劇場公開日 2023年9月29日

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「核の安全保障を考えるリアルSF映画」沈黙の艦隊 LEOWORLDさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0核の安全保障を考えるリアルSF映画

2023年10月1日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

知的

難しい

原作から30年以上経っているのに、未だに違和感なく受け入れられるというのは、原作者もさることながら、核の安全保障問題がいかに難しい問題であるかを物語っている。

潜水艦のことは素人なのでよく知らないが、それでもわかりやすく映像化されていたので、とてもリアリティーがあって楽しむことができた。

海江田館長と深町館長のやりとりは、今の日本にそのまま当てはめても、価値観の相違で意見の分かれる問題である。

全員を犠牲にしてでも一人の船員を救うべきか、一人の船員を犠牲にしてでも他を救うべきか。

戦力がなくても話し合いができると考えるか、強い戦力がなければ話し合いにならないと考えるか、正に今の日本でも同じ議論がされている。

また、こんな問題が起こっていたとしても、一般国民には何も知らされないというのも、おそらくはそのとおりだろう。

SF映画として製作されているが、公然と言えない事実も散りばめられているように思える。

いずれにせよ、なかなかよくできたSF映画かなと思う🈵

LEOWORLD
seiyoさんのコメント
2023年10月2日

共感&フォローありがとうございます☺️

seiyo