劇場公開日 2024年3月22日

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「長いのが難だが、誰がみても一定程度の満足はある映画。」流転の地球 太陽系脱出計画 yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0長いのが難だが、誰がみても一定程度の満足はある映画。

2024年4月11日
PCから投稿

今年141本目(合計1,233本目/今月(2024年4月度)15本目)。
(前の作品 「秒速5センチメートル」→この作品「流転の地球 太陽系脱出計画」→次の作品「名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)」)

 この作品の特徴は何と言っても、「インド映画でもないのに3時間級」といったところでしょうか。
ストーリーに関しては多くの方が書かれているので基本的なところは飛ばすとして、既存の作品、特にあげられている方も多いですが「インターステラー」等と世界観が若干似ているのかな…と思いました。ただどう解釈してもSFものである点は変わらず、よって中国映画で武侠もの、京劇ものでもないのに3時間級は普通ないので、やはり何か「似たもの」を連想しやすい(それはパクリだとか何だとか責められるものではそもそもない)点はありましょう。

 3時間ほどなのでストーリーも濃厚ですが、独特の単語を飛ばしてくるところがやや厳しいところですが、看板などで漢字表記される場合は漢字から意味を類推することは可能です(中国映画に対して、日本に在住して日本語を使いこなせてよかったなと思えるときがこういうとき)。

 また、いわゆる「自己犠牲もの」に一部該当しうるものの(詳細ネタバレ回避)、この点に関しては程度の差はあっても中国映画の「上層部の指導」なのか何なのかそういう映画にしないと通らないのか(?)、そういう映画が多いです。ただそうであろうと、この映画で描かれるような状況では人数の問題はあっても「誰かが犠牲になる」という展開は理解できるし、そこまでの傷はないかなといったところです。

 なお、ネットフリックスほかアマゾンプライムなどでも「~1」にあたる作品は無料や300円ほどで見ることができるので、そちらを見てからがおすすめだろうと思います(私もそれを知らずに本作だけみたら???になって、アマゾンプライムで「~1」を見て、なるほどねと思った点がいくつもあった)

 採点に関しては以下を気にしました。

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 (減点0.2/固有名詞で一部難解な点がある)

 これらの点はほぼ字幕経由ですが、「漢字のかたまりが多い」という性質があります。中国映画だからです(字幕でなくても、背景でうつっているものも)。ただ、漢字それぞれの意味は類推ができるので、「漢字文化圏である日本では」(ほか、韓国、台湾など)意味を類推することも可能だろうということで、そこまで大きくは引きませんでした。
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 繰り返しになりますが、3時間級と長いですし、前作はネットフリックスほかで見ることができるので、観る観ないの判断はネットフリックスほかでの判断の後でも構わないのではと思います。

yukispica