降の席が8割程埋まる客入り。
大半は女性で、カップルや男性ひとりの客の姿もチラホラ。字幕回と言うこともあって、外国人の女性グループなども来ていて予想外の混雑具合に自分のみならず早目に席予約したであろう方からも驚きの声が聞こえてきた。
公開後の評価の高さや実際に観た人の口コミがよい影響を与えた結果なのか、1ヶ月近く経った今になって作品の実評価の声が浸透しはじめた雰囲気を感じた。
かく言う自分自身も、事前のいざこざから何だかつまらなそうというレッテルを貼って観に行く候補から外していたが、何かといい評判を見聞きするようになり映画館へ足を運んだひとりである。
さて、作品の感想に移る。
そもそもバービーに何の思い入れも無い自分であったが、バービーが女性の自尊心や女性と社会の関係に良くも悪くも影響を与えて来た人形、マスコットであったのだなと作品を見進める途上で感じていた。また一方で、バービーの添え物として恋人の様な違うようなケンという存在が、何で居るのか分からない存在として描かれている気がして空虚で主体性の無いケンに嫌悪感すら感じるとともにヘタレな彼への哀れみを感じたし、後に男性の支配欲と馬に目覚めてしまった彼の人間的未熟さに感情移入もしていった。
最終的にケンはケンとしてひとりの存在として認められながら、バービーには選ばれない残酷さは、バービーが人間になる事を選んだ事とともに、個人の自立と選択とは何かという事を多角的に描く演出に思えていいなと思った部分であった。
現実世界での母娘のやり取りやバービーを泣かした娘の痛烈なスピーチは今現在のバービー人形の立ち位置を言い表したと共に、思春期におけるバービー人形の役割りも感じることが出来たように思えて、あの2人の存在ややり取りはこの物語のもう一つの主軸であったと感じた。
たくさんの切り口から、生き方の選び方について考えるきっかけとなるよい作品だと思ったし、いい年した自分のようなおじさんより、思春期真っ只中で色々と迷っている若い世代の人が観たらまた感じるところがあるのではないかと思った映画でした。
◎
マーゴット・ロビーが期待どおりに可愛くて大満足でした。バービーランドの精巧さも素晴らしい!の一言です。
でも、一番楽しかったのはケンです。ピュアで一生懸命なのが良いですね。ダンスや馬に乗るジェスチャーなど、笑わせてもらいました。
秘書女(!)も好きです。
色々なメッセージが詰まった映画ですが、バービーの歴史や社会的背景を知らない日本人としては、表面の美しさやバカバカしさだけ楽しみたい感じもしました。
万人にお勧めはできません…
子供の頃はもっぱらリカちゃん人形で遊んでいたので正直、バービー人形のことはよく知りません。海外の人形で時折炎上しているイメージがあるくらいです。
さてこんな私が楽しめたのかというと…
意外にも楽しめました。
バービーをそこまで知らない人でも楽しめるので、バービー人形で遊んでいた人にはもっと楽しめるのではないかと思います。
まず冒頭、バービー人形の登場により子供たちが今まで遊んでいた赤ちゃん人形を地面に叩きつけるシーンで吹き出してしまいました。
キラキラな王道ファンタジーものかと思っていた私の予想を冒頭から見事に砕かれました。
そこからは風刺の効いたコメディが繰り出され、クスッとは笑えますが裏に隠されたメッセージが垣間見えてあまり笑えませんでした。
(あぁこういう主張をしたいのね)とどうしても考えさせられる描写が多く、真剣に観るか頭空っぽで楽しむかの鑑賞スタイルが定まらないまま観てしまったので何とも中途半端な気持ちで観終わりスッキリしませんでした。
後半、世間が求める女性像について捲し立てるシーンがあるのですが…こう、主張というかメッセージ性が強すぎて内心引き気味に観てしまいました。言いたいことは分かるのですが、これバービー人形でやる必要があったのでしょうか。バービーランドを楽しんでいたはずなのに、現実に一気に戻されるような感じで苦手です。
今作で一番気に入ったのはケンです。
あのキザなようなヘタレのような絶妙な顔と表情で、バービーよりもケンに目線がいってしまいました。
ケンが「らしさ」とか関係なく「ケンはケンよ」という言葉でアイデンティティを自ら確立していったので、もはやケンが主人公だったのではないかと思いました。
勿論、バービーも綺麗で可愛いです。まさに女の子の憧れというものでしょう。…あ、こういう偏見はNGでしたね、男の子の憧れでもあるでしょう。
あなたはあなた、そして何にでもなれる存在!
そんな自己肯定感を高めてくれる映画でした。
ただし子供向けではありません。大人向けかつ見る人を選ぶ作品なので万人にお勧めできないのが残念です。
モウジョウドウジョウカサハウス
今更観賞して、バービーの行く末や婦人科に行く件を評しても、既に数多のお歴々のレビュアー様が丁寧に解釈されているので、ここはやはりケンの立場からの感想を考えてみたい
『もう充分だ、ケン』というTシャツに制作陣のメッセージが吐露されていることに今作の白眉を受取った マチズモとホモソーシャル、そして優位に立ちたいという本能を揶揄したシークエンスは流石に的確という他はない 私など優位性を保つ能力など皆無なので、今作のそれはブイブイ謂わせている現在の勝ち組に対してのやっかみだと思って貰って結構 全員死滅してしまえばいいんだと思う程だ 人より記憶力がよく、人より理解力が高く、人より自分を騙す能力が優れている人間は、男女関係無く、人を貶める事に快感を覚えることなく、もっと高みに意識をシフトしろ、と云いたい
折角貰ったギフト、何故に下に意識が向くのか、もっと向上心を持てと小一時間説教したいが、ま、聞く耳もたないかw
女性はこれから益々社会を、否、世界を導くメシアとなる そうまるで神の導きのように・・・
さて、男は?・・・・ 種馬(よかったじゃない、馬が好きなんだろw)のみ残されて、劣勢者は駆逐されるのみ 野生の摂理といえばそれまでだ 果してライアン・ゴズリングはどっちなのか、それが今作のメッセージなのだと断言する
あ、自分は、駆逐側ですw
82点 バービーワールド!
マーゴット・ロビーがめちゃめちゃ綺麗でした!まさにバービーに相応しいと思いました。
いろいろ賛否両論ありますが、まあまあ楽しめたのかなと。男はこうあるべき、女はこうあるべきは間違っているよね!って訴えている作品だと感じた。
バービーワールドがとても独特で考えた人すげぇなと。
バービー人形のバリエーションを少し調べておけばより作品が楽しめると感じた。
最初の赤ちゃん人形よりバービー人形が流行ったんだぜ!という見せ方に笑ってしまった。
ティーン向け…?
世界中で大ヒットしていると言われているこの映画だけど、どちらかと言うとティーン女性向けの映画のような感じがして、正直なところ何故大ヒットになっているのか分からず…
きっとこういう事もあるよね。
クドいಠಗಠ
主義主張が強すぎ。お腹いっぱい。
もっとメルヘンチックなファンタジー系の作品を想像していたが…
最後のオチもよくわからなかった。
全体的に説教臭い。
もっとスッキリできなかったのか?
アランはがんばってる(笑)
人形の世界と実社会
現代要素を盛り込んだ人形たちの冒険。
昔から長年続く人形たちの遍歴も加え、それぞれの時代ごとに作られたキャラクターも登場させることで、バービー人形で遊んだことのある人には心をくすぐられる点もかなりあるだろう。そしてドールハウスなどを実寸台で作るなどその世界観を上手く描いてる。
あと人形であることを逆手に取った笑いもあり、楽しめる点もあるのだが、やはりバービー人形を通ってこなかった私には親近感が湧かなかった。
ただストーリーには人現代要素をふんだんに取り込んでていまの社会の縮図をポップに描いて共感も呼べる。
全486件中、161~180件目を表示