劇場公開日 2023年4月7日 PROMOTION

パリタクシー : 特集

2023年4月3日更新

人生崖っぷちタクシー運転手が、終活に向かうマダムを
乗せたら、夫へのリベンジで25年食らったマダムだった
…でも“それだけじゃない”! 斜め上のサプライズの
連打に没入し、最後は幸せな気持ちに浸れる【超良作】

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偶然出会った人と、数時間過ごす。それだけで、人生が根こそぎ変わることがある――。

4月7日に公開される映画「パリタクシー」は、素敵な映画との思いがけない出合いを求める“あなた”に、強くおすすめしたい超良作です。

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物語は「終活に向かうマダムを乗せたタクシー運転手が、彼女の“人生をめぐるパリ横断の旅”に巻き込まれる」というユニークな筋書き。そして時間を追うごとに、このマダムには一筋縄ではいかない過去があることがわかり、やがて予想をあっさりと裏切る“幸せな衝撃に満ちた結末”に突き進んでいきます。

観ればきっと、驚き、泣き、笑い、そして胸いっぱいにあたたかな幸福感が流れ込んでくる――。フランス公開時には、新作興行収入ランキングでNo.1を獲得した今作。上質な映画体験をユーザーの皆様に届けるべく、見どころをご紹介していきます。


【予告編】人生にとんでもないサプライズが乗り込んできた

【ここからどうなる!?】物語展開が気になりすぎる!
まさかまさかの予想外、でも涙と笑いに溢れる超良作!

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●あらすじ:
無愛想なタクシー運転手が乗せたのは、終活に向かうマダムだった

パリのタクシー運転手のシャルルは、人生最大の危機を迎えていた。金なし、休みなし、免停寸前、このままでは最愛の家族にも会わせる顔がない……。

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そんな彼のもとに偶然、あるマダムをパリの反対側まで送るという依頼が舞い込む。92歳のマダムの名はマドレーヌ。終活に向かうという彼女は、シャルルにこんなお願いをする。

「ねえ、寄り道してくれない?」


●この展開は予想してなかった! マダムの過去にまさかの事件!?
他作品にはない“幸せな衝撃”に笑い泣き=絶対に観てほしい映画!
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今作最大の特徴、それは想像の斜め上をいくサプライズ!

マダムがただ終活に向かっているかと思いきや、車中で語られる身の上話は壮絶そのもの。若いころに恋し、子どもを身籠るも、恋人は故郷に帰ってしまったこと。その後、別の男性と結婚するもうまくいかず、夫への過激なリベンジ(ネタバレになるため詳述は避けます)のために裁判沙汰となったこと……。

寄り道は、人生の思い出が宿るパリの街に、さよならを告げるため。停車するたびにさまざまな修羅場が語られ、無愛想なタクシー運転手も「なになに、どういうこと? それからどうなったの……?」と気になって仕方なく、2人はめくるめく記憶の旅に夢中になっていきます。

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そしてマダムの生き様は、「人生はどう生きたっていい」、そんな“当たり前だけれど多くの人をはっとさせる真実”を私たちに教えてくれます。観客もこのタクシー運転手と同じようにマダムの人生に共感し、没入し、次第に人生を大きく揺り動かされていくのです。

オープニングからラストまで“まさか”がぎっしりつまった物語。偶然の出会いでもたらされた“幸せな衝撃”に泣き、笑い、体の底から明日への希望や生きる力が湧き、素晴らしい気分で映画館をあとにできるはず――。

だからこそ、映画ファンの皆様にはぜひ映画館で観てほしいと切に願っています。


【映画館で観るべき理由がたくさんある“逸品”】
映画.comから提案です 心ほぐれるひと時を、あなたに

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なにがなんでも今作を映画館で観てほしいので、もう3点ほどプレゼンさせてください。

①:どっぷり浸りたいパリの美しい風景
②:知れば世界が広がる重要なテーマ
③:主演俳優たちの極上の演技と感動的な結びつき

これら魅力的な要素が、映画館であなたを待っています。


①:パリの風景が美しすぎる…“旅行気分に浸れる”点でも頭抜けた映画体験
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タクシーの車窓からのぞくエッフェル塔、シャンゼリゼ通り、ノートルダム寺院、凱旋門、パルマンティエ大通り、洒落たビストロ――。

画像や予告編の映像をみてもらえば、その魅力は瞬時にわかるでしょう。実のところ、配給の松竹が今作を買い付けた最大の理由は「風景の美しさに見惚れたから」だそう。

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ここ2、3年は「コロナ禍のため旅行へ行けない人々」の心を埋めるように、旅情を誘う映画が多く公開されました。今作はそのなかでもひときわ輝きを放っており、映画館で観れば、新鮮な陽光を浴びるパリの街へとあなたを連れ出してくれるのです。


②:深層に流れるテーマが超重要…社会に馴染む“女性の不平等”を可視化した描写に注目
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重要な社会性もはらみ、今の時代と照らし合わせて考えさせられる点にも、ぜひ注目してほしいと思います。

マダムは1950年代に若き日を過ごしていましたが、女性に対する不条理が多くあった様子が描かれます。裁判では裁判長から陪審員まで男性だらけで、マダムの証言は当然のように話半分で聞かれ、色眼鏡で見られてしまったり。自由・平等・友愛の国フランスですら、社会には女性への不平等が馴染んでいた、という事実を可視化するのです。

翻って考えると、現代の日本はどうでしょうか? 鑑賞中、そんな風に思考がめぐり、やがて重要な結論にたどり着く仕掛けになっていて……。

感動するだけではなく、気づきや学びもとても深い。それゆえ、今作は多くの観客を大いに満足させ得る良作といえるでしょう。


③:主演俳優2人がすごい…超大物(私生活でも仲がいい)が、演技以上の名演を披露!
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マダム・マドレーヌ役は、94歳のリーヌ・ルノー。フランスでは知らぬ人がいないほど有名な歌手・女優であり、さらにエイズ撲滅や尊厳死についての活動家としても知られており、2022年にレジオン・ドヌール勲章のグランクロワ(一言でいえば、フランスの最高勲章)を受章している“とてつもない人物”です。

そしてタクシー運転手・シャルル役は、ダニー・ブーン。映画監督、脚本、舞台などマルチに活躍するコメディアンであり、彼もフランスで国民的人気を博す“超大物”です。

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フランスを代表する二大スターの共演ですが、その経緯もまた驚きに満ちています。2人は家族ぐるみで親交が深く、ルノーは「ダニーは私の“息子”よ」と公言しているほど。当初、出演オファーはタクシー運転手役のブーンのみでしたが、ブーンが「リーヌ・ルノーをマダム役にキャスティングすること」を条件に出した結果、今回の共演が実現したそうです。

こうしたエピソードを加味して本編を観ると、マドレーヌとシャルルが車中で笑い合うシーンなど、演技ではない名演が刻まれていることがよくわかるでしょう。


●【まとめ】映画館で、心ほぐれる体験を
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以上、「パリタクシー」の魅力をたっぷりとご紹介してきました。最後に付け加えるならば、今作はPCやスマホ、テレビなど小さい画面で観ると後悔するタイプの映画でもある、ということです。

作品に集中して向き合える映画館で、全身で物語や演技や音響や映像を味わうと、心がマッサージされホロホロとほぐれるような感覚になれるはず。観客のみなさんには、絶対に最高のチョイスをしてほしいと思います。

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