「潜水艦映画に駄作はないと言われている。その通りだった。」沈黙の艦隊 いなかびとさんの映画レビュー(感想・評価)
潜水艦映画に駄作はないと言われている。その通りだった。
原作漫画を「モーニング」掲載時、毎週楽しみにしていました。詳細は覚えていませんが、大体の流れは記憶しています。
もともと荒唐無稽な物語で、一原潜がアメリカ海軍を相手に戦闘し勝ってしまうという信じられない展開です。また、日本人のプライドをくすぐってくれ、読んでいて気持ちの良い漫画だった。
映画化されると知り、楽しみしていました。結果はタイトル通りです。娯楽映画だと考え、割り切って観ると十分楽しめます。荒唐無稽なストーリーは脇に置いて、潜水艦艦内を細部にまでこだわって再現したり、また戦闘シーンには迫力があります。是非スクリーン画面で鑑賞すべき映画です。
残念なのは、総理大臣及び政界を操る影の実力者を演じた笹野高史や橋爪功が共に細身で恰幅がなくイメージが違うなと思いました。神輿に祀り上げられ実力者の言いなりになる総理大臣は現実にいるでしょう。そういう意味では笹野は良く演じたと思います。
出来れば興行に成功して続編を製作して貰いたいが、ちょっと難しいかなと感じます。
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