劇場公開日 2024年2月9日

夜明けのすべてのレビュー・感想・評価

全422件中、21~40件目を表示

3.0ファンタジー

2024年9月4日
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夭

4.0音楽とともにじんわり心に沁みる映画。夜中にどうぞ

2024年9月2日
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た

2.0気まずい

2024年8月22日
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リアルというよりawkward。
awkwardの翻訳を見ると、気まずい、ぎこちない、不味い、照れくさい、重苦しい、ぶざまな、不器用な、不具合な、不為な、など。

ドキュメンタリータッチのリアル演出だが、な~んか、いちいち気まずい。びみょうな不自然さがついてまわる。それが気持ちわるかった。ぬるっとしていて、からっとしてくれない。

その形容は気まずいがしっくりくるが、ぎこちなさ、照れくささ、重苦しさ、ぶざまさもあり、つまりawkwardだった。

同僚男性のアパートで女性が髪を切るのも、お菓子やたいやき買ってくると「栗田科学」が色めく様子も、喫茶店でコーヒー注文するのも、ヘルメット前後逆にかぶる光石研も、移動式プラネタリウムも、全シーンがawkwardで終始ぬるぬるの映画だった。

月経前症候群の藤沢(上白石萌音)とパニック障害の山添(松村北斗)が助け合う話。栗田科学の職員はみんなつましく、まじめ。藤沢母(りょう)は要介護、栗田社長(光石研)や山添の元上司(渋川清彦)は大切な人を亡くして心に傷を負っている。

主題は誠実かつ人道的で、移動式プラネタリウム上演とその解説文作成を頂点とし、藤沢と山添が干渉しながらなんとか自分なりの道を見つけていく展開には切実さがあった。
映画は丁寧につくられており、人々は善良で辛い病や体験に向き合い、小さな幸せにしっかりとつかまって生きている。コンセプトにも志にも咎はない。が、なにしろawkwardで見づらかった──ので、そっちを点数にした。

じぶんは健常で悪いところはないが、厄介ごとに直面したとき、ADHDとか鬱病とか無呼吸症とかなんでもいいがなんかもっともらしい病名の症状がないものか──と思ったことがある。
この映画にもその命題、病を人生の言い訳にできるか──がでてくる。

PMS(月経前症候群)発症中に面罵してしまった知人にどうやって謝ったらいいか悩んでいる藤沢を見て──、
山添『でも便利っちゃ便利ですよね、好きなこと言っても病気のせいにすりゃいいんですから』
藤沢『パニック障害だってたまには使えるでしょ、行きたくない誘いとか、発作が出るからって断れるし』
山添『いやでもぼく周りに言ってないですもん』

有名人が負っている疾病や過去の壮絶体験などを披露することがあるが、それはPR=芸能活動の一環でもあり、ビジュアルと連立でもある。すなわち現実のPMSやパニック障害は同情をさそう見た目をしていないのかもしれない。

なおメンタルクリニックの女医役が(女優さんに罪はないが)鷹揚な感じを出そうとしていながら、たんに雑なだけでかなり外していたと思う。

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津次郎

4.5夜明け前の闇の中で、誰かを支える星となれ

2024年8月14日
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泣ける

幸せ

萌える

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近大

3.5シンプル

2024年8月13日
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ドキュメンタリーを見ているような、日常に溶け込む作品。

他人の状況はぱっと見わからない。
見えないところで皆何かに躓いているのかもしれない。

そんなことを少しでも想像しながら周りの人と接することができたら。
そして自分自身ももっと自分の生きやすい環境を整えていけるように、
自分自身の声にもっと耳を傾けようと思える作品でした。

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ぞの

4.0心をほぐされる 音、映像、ストーリー

2024年8月13日
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この作品は
なんてやさしいのだろう。

〝変わらないものなんて存在しないのかもしれません〟
その言葉のとおり、誰かがゆっくり変わっていくそばで他の誰かも少しずつ変わっていくのをあの小さな世界でみつめていく。

そして星にまつわる場面の話と2人の声の安堵感。
うたた寝に柔らかなガーゼをそっとかけてくれる存在のようだ。
耳を澄ましているうちに涙が溢れていた。

空気はひとがつくる。
お互いを思いやるやさしい視線が緩やかで穏やかな流れで巡る。
それを味わった心は何かを見失い忘れそうなときに引き返す力を授けあう。

同じ時代を生きる私たちの奇跡のような時間にそんな世界を願う作品でもありました。

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hum

4.0お互いの痛み

2024年8月12日
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ハンバーグ

4.0PNSとパニック障害

2024年8月12日
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怖い

知的

幸せ

主人公(上白石萌音)はPNS、生理前に突然イライラして怒り出し、手がつけられなくなる。
会社を辞め、中小企業に勤めるが、同僚にパニック障害の青年(松村北斗)がいて、障害者同士の連帯を感じる。
移動プラネタリウムにて、二人はそれぞれの生き方を考えることに。
居心地がいいことを最優先で考える。

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いやよセブン

5.0この時代にマッチした作品

2024年8月9日
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emme

大変さはその人本人しかわからない

2024年8月4日
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鑑賞方法:DVD/BD

PMSで苦しむ藤沢
パニック障害で苦しむ山添
同じ会社で働いたがお互い相手のそのことは知らなかった
ある時、お互いそのことを打ち明けてそこからお互いに支えて過ごしていったという内容だった
PMSもパニック障害も大変ということは情報等でわかるが当事者にしかわからないことがあるだろうし捉え方も違うだろうなと思いました

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やっすー

4.0こんな風に手を取り理解し合えたら。同じ不安を抱える人達へ。

2024年8月1日
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鑑賞方法:VOD

知的

なんだろう。とても心地良いです。
静かで、穏やかで、真っ直ぐで。
終始共感しながら鑑賞しました。

私は7年程前にパニック障害の診断を受けました。
この作品の描写にもありますように、電車やバスといった公共交通機関に乗ることが難しく、又自分でコントロールできることではないので、突然パニック発作が訪れます。
そのため出かける際は、私がパニック障害であることを知っており、万が一の際にサポートしてもらえる友人とのみ休暇を楽しんでいます。
理解のある友人に救われていると幸せに感じます。

ただ時と場合によっては、どんなに親しい人物でも近くにいることによって「自分の酷い有様を見られてしまう」という恐怖心から発作が起きることがあります。難しいですね。

現在はすぐに目的地に到着する安心感がある乗り物、例えば新幹線。そういった自分の中で安心感を保てる選択肢を取れるようになりました。
電車も短い距離ならたまには乗ることができます。
薬を持ち歩くことは欠かせませんし、作品の中にあったように、不安をかき消すための材料としてガボガボ水を摂取することも欠かせません。

パニック障害の人間(総てに当てはまるわけではなく)にとって、夜の闇は強大です。
実際に死にたくなるなどの極端な思想も度々生まれます。本編で使用されていた「飲み込まれる」という表現はとても理解できます。

私はこの作品を通してパニック障害がどんなものであるか、今よりもっともっと理解され、支え合う世の中になればいいなと感じました。
「人と違う」ことを恐れず、何かを抱えていても生きやすい世の中になることを願って。

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あおねる

ゆったりとした綺麗な映画

2024年7月29日
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鑑賞方法:その他

松村北斗くんが言っていたように、見終わった後に心が軽くなるような映画だった。ハラハラドキドキすることもなく、ゆったりとした気持ちで落ち着いて見れた。たまにまた見たいなと思えるような映画。

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ん

4.0人に優しくてとてもいい作品です VOD鑑賞2024年7/29 9/...

2024年7月29日
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鑑賞方法:VOD

幸せ

人に優しくてとてもいい作品です

VOD鑑賞2024年7/29

9/1(日) 2回目のVOD鑑賞

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あすパパ

5.0支え合う魂の飛び立ち

2024年7月25日
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鑑賞方法:VOD

「ケイコ目を澄ませて」より私は好きでした。
同じようにドキュメンタリー・タッチで時系列に沿って進行するのですが、
まるで、水が流れるように、
感情が込みあげる、
沸々と溢れる、
それを汲み上げる、
手ですくって飲み込む、
とても全てが自然に感じました。

《ナチュラル》
まず第一に松村北斗さんが素晴らしかったです。
全てのスターオーラやアイドル臭さから、遠く離れた存在でした。
こんなに気配を消して、川添になり切れるんだ!!
ある意味で、川添を生きていました。
ちょっぴり「PERFECT DAYS」の役所広司さんの在り方、
演じるのではなく川添として生きる・・・
少し似ている・・・
そんな気がしました。
無理してないおおらかさ、演じてない自然さ。

もう1人の主役、
PMSの症状に苦しむ藤沢(上白石萌音)は、松村北斗のナチュラル・・・
に対比するリアリティある存在でした。
川添は当初とても儚い存在です。
いつ消えてもおかしくないような脆さ危うさ、
それに対比した藤沢はPMSの症状が出ると、目つきが変わる。
険しく邪悪な光を放つのです。
そして親しい人にまで攻撃的になり、別人です。
(普段は優しく気が利いて気配りの人で、有能なのに、
(人間関係を壊してしまいそう・・・)
そのリアルな演技でPMSの怖さを体現していました。
松村さんとは真逆のアプローチで、彼女も凄かったです。
藤沢と川添は途中から、良き理解者を超えた
まるでお互いがお互いをサポートする同志のような役割を果たして行きます。
★パニック障害になると、味覚も無くなるんですね。
私も2人が抱える悩み・・・と言うより、
衆人の見守る中で、【自分を失う】
【自分の感情をコントロール出来なくなる】
藤沢なら【別人格が現れる】

発作を起こす・・・と一口で言っても、
自分を自分の意志や理性で制御できないなんて、
正にパニック症状に恐怖を覚えました。
《どんなに不安だろう》

川添に欠けている部分、
☆他者を思いやる、気持ちを汲み取る、
☆感受性の鈍さ、
☆殻に閉じこもる、
藤沢の場合は、川添のできない3つのこと、
普段は問題なく行動出来ます。
しかし生理日の前後の何日感は、感情をコントロール出来なくなる。
その藤沢が川添をサポートする。
仕事への向き合い方、
★仕事の中身を深く考える、そして調べる姿勢、
つまり興味を深くする。好奇心を持つ、
この映画での大きなイベントは、テントを張って会社が毎年
開催している「移動式のミニプラネタリウム」
その企画や構成、アナウンス原稿を担当する川添と藤沢。
川添は社長(光石研)の自殺した弟さんの遺した資料や日記を、
倉庫から掘り起こします。
それまでは単純作業で腰掛けで意欲のない仕事を
仕方なくしていました。
その仕事が、俄然と輝き始めるのです。

藤沢のお節介から始まったような川添との関係が、
次第に川添の自信になり、目が生き生きしてくる、
歩きながら食べるお菓子を、
「美味しい!」と思い、口に出して言う、
しかし藤沢は母の看病のための故郷のPR会社へ転職・・・

2人が男女の恋愛感情を挟まず、友情を高めるのが
とても素敵です。
男女の愛情を絡めると起きる、
互いにもたれあったり、要求したり、ギブアンドテイクみたいな
余計な打算的部分が生まれる可能性を排除しているのは、
とても良いと思います。

男と女である前に人間と人間として向き合う。
三宅唱監督のこの作品も、清々しく清潔で品があり、
とても好きです。

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琥珀糖

5.0夜明け前が一番暗い

2024年7月12日
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泣ける

幸せ

初めて実写映画で7回映画館で鑑賞しました。
それくらい私にとって心の安定剤になった作品でした。
派手なことは何も起こらない
問題は劇的に解決したかと言うとそうではないんですが
静かにあたたかくて
前向きになれて
見終わった後に頑張りすぎず生きて行こうと思える
幸せな映画でした。

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とわはる

3.5私的感じた、この映画を優れた作品にしている点とは

2024年7月12日
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komagire23

4.5じんわり暖かくなる

2024年7月6日
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泣ける

知的

幸せ

それぞれ病気を抱える二人が周囲の優しさや理解もあって、最初はお互いに負の感情を持っていたのがいつしか友情が深まる様子がとても暖かく優しく表現されていました
私自身PMSは経験がありコントールできない感情の爆発やその後の自分自身にがっかりすることもありとても共感できました
男女が友情から恋愛に発展しないのもなんだか良かったです。

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のの

5.0生きるのが少し楽になる。

2024年7月2日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

幸せ

知り合いにパニック障害の方がいたり、芸能人でもよく耳にするので見に行ってみた。見終わった後、これは傑作だと思った。変に恋愛に持っていくわけでもなく、ただ日常を描いただけなのに、こんなにも心にくるものがあるのかと。上白石萌音さんのPMSの演技は共感できる部分もあり、こんなに仕事に支障が出るほど重い人もいるんだと改めて再認識した。松村北斗さんのパニック障害の演技もリアルで今までの普通の人生が病気一つで全く変わってしまったことへの虚無感みたいなものがひしひしと伝わってきた。でも、二人が出会ったことにより、少しずつ前向きになれたりちょっと勇気を出してみようと変わっていく様子がすごく勇気をもらえた。これは少し生きにくかったり、悩みがある人にこそ、響く作品だし、見てもらいたいと思った。自分にとってお守りのような、出会えて良かった映画。

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れ

4.0初めての感覚

2024年6月30日
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いつも観る作品とは違う作品
いつもは内容が濃いひとつの事について突き止めるみたいな作品をよく見るからこの作品のように日常を再現しているような作品は初めてでいつもよりワクワクして鑑賞できた。

パニック障害やPMSなどはそこまで詳しく知れていなかったからこの作品を通して少しでもしれて良かったと思ってます。
突然いつもあった日常が無くなるのは受け止められないとこもあるなと自分と置き換えて考える所もありました。

人のためや自分のためそこについて考えました
そこで自分にできることはなんだろうかなど様々なことを考えるいい機会になりました。

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tsumugi123622

3.0支え合って生きることの美しさ

2024年6月30日
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例えば、ふつうの健常な人でも、日によって気分の浮き沈みは必ずあるもの。
その浮き沈みの振幅が異常に大きく、それ故。日常生活に支障を来す場合には、疾患として投薬などの治療をしなければならないので、その前提として、具体的な診断名(病名)をつけて診断をしなければならないと聞いたことがあります。

病気を持っている人や、いわゆる障害を抱えているという人たちを、決して特別視する(ましてや差別視などする)理由は何もないことも、また当然かとも思います。

それにつけても、病気をお持ちの方(と言ってしまって良いのか、もっと別の言い方で、少しだけ他の人と比べて個性が目立つとでも言うべきなのか)に対しての「周囲の受け止め」の大切さ、そういう周囲の受け止めの美しさに、改めて気づかさせてもらえた一本になりました。
本作は。

その点でも、十分に佳作としての評価に値する一本と思います。
評論子は。

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talkie