劇場公開日 2023年7月7日

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「クセの無い良作バイオハザード」バイオハザード デスアイランド gjさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0クセの無い良作バイオハザード

2023年7月11日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

怖い

興奮

公開初日のレイトショーで観てきました。
(地方の田舎でこんな人埋まることあるのかと驚くくらい席が埋まっていました。)
結論からいうと
バイオハザードのゲームやキャラクター好きにとっては
安心して心から楽しめる文句なしの良作バイオハザード作品でした。

前作のヴェンデッタとバイオハザード5、6を知っていたほうが
より楽しめると思います。
逆に全くバイオハザードを知らない方からはよくて☆3未満の評価だろうと思います。

それほどまでにバイオハザードのゲームやキャラクターの背景、エピソードを把握している人からすると細かなところまで丁寧に作られていて感服しました。

今回はジル・バレンタインという待望の人気キャラがフルCG映画に初登場ということもあってか前作のレベッカくらいにはスポットを当ててくれています。
(私はプレイステーションのバイオハザード洋館編から20年以上ジル・バレンタインがずっと好きでゲームもジルが登場する作品を主にプレイしてきた身なので今回のスクリーンデビューは本当に悲願でした。)
ただ完全にジル作品かというとそうでもなく
あくまでバイオ5人キャラの映画という構成をしていてよかったです。

展開としても無難であり王道をいってくれてるので安心して観れます。
アクションにおいては男性キャラの見せ場が少なめで前作よりは多少控えめに感じるかもしれませんがメイン5人キャラの能力がそれぞれそれの役割でバランスよく発揮されており
BOSSとバイオ最強チームで戦うとこうなるという描写が
ややモンハン的でもあり熱血系のバイオハザードでした。おもしろいです。

昨今の辟易するようなクセの強い流行り要素は一切無く
純粋にこういう作品が観たかった。という思いをかなえてくれて
この素晴らしいグラフィックで内容もスッキリ心地よく
スクリーン上映してくれたことに感謝しかないです。

唯一文句を上げるとするなら…
今回配給会社(との契約?)の問題か
上映している映画館の少なさやパンフレットやグッズの品切れ壊滅状態
(地方民ですが公開初日の夜にはもうほぼグッズもパンフレットも入手困難でした)
メディア広告も息していないので上映を知らない人すらいるのではないかと。
バイオハザードの人気をもうすこし考えて欲しかったくらいには広報の心配をしました。

(後日パンフレットを友人から贈ってもらえましたがそこに掲載されている内容もファンなら嬉しいことばかりだったのでせめてパンフレットは多めに用意して頂きたかったです。)

マニアックな嬉しさでいうとクリスの虎竹アロハシャツと海クリーチャー
オリジナルウェポンが2種拝めたのがよかったです
あとはもう本当にジル・バレンタインおかえり。
制作の皆さんに ありがとう。と伝えたいです。

長くなりましたが…ジル好きバイオ好きの身としては
体感30分の歴代これ以上無い満足度の高い文句なし最高の映画でした。
一度観ただけでは興奮が冷めずデスアイランド中毒になりました。
話題にならずコケたと上層部に認識されて欲しくないので
これから週一でリピート映画館鑑賞してきます。
BDか配信されたら買います

この作品を世に出して下さって本当にありがとうございます!!!

skro-