「見る方を極端に制限するので注意(後ろ側で見た方が良い)」インフィニティ・プール yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
見る方を極端に制限するので注意(後ろ側で見た方が良い)
今年130本目(合計1,222本目/今月(2024年4月度)4本目)。
(前の作品 「猫と私と、もう1人のネコ」→この作品「インフィニティ・プール」→次の作品「毒娘」)
この作品、なぜか入場者特典が、いわゆる「紙おめん」なのですが、どういう状況で使うんでしょうか…(劇場によってはミニ漫画のところもあるらしい?)。
こちらはR18で、極端なまでにアダルトなシーンやグロいシーンが多いので直視が難しいという点は言えますが、これに関してはR18である以上多くは引けないといったところです。この映画を含めて今週はレーティングによる差はあっても「直視が困難」な映画が妙に固まっていて、これまた選択ミスをすると厳しいかなぁといったところです。
途中、私も気分が悪くなってお手洗いにいったのですが、主人公が手術を受ける(受けさせられる)シーンから、ナイフで何度も刺すシーン(お手洗いにいっていたので、両端のみ確認。手元のスマホでは開始から40分程度か)が極端に直視が厳しい上に、ここは光の点滅も最高に極まっていて、ここでリタイア等が出るんじゃないかなぁ…といったところです(後ろ側を取るとお手洗いに時間がかかるし、前側でこの映画は点滅関係で厳しい)。
ストーリーというストーリーを追うことがこの映画も点滅とグロ関係のシーンから難しく(なお、アダルトシーンも書かれている通りありますが、全体でみれば2か所だったか3か所だったかのはず。ただ、最初のシーンから極端にアレなのがきつい)、この映画はエンディングロールの色使いが特殊で(真っ赤っ赤な背景から、オレンジ→黄色…と少しずつ色の種類と濃さが変わるというヘンテコなエンディングロール)、そこもきついかな…といったところです(赤が極端に真っ赤すぎて、目を壊しそうなくらい)。
なお、いくらR18だからといっても、カップル等で見ることはどうみても想定できないので(多分最初の10分くらいのシーンの部分でフリーズする。ある意味「フローズンサマー」な状態…)注意といったところです。
比較的大きな映画館の後ろ側で見たのですが、それでも目を傷めかねないほど色の点滅などあるのでかなり人を選ぶといったところです。ストーリーというストーリーはあるし、一部憲法論に絡む部分(クローン技術のありなし等)はあるものの、この映画はそういった議論をする映画ではなかろうといったところです(いわゆる「エクスプロイト映画」というもの。低俗(ここでは非難の意味はなく、作者も視聴者も理解しているという前提)の映画を「合意の上で」作る、観るというタイプの映画と思えるため)。
採点に関しては以下まで考慮しました。
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(減点0.3/光の点滅が極端で理解に妨げが出る)
映画館のルールというか映倫の指定というか、光の点滅に関しては「一定量を超えた場合にだけ」出る出ないの2つしかないようですが、この映画のように「注意書きはないが、点滅シーンなど厳しいかなと思えるもの」については、統一した基準で段階を設けて注意書きを入れるようにしてほしいです。
※ ただ、この点は、日本の映画館をまとめる全体の動きや映倫うんぬんの話であって、映画の作品自体に対するものではないですが、映画自体もまた「光の点滅があります」といったことは自由裁量で書けるわけであり、そこは少し配慮が欲しかったです(ただ、基本的に統一基準でなされるべきという考え方から、採点幅はこの程度)。
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