夜明けのすべてのレビュー・感想・評価
全473件中、21~40件目を表示
主演のアイドルファンが評価してるだけ…
アカデミー賞作品賞にノミネートされてたし評価も高いから見てみたけど、冗長で退屈。
何でこんなに評価が高いのかと思ったら主演がアイドルだったので納得。
キネマ旬報もサブカル的な人気の作品に票を入れちゃうんですね…
優しくなれる、できない自分を許せる
話題作をやっと観た。
松村北斗が、映画やドラマに露出が多い理由が分かった気がする。
性格の良さが自然体で表現されている。
上白石萌音の、不器用で真っ直ぐな主人公にも共感できた。
病気からくる辛さ、シンドさ、抑えきれないイライラ感が伝わってきた。
朝ドラの「カムカムエヴリバディ」の夫婦役だった二人が醸し出す雰囲気がとても心地よい。
社長役の光石研さん、さすが。
弟の位牌に献杯するシーン、松村北斗の山添がお酒をついで、二人で手を合わせるところ、自転車のヘルメットを被ったままの姿が、山添を思う優しい気持ちにあふれていた。
最近観たドラマ「アンサンブル」でも、主人公である松村北斗を愛情深く見守る(義理の)父親をやっていた。
少し残念だったのは上白石萌音の藤沢美沙と母の関係、転職を決意したのは母への思いからだったので、掘り下げて描いてほしかった。
でも、まわりに優しくなれる、できない自分を許せる気持ちにしてくれた映画だった。
2515
病気をどうにかしようじゃなくて
藤沢「パニック障害は平日は仕事行きたくないのに 土日になると会社に行きたくなるの?」
山添「PMSだからって何でも言いたいこと言っていい訳じゃないですからね?」がなんかおもしろかった(笑)会話の勉強になった。
山添の彼女は彼の(山添の)パニック障害はどうしたら治るか?病気をどうにかしようとしていたけど、症状は違えどPMSのもねと職場で出会って病気をどうにかしようじゃなくて供に生きていくようになり病気を邪魔者にしなくなってとけてきたのだと思う
なんで治らないんだとかなんでできないんだとか自分を責めるとますます自分が大嫌いになり人にも攻撃的になってしまいます。
疲れ果てた顔が上手い萌音ちゃん
この後怒りだすな〜と何となくわかる😡
メンタルクリニック受付の方が◯番の方診察室にお入り下 さいが、以前通院していた病院と一緒だった
食べ物を買ってきてくれたり、あなたのイライラする前にそれを止めますとか家で一緒にお菓子を食べたり。そかいうなにげないことが人とできたらどれだけ心の支えになることか!!
会社の人も急にキレておかしい人だと変な目をする人 がいなかったから安心した
山添くん食べている物がおいしく感じられてよかったね👍🏻
時が流れていつの間にか...。が大切だと思う
時が流れることを会社の中で皆が速送りで動いて明るくなったり暗くなったりで表していた
今の会社で働いてなかったら藤沢さんと会ってなかったら...
人との出会いって大切だな~。
サウンドがヒーリングだった🪵
最初の方で藤沢さんの友達が藤沢さんを連れて行って霊媒師に見てもらってたけどなんでこんなことするのか?とか思ったけどそれも友達の優しさってことのかな?
恋愛につながらないもの、でいいのだ。
日本アカデミー賞で知った映画。上白石さん、堂々として綺麗でした。人生って絶望感満載の、まさに夜明け前な時が度々訪れる。幸せそうな人に見えても心と身体は嵐の真っ最中とか。そんな希望のない毎日の中で起きた、お互い期待してない人間関係の中で神様はまた一本の「トラブル」の系を垂らす。何が自分に「世界」を繋げてくれるかわからない。自分以外の人が自分を理解しようとしてくれた、その想いを自分も汲み取れた時、ちいさな「奇跡」が起きるきっかけになるのかもと思った。2人の男女が恋愛に発展しなくても、好感度はお互い良い関係って奇跡だよね。焦らず、自分の気持ちや生活を大事にしながら正直な気持ちも伝え合える関係は、地味だけど最高の幸福感。時に期待は裏切られてもそれでもよし!私、できたよって思える階段を一歩づつ進む、それが気づけば夜明けになるって信じたい。
プラネタリウムの話が素敵で、宇宙と自分は無関係ではない。爽やかな風が吹いたような映画だった。身近なテーマがじんわり身に染みました。
良い時代に、なりましたね
私がPMSに苦しんでいた頃
それはまだ市民権を得ていなかった
知る人ぞ知る、というか誰も知らない
(初めは自分でも知らなかった)
だからメンタルダウンもイライラも
単なる面倒くさい変な奴だと思われた
それが分かっていたから
あんな風に外に出すことなんて無理で
どれだけ心が乱れていようが
それは1人のときに発狂したりして
何とか普通を演じきって過ごしていた
そういう意味では、良い時代になりましたね
きっとパニック障害の人も、その昔は
なったら最後、誰にも知られないように
ひた隠しにして、生きていたのではないか
そんなこと知られたら社会復帰できない
そんな時代もあったのです
こういう題材が映画になること自体
とても良いと思います
作品は平凡でしたが、そういう意味で
有意義な作品だと思います
渋川清彦さんの表情がよかった
パニック障害の若い男性とPMSの若い女性が働く会社の、心優しい職場の人たちと、彼らを見守ってきた、心優しい前職の職場の人たちの心温まる、ほんわかと心が温まる作品。
他人の痛みに共感して見守る優しい人々の、それぞれ過去に秘められた艱難辛苦もチラ見せしながら、誰もが抱えている労苦を慮りながら、穏やかに、愛をもって共に生きようとする人々は、勤めているところが一流企業でもあろうと町工場であろうと「民度が高い人たち」と言い切ってもいいんじゃないかなと、この作品を見ながら感じました。職業や収入で人の価値は決まらない。幸せな生き方は人それぞれたという考え方は、世界的にあって『PERFECT DAYS』が海外でも高く評価されたことも、その流れがあったからだと思います。
パニック障害(PD)の男性山添さんを松村北斗さんが、PMSの女性藤村さんを上白石萌音さんがそれぞれ務められましたが、冒頭からいきなり上白石さんの演技にやられてしまい、心が持っていかれました。その後は穏やかにストーリーが進行して、観てるだけで癒されました。
山添さんと藤村さんがお互いを助け合うことで、お互いが成長していき、あんな理解のある会社があったら私も働きたい!
現実はシビアで、会社には毒蛇のようなお局様がいて、パワハラモラハラが蔓延しているということもあるので、私などはお局様の刀をどのように交わして逃げながら働くかが大きな課題で、それで頭を痛めていることがほとんどなのですが、この作品に出てくる職場の人たちは心優しい人たちで、前職の職場も、毒社員は見当たらず(いるのかもしれませんが、出てこない)。
なので、この作品は、PDやPMSに悩む方が見ても、つらくならないように配慮されていて、ほんとうに「元気になってほしい、あの人」や「この人」が念頭にあって制作された作品じゃないのかなと思いました。
二人が困難を抱えている障害の原因は、人間関係ではないところに原因があるようで(観客としては表層を見るしかありませんが)、その分、人のやさしさ、温かさが全面に出ていて、「人のあたたかさを描くのが目的の作品」なのかもしれない。
私は、いつも、その時の気分で見る映画を決めますが、その時「見たい」と感じた映画は、その時期の自分の人生の問題を打破するためのヒントが隠されていることがよくあるので、人生の転機になるヒントを映画からもらったり、励まされたりという経験をよくします。
この作品は、苦しむ人に、優しく、プレッシャーを与えない形で、ただただ共感を伝える形で、エールを送る作品で、「見る心のおクスリ」なのかな…と思いました。
低用量ピルを飲めない人もいます
封切から一年を経て、鑑賞
当初 朝ドラの夫婦役を
再度スクリーンで見る気は起きず
スルーしていた
先日 『ファーストキス 1ST KISS』で
松村北斗の演技を見て この作品も
履修必須と思っていたところ 市内の
劇場でリバイバル上映
俳優 松村北斗の
作品の空気にとっぷり浸り、
けして主張しない演技!
稀有な役者だと思う。
また、今までの映画やドラマで
描かれない描写が多数。
小規模経営の会社
(商店はイヤになるほどよくある)
が 細かくが描かれている
何か有ると お菓子を配りまくる女性社員
退社後に軽くメシを誘ってくるおじさん
そうか炭酸ミネラルウォーターのあの音
イヤな人っているんだな
それ以外でも 生理よりも辛いPMS
(これに低気圧が加わると 最低)
最後に残ったスナック菓子を容器から
直接『あ、これ良い?』とガーッと食べたり。
女の子の方が背が高い中学生の2人
~統計的には当たり前だが映画の中の
男子は長身イケメン
「トワイライト・ウォリアーズ」でも感じたが
無駄に作品に恋愛を絡ませない視点が良い
小さいけれど世の中の認識が、
変わって来てると感じ
時代は少しずつ変わってるんだ~と
気づかされた
良い作品だった。
誰もが持つ傷みを見つめて
なかなか嫌なことと向き合うのはムズカシイね。
自分の事すらよく分からなったりするし他人の事も理解なんて出来なかったりもする。
でもひょんなキッカケから手に取るように分かったりも出来るから人間なんて不思議な生き物やね。
星みたいに遠いのよ。でも強弱あるけど光っているのさ。
出来ることは見つけて見つめて見続けてその光に照らされて見えなかった自分の影を見て受け止めることかな?
何日何年かかっても小さくならなかったり消えなかったりわからなくなったりした後に、フッと見え方や感じ方が変わったりして。痛みや苦しみに歓びをその時に噛み締めたらまた違う自分に出会え別れる事が出来るのかもね。
この作品に出会えた事で自分の痛みが和らいだ気がしました。
鑑賞後に優しい気持ちになれる映画
互いに精神病を持つ2人がそれぞれを思いあい、理解を深めていく話。山添くんの最初の感じの悪い人というイメージから、藤沢さんと出会い、会社の優しい人と出会い少しずつ変わっていくのがとても良かった。
配信で見せていただきました。
まったく予備知識もなく見ましたので、最初は単なるアイドル映画かと思い、話題になっているからちょっと見てみようかと思い、用事をしながら流していましたが、いつの間にか用事をしていた手も止まり、ソファに座って真剣に観てしまいました。
松村さんと上白石さんが、こんなにもお芝居が上手いとは驚愕でしたし、この映画のテーマもアイドルらしからぬもの。PMS(月経前症候群)を患う女性とパニック障害を持つ男性の奇妙な共感にも似た友情のお話。お涙頂戴でもなく、ちょっとコミカルだけど時にはシリアスでリアリティも感じる演出に、切なくなったり、ほっこりしたりと、とにかく楽しませていただきました。アニメばかりがヒットする日本の映画界でこんな素敵な映画は、もっと宣伝すべきではないかと思いました。
虚飾のない病に向き合った映画
とても地味なんだけど心に静かにしっかりと積もっていく重みのある映画でした。PMSとパニック障害に向き合う2人を余計な恋愛や綺麗に収める的なストーリー仕立てでなかったことがとても真摯に病気に向き合った映画だと感じた。上白石萌音と松村北斗の表情が本当に良い。こういう職場の人間関係が温かくて素晴らしい、こういう職場こそが出来すぎた設定、なんて言う悲しいことをいう社会であってはいけない。夜がやってくるから私たちは闇の向こうのとてつもない広がりを想像することができる、プラネタリウムでの解説のシーンはこのテーマの総まとめ、特にここが響いた。闇の中にいる人に希望が見えるといいなぁ、そういう人たちを通して見える景色を想像できる人でありたいなぁ。
合わなかった。。。劇場鑑賞なら確実に落ちてたzzz
今年の日本アカデミー賞・優秀作品賞で観てないのコレだけだったのでネトフリ鑑賞
朝ドラコンビの再共演ってのは知ってましたが・・・
これ、、、まぁデリケートなお話ですね
現代なのに昭和作品のような感じの画像で、淡々とゆっくりBGMも。。。。
深夜ふとチャンネル回したらやってるザ・ドキュメント風・・・
この高評価!!!
題材への興味ある無しで評価は変わるのかな!?
私は、劇場鑑賞なら確実に落ちてたzzz
俳優陣の演技力の高さに脱帽
静かで起伏のない映像作品は引き込まれなければそのままゆっくり眠れてしまう。
良い睡眠。
本作品は、PMSを抱えた女性のモノローグから始まります。
私は女性なのでぐっと意識を傾けられましたが、男性はどうなのでしょうか。
目に映るPMSの症状に苦しむ姿は別のものに映るかもしれませんね。
その後、淡々と静かに描かれる彼女の日常。
上京して一人暮らし。
新入社員の時に退職してしまっては友人もいないでしょう。
その雰囲気や孤独感や焦燥感が上白石萌音さんのちょっとした目線や後ろ姿がひしひしと伝えてきます。
パニック障害を抱えた社員の松村北斗さんも、いかにもエリートサラリーマンの都落ち感が駄々洩れていてすさんだ精神と虚栄心と病状のはざまで揺れ動く脆さを演じきっていたのではないでしょうか。
事情を抱えた彼女を受け入れてくれたアットホームな会社には彼女以外にも様々な事情のある社員がいるのだろうとチラリと色々なところに含ませているところも押しつけがましくない構成で淡々とした作品の雰囲気を崩さずに物語が進んでゆきます。
見守りながら支えながら病状を抱えたことを怖いものとせず受け入れて過ごす。
少しずつふたりの距離が縮まり、ふたりだけの不思議な絆が生まれてゆくあたたかな空間。
恋愛や親愛ともちがう、友情よりもプライベートな絆。
そんな静かだけど気が置けない二人がとても自然体で、鑑賞しているこちらがスクリーンの向こう側の物語という事の境目が無くなるようでした。
また、主人公ふたりのモノローグやセリフですごく感じたのですが、お二人とも声が良い。
とても良い。
優しくじんわりと耳から心地よくしみこんできました。
劇場でみるべきとまでは言いませんが、お時間のある時には観るといいよ~とお勧めしたい。
タイトルなし
全473件中、21~40件目を表示