「序章として纏まりのある作品」沈黙の艦隊 Basieさんの映画レビュー(感想・評価)
序章として纏まりのある作品
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原作は連載時に読んだものの、記憶が遥か彼方のため再読し始めました。
それを踏まえてのレビューになります。
他の方も仰っている通り、原作の内容と比較してしまうと内容は薄いです。
ただ、上映時間を考えればそれは致し方ないことであり、
薄いなりにも骨子を正確に表現していた作品でした。
オリジナルキャラの入江兄弟はその薄さを補完する役割を担っていて、
海江田と深町の心情の対比を表すのに役立っていたと思います。
当初は竹上総理のキャラ設定が原作と乖離しているのに戸惑いましたが、
終盤の発言で大化けしそうな雰囲気を感じ取り今後の期待感が増しました。
強いて不満を言うのであれば、ベネット大統領にはハリウッドの有名俳優を置いてほしかった。
モーガン・フリーマン(大統領役多いですが)などの有名俳優の配置があれば、そこにアマゾンの今後のやる気も感じられたと思うのです。今の時点では続編の有無もわかりませんので、それが1番残念な部分でした。
興行成績として映画としての続編が難しくても、是非物語は最後まで完走させてほしいと切に願わずにはいられません。
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