劇場公開日 2024年2月9日

夜明けのすべてのレビュー・感想・評価

全473件中、61~80件目を表示

5.0夜明け

2024年9月25日
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優しさに包まれて、朝を迎えられたような気分になります。素晴らしい作品です。

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つもろう☆

5.0素敵な映画

2024年9月22日
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派手さはないが、俳優陣の演技力を感じる作品。主役2人は、役の人物にしか見えなかった。とにかくうまい!松村北斗は、始めと終わりでは、別の人間にみえた。

変なべたっとした恋愛ものではないところが、良かった。人との関わり方を考えられた作品だった。

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らてらて

0.5病院の待合で聞くような他人の病気自慢と、馴れ合い感が苦手だった!!

2024年9月20日
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単純

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𝖒𝖚𝖓𝖆𝖈𝖞

4.0太陽が向こうから近づいてきていると信じている人のレビュー

2024年9月19日
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新しい映画なのにレトロ感がある映像。
劇中に登場するカレンダーを見ると、まさに今の日本が舞台になっている。

藤沢美紗(上白石萌音)が、親元を離れて自立してから始まる夜明け前の苦しみの時期と、のちの夜明けに至るまでをじっくり丁寧に描いている。

藤沢は、薬を見付けて山添(松村北斗)に渡したり、自転車を譲ったり、髪を切ってあげたりするが、今作に登場する男女は誰一人として月と太陽のごとく一線を越えず、お互いを欲したり交わろうとしない。
性欲が存在しない架空の世界なのだろうか。
整列している星の夜空の見えかたからは、プラネタリウムのように空のほうがゆっくり動いている考え方のほうがしっくりくるし、もし誰かが言うように地球が自転公転していたら、物理の法則によると夜明けの度に定期的に地震のような衝撃があるはずである。
世界の仕組みも人の體の仕組みも、すべてが解き明かされてしまわないように、知識の共有を阻む何かがあることを感じざるを得ない。

夜空のように全てが繋がったまま、徐々に明るい方向へ好転していく。
栗田和夫(光石研)の弟が残した数十年前の記録が、内容はともかく時空を超えて未来の誰か(藤沢たち)に届いたのは素敵なことである。
ずっと穏やかなBGMで、刺激的なことは特に無いまま終わったので拍子抜けしたが、なぜか余韻が抜けない作品。

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どん・Giovanni

同情ではなく理解を

2024年9月17日
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 PMS(月経前症候群)の女性とパニック障害の男性が生活の中で職場で居場所を探そうとするお話です。僕が、PMSという言葉を知ったのはほんの1~2年前の事なので、男性として知っておきたいと思える物語でした。しかし、『ケイコ目を澄ませて』の三宅唱監督はそれを力こぶの「障害者映画」にはしませんでした。

 病や障害を持つ人に安易に「同情」するのではなく「理解」する事でこそ自らをも癒し得ることを語るとても穏やかで優しい物語でした。悪い人は出て来ないのですが、「それもいいじゃないか」と僕はスクリーン前で大きく頷きます。そして、安っぽく恋愛映画にしなかったのがとてもよかったなぁ。映像には独特の間(ま)があり、そこで見せる上白石萌音さんの素の表情の演技が素晴らしかったです。

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La Strada

2.5抑揚のない退屈なドラマ

2024年9月14日
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各々精神疾患(PMS(月経前症候群)・パニック障害)を抱えて、人付き合いが下手でぎこちない日々を送る会社の同僚の二人、上白石萌音扮する藤沢さんと松村北斗扮する山添くんを主役に据え、その窮屈でもどかしい互いの日常を粛々と追った作品です。
カメラは彼らに同情的でもなく、フィックスの長回しを多用し、寄せアップも殆どなく、ゆったりとした緩いテンポで淡々と、まるでドキュメンタリーのように映していきます。しかし彼らが抱える、病気による苦悩や悲哀は描かれないので、鋭く問題提起するわけでもなく、終始メリハリのない滔々とした映像が延々と続きます。ラブロマンスはなく、謎解きミステリー要素もなく、サスペンス性もありません。つまり起承転結のない2時間のドラマが本作といえます。

それでも前半は、藤沢さん視点で映されていきます。そこでは山添くんも藤沢視点で胡散臭い客体の一つとして描かれますが、中盤藤沢さんが山添くんの整髪をする長回しカットから山添視点にカメラが移り、藤沢さんも面倒くさい人として映されつつも、暖かく見つめられていることが感じられます。
そして徐々に二人の視点が重なり合っていきますが、決して恋愛関係には至らない淡泊な関係のままエンディングを迎えます。

斯様に抑揚のない退屈なドラマで、その上、登場人物が悉く善人ばかりなので、事件もなくハラハラドキドキすることもなく、ただただ安心して観ていられたに過ぎないのですが、不思議に飽きることなく観賞できたのは、リアルな生活感を実演した役者たちの演技力によるのでしょう。

ただ、つい近所でもありそうな、あまりにも身近な話であり、夢やロマンといった快感は得られず映画的なスケール感は全くありません。巷間、非常に高評価なのが、率直に言って私にはよく理解できません。
一服の清涼感は得られた気はしますが、非日常空間である映画館で観客に披露する作品とは言い難いと思います。
映像作品としては悪くはありませんが、BSでのドキュメンタリー風ドラマが向いているのではないかと思ったしだいです。

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KeithKH

0.5旧国営放送 的 稚拙なファンタジー

2024年9月9日
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マサシ

生きづらさを抱えた人へ

2024年9月5日
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事前に原作など読まず見に行きました。
様々な理由で生きづらさを抱えた人たちと
それを理解して見守ってくれる人たち。
一緒に見ていた主人はPMSについて知らなかった、知れてよかったと。
人は色々なバックグラウンドがある。
表面的にはわからないかもしれないけど
それを心に留めておくだけで、
人と関わるときに少しだけ心配りができるようになればいいな。と思わせてくれた映画でした。

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nami_A

4.0悲しい時も嬉しい時も必ず終わる

2024年9月5日
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恋愛ものかなと思って見ていたら、そうではない。
2人の関係性は不思議だけど素敵。お互いを大切にしていることが分かるし、お互いから学んで前に進もうとしている。

夜についてのメモ、の中にあるメッセージは、映画の山場としてすごく納得感のあるものだった。それを彼女が読むのもまた良い。
これからも2人はそれぞれの病気と向き合っていかなければならないし、きっと想像もできないくらい辛いだろうけど、それでも勇気をもらえる。
視聴後に心地よさを感じる映画。

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ABCD

3.0ファンタジー

2024年9月4日
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夭

4.0音楽とともにじんわり心に沁みる映画。夜中にどうぞ

2024年9月2日
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た

2.0気まずい

2024年8月22日
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リアルというよりawkward。
awkwardの翻訳を見ると、気まずい、ぎこちない、不味い、照れくさい、重苦しい、ぶざまな、不器用な、不具合な、不為な、など。

ドキュメンタリータッチのリアル演出だが、な~んか、いちいち気まずい。びみょうな不自然さがついてまわる。それが気持ちわるかった。ぬるっとしていて、からっとしてくれない。

その形容は気まずいがしっくりくるが、ぎこちなさ、照れくささ、重苦しさ、ぶざまさもあり、つまりawkwardだった。

同僚男性のアパートで女性が髪を切るのも、お菓子やたいやき買ってくると「栗田科学」が色めく様子も、喫茶店でコーヒー注文するのも、ヘルメット前後逆にかぶる光石研も、移動式プラネタリウムも、全シーンがawkwardで終始ぬるぬるの映画だった。

月経前症候群の藤沢(上白石萌音)とパニック障害の山添(松村北斗)が助け合う話。栗田科学の職員はみんなつましく、まじめ。藤沢母(りょう)は要介護、栗田社長(光石研)や山添の元上司(渋川清彦)は大切な人を亡くして心に傷を負っている。

主題は誠実かつ人道的で、移動式プラネタリウム上演とその解説文作成を頂点とし、藤沢と山添が干渉しながらなんとか自分なりの道を見つけていく展開には切実さがあった。
映画は丁寧につくられており、人々は善良で辛い病や体験に向き合い、小さな幸せにしっかりとつかまって生きている。コンセプトにも志にも咎はない。が、なにしろawkwardで見づらかった──ので、そっちを点数にした。

じぶんは健常で悪いところはないが、厄介ごとに直面したとき、ADHDとか鬱病とか無呼吸症とかなんでもいいがなんかもっともらしい病名の症状がないものか──と思ったことがある。
この映画にもその命題、病を人生の言い訳にできるか──がでてくる。

PMS(月経前症候群)発症中に面罵してしまった知人にどうやって謝ったらいいか悩んでいる藤沢を見て──、
山添『でも便利っちゃ便利ですよね、好きなこと言っても病気のせいにすりゃいいんですから』
藤沢『パニック障害だってたまには使えるでしょ、行きたくない誘いとか、発作が出るからって断れるし』
山添『いやでもぼく周りに言ってないですもん』

有名人が負っている疾病や過去の壮絶体験などを披露することがあるが、それはPR=芸能活動の一環でもあり、ビジュアルと連立でもある。すなわち現実のPMSやパニック障害は同情をさそう見た目をしていないのかもしれない。

なおメンタルクリニックの女医役が(女優さんに罪はないが)鷹揚な感じを出そうとしていながら、たんに雑なだけでかなり外していたと思う。

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津次郎

4.5夜明け前の闇の中で、誰かを支える星となれ

2024年8月14日
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泣ける

幸せ

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近大

3.5シンプル

2024年8月13日
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ドキュメンタリーを見ているような、日常に溶け込む作品。

他人の状況はぱっと見わからない。
見えないところで皆何かに躓いているのかもしれない。

そんなことを少しでも想像しながら周りの人と接することができたら。
そして自分自身ももっと自分の生きやすい環境を整えていけるように、
自分自身の声にもっと耳を傾けようと思える作品でした。

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ぞの

4.0心をほぐされる 音、映像、ストーリー

2024年8月13日
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この作品は
なんてやさしいのだろう。

〝変わらないものなんて存在しないのかもしれません〟
その言葉のとおり、誰かがゆっくり変わっていくそばで他の誰かも少しずつ変わっていくのをあの小さな世界でみつめていく。

そして星にまつわる場面の話と2人の声の安堵感。
うたた寝に柔らかなガーゼをそっとかけてくれる存在のようだ。
耳を澄ましているうちに涙が溢れていた。

空気はひとがつくる。
お互いを思いやるやさしい視線が緩やかで穏やかな流れで巡る。
それを味わった心は何かを見失い忘れそうなときに引き返す力を授けあう。

同じ時代を生きる私たちの奇跡のような時間にそんな世界を願う作品でもありました。

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hum

4.0お互いの痛み

2024年8月12日
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ハンバーグ

4.0PNSとパニック障害

2024年8月12日
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怖い

知的

幸せ

主人公(上白石萌音)はPNS、生理前に突然イライラして怒り出し、手がつけられなくなる。
会社を辞め、中小企業に勤めるが、同僚にパニック障害の青年(松村北斗)がいて、障害者同士の連帯を感じる。
移動プラネタリウムにて、二人はそれぞれの生き方を考えることに。
居心地がいいことを最優先で考える。

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いやよセブン

5.0この時代にマッチした作品

2024年8月9日
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emme

大変さはその人本人しかわからない

2024年8月4日
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鑑賞方法:DVD/BD

PMSで苦しむ藤沢
パニック障害で苦しむ山添
同じ会社で働いたがお互い相手のそのことは知らなかった
ある時、お互いそのことを打ち明けてそこからお互いに支えて過ごしていったという内容だった
PMSもパニック障害も大変ということは情報等でわかるが当事者にしかわからないことがあるだろうし捉え方も違うだろうなと思いました

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やっすー

4.0こんな風に手を取り理解し合えたら。同じ不安を抱える人達へ。

2024年8月1日
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知的

なんだろう。とても心地良いです。
静かで、穏やかで、真っ直ぐで。
終始共感しながら鑑賞しました。

私は7年程前にパニック障害の診断を受けました。
この作品の描写にもありますように、電車やバスといった公共交通機関に乗ることが難しく、又自分でコントロールできることではないので、突然パニック発作が訪れます。
そのため出かける際は、私がパニック障害であることを知っており、万が一の際にサポートしてもらえる友人とのみ休暇を楽しんでいます。
理解のある友人に救われていると幸せに感じます。

ただ時と場合によっては、どんなに親しい人物でも近くにいることによって「自分の酷い有様を見られてしまう」という恐怖心から発作が起きることがあります。難しいですね。

現在はすぐに目的地に到着する安心感がある乗り物、例えば新幹線。そういった自分の中で安心感を保てる選択肢を取れるようになりました。
電車も短い距離ならたまには乗ることができます。
薬を持ち歩くことは欠かせませんし、作品の中にあったように、不安をかき消すための材料としてガボガボ水を摂取することも欠かせません。

パニック障害の人間(総てに当てはまるわけではなく)にとって、夜の闇は強大です。
実際に死にたくなるなどの極端な思想も度々生まれます。本編で使用されていた「飲み込まれる」という表現はとても理解できます。

私はこの作品を通してパニック障害がどんなものであるか、今よりもっともっと理解され、支え合う世の中になればいいなと感じました。
「人と違う」ことを恐れず、何かを抱えていても生きやすい世の中になることを願って。

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あおねる
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