劇場公開日 2023年7月7日

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大いなる自由のレビュー・感想・評価

全28件中、1~20件目を表示

4.5自由とは名ばかりの時代を生きる人々への応援歌

2023年7月11日
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泣ける

悲しい

怖い

公衆トイレで相手を物色していた主人公のハンスが、それ故に何度も入獄と出獄を繰り返している。それとは、戦後のドイツで施行されていた男性同性愛を罪とする刑法175条のこと。まずは、そんな法律がドイツに存在していたことに驚く。第二次大戦直後の1945年には、違反者はユダヤ人と同じくナチスの捕虜収容所に送られ、さらに、ハンスのように刑務所へと移送されのが常だった。でも、多くが収容所で命を落としていたことを考えると、ハンスには強い生命力と意志があったということになる。

本作は、何度刑務所に収監されようが、自由が来る日を信じて厳しい獄中生活を耐え抜くハンスと、別の罪で懲役に服しているヴィクトールのまるで相容れない関係が、徐々に接近し、友情が愛情へと変化していくプロセスを、1968年→1945年→1957年→1968年と、3つの時代を前後しながら丹念に記録していく。時代毎に微妙に変化するハンスのルックスが時の移ろいを表現している点を見逃して欲しくない。

やがて訪れる衝撃の結末は、自由な時代とは名ばかりの、たった今の現実を我々に突き付けて来て、息苦しくなるほどだ。

これは、差別の中で生き抜くことの過酷さと、依然変わらぬ現状を告発した作品であると同時に、愛と希望についての物語でもある。劇中、刑務所の窓からアポロ11号が到達した月を眩しそうに眺めるハンスの眼差しに、そのことが象徴されている。

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清藤秀人

3.5In Prison for Different Reasons

2023年6月8日
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鑑賞方法:VOD

Features the agonizing confinement of all prison movies, but the film has interesting historical perspective. Watching this film, I realized the same amount of time passed between the end of World War II and the lunar landing as has since the release of the first iPhone and now. Makes you think how much has changed when less than 100 years ago being gay was illegal. Cinematically appealing style.

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Dan Knighton

3.5愛することを辞めないという抗議

2024年4月29日
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鑑賞方法:映画館

第2次世界大戦後のドイツで男性同性愛を禁じる刑法があった。収容所に同性愛者として送られた彼らは、連合国に開放された後そのまま刑務所に送られたらしい。冒頭のそのシーンで「え?」となるが、その後も違法な状況が20年近く続く。

主人公のハンスは抗議のように人を愛することをやめないし自分に嘘をつかない。

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mikyo

2.5フリーセッション

2023年10月20日
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鑑賞方法:映画館
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いぱねま

3.5最高だった!!

2023年10月9日
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きちんと差別に対抗しつつ、
時代や政治に翻弄されてしまった男の話を
こんなにもドラマティックに描けるものとは。
彼がずっと信念を貫いてるから
見応えがあるんだよな。
諦めちゃいけない何かがあった。

LGBTQパワーを久々に貰った感じ。
本当に良かった。

ラストも本当に秀逸で。純粋で。
ニヤニヤしながら夜の街を歩きましたよ。
『ブエノスアイレス』で流れていたような曲が
バーの地下で流れてたのも良かった。

ジャンルで分けるつもりはないが
最高のゲイ映画がまた増えたのではないか。

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JYARI

5.0深ーい

2023年8月21日
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泣ける

知的

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責任世代

4.0【近代ドイツの悪法、男性同性愛を禁じた刑法175条に対し、人間の尊厳を求め長年抵抗した男と、同房になった男との20年に亘る関係性の変遷を描いた作品。ラストシーンは多様な解釈が出来ると思います。】

2023年8月17日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

幸せ

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NOBU

3.0刑法175条

2023年8月16日
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鑑賞方法:映画館

昔のドイツに施行されてた刑法175条、男性の同性愛禁止を描く映画だけど、刑務所モノでもあります。

オーストリアとドイツの合作です。

男同士の…シーンが多くて、正直ゲッソリ…

普通に、男性として女性が好きな自分としては正直キツかった…

差別したり、馬鹿にしたり、傷つける気は、ないです。

ごめんなさいm(__)m

最後、終わり方は、感じる事は、人それぞれ…

貴殿は、どう解釈されますか?

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RAIN DOG

4.0愛とは?自由とは?

2023年8月10日
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男色というテーマを用いて、自由とは何かを問いかける、哲学書みたいな作品。
この作品を観たら、きっと一生、考え続けてしまうんだろうな。
愛とは、自由とは、人生とは…と。
男色が違法とされていたドイツ。何度も男色で捕まったハンスを中心に、戦争の傷跡とか薬物中毒とか刑務所の非人道的な扱いとか、重いテーマも織り込まれており、なかなかヘヴィな内容でした。
そんな中にあっても、自分を保ち続け、周囲に無償の愛を与えたハンス。
なぜなら彼は犯罪者ではないからだ。
なのになぜ、あの世界に戻ろうとしたのか。
もうそれは犯罪ではないというのに。
その自由は彼の求めた自由では無かったのかもしれない。
人として愛せた唯一の存在、ヴィクトールの事を心から愛していたからかもしれない。
ハンスが愛したのは「男性」ではなかったのかもしれない。
何か心の片隅に、小さなオリのようなものを残す不思議な作品でした。

トランスジェンダー的な観点ではなく、哲学的な観点で観る作品でした。

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hanako

3.0ちょっと思ってたのと違う…

2023年8月7日
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鑑賞方法:映画館

同性愛が違法、そういう時代のアイデンティティ確立の為の人々の闘いかと思ったら、どちらかというとその時代に抗うことなく純粋に恋愛を追い求める恋寄りなお話だった。ラストも純。

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peanuts

2.0ついていけず

2023年8月5日
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鑑賞方法:映画館

LGBTQに理解があるつもりだが、この映画には生理的・本能的についていけなかった。
ほとんどが刑務所内のシーンで、きれいな絵は一瞬たりとも出てこない。

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ファランドル

4.5自由とは…

2023年8月2日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

戦後、時代に翻弄され
‎残虐な苦しみや
‎悲しみの中から
‎僅かな希望や絆を見出し
‎意思を曲げない強さ

‎もう息がつまるし
‎はたして何か罪は
‎あるのか?
‎そして人は1人では
‎幸せになれないし
‎悲しみは1人では
‎拭えない

1945、1957、1968年の
3つの時代で表す同性愛者の
ストーリー

最後1969年にドイツで同性愛が
合法化され自由を得られた
のだが、人にとって
自由とは何か…

「希望の灯り」でも
とても良かった主役の
フランツロゴフスキ
が本当素晴らしい

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H1DE!

4.0自由とは?

2023年7月31日
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難しい

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まこやん

3.5年代と人物の違いがつき難く、歴史の進歩を喜べない物語

2023年7月27日
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鑑賞方法:映画館

難しい

寝られる

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てつ

2.5正直、手垢がついたラストと思ってしまった

2023年7月21日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

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夢は映画館の部屋を作ること。

3.5観たい度◎鑑賞後の満足度○ 題名からLGBTQ+解放の讃歌だと思ったら大間違い(私も勘違いした)。どちらかと云えばドイツ版「塀の中の懲りない面々」ゲイバージョン。これ以上はネタバレになるので止めます。

2023年7月18日
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鑑賞方法:映画館

①興味深かったのは、同性愛(というか行為)が西ドイツでは刑罰の対象であったのに、東ドイツではそうではなかったということ。
ハンスがオスカーに収監されないから東ドイツに脱出しようという笑うに笑えないシーンがある。

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もーさん

4.0愛の数

2023年7月17日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

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ミカ

5.0さすがドイツ人 隠さないと言うか、 はっきりしてると言うか、 あり...

2023年7月15日
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さすがドイツ人

隠さないと言うか、
はっきりしてると言うか、
ありのままと言うか

ぐろすぎたり閉口気味なシーンもなくはないけど、
ここまで心に来る映画だとは思わなかった

確かに大変な日々なんだけど、
主人公のハンスにとってはそんなのどうでも良いこと?
能動的じゃなくてある意味受動的な前向きさ?みたいな、
変な表現だけどそんなものが感じられた

悪法とか迫害とか収監とかそんなことより、
人間模様を描き出すドラマとしての秀逸作品だと、
私には思えた

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jung

4.01968年のドイツ。 当時まだ禁止されていた同性愛の罪で服役したハ...

2023年7月13日
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りゃんひさ

2.5さすがに男色画面が多すぎてお腹一杯

2023年7月12日
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鑑賞方法:映画館

「青いカフタンの仕立て屋」のような夫婦愛どころか、自分の欲望を貫き通し過ぎていて、見ているうちに重たい気分になってしまった。ゲイは自分には合わない事がよくわかった。

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M.Ooi