「低評価してるのは、原作に固執した老○か、原作を知らない人、そして続編ありきを許容できない人。」沈黙の艦隊 wizard03-angel32さんの映画レビュー(感想・評価)
低評価してるのは、原作に固執した老○か、原作を知らない人、そして続編ありきを許容できない人。
結論からすれば良かったですよ。空母いぶきとは違う。
キャストも実際に自衛隊に居そうな雰囲気だし。
まず、日本の軍事モノとしては考証がしっかりしている。
それはマニアか現職にしかわからない、潜水艦独特の号令とかイントネーション等に出ている。
もちろん、物語の都合上リアルじゃない部分もあるけど、映画はエンタメだから。
かつ、艦のシーンをなるべく実写にこだわってるのも良い。
やっぱりこういう作品は自衛隊協力がないとね。撮影経費だけでモノを動かすのはタダなんだから、金無し邦画はもっとやるべき。
んで、尻切れトンボだ、日本の映画は原作を一本にまとめるのができないだなんだ偉そうに言ってる人多いけど、あんたら原作知らんやろ(笑)
あれを一本にまとめろとかハリウッドでも無理やぞ。
続編ありきでいいじゃん。
原作を読んでから批判してくれ。
んで、原作にこだわる○害。これは論外。凝り固まった思想はやめなさい。
以下、コメントで定番の技術解説やら疑問点、指摘を
ネタバレで
ボチボチやります。
気になる人はどうぞ。
ネタバレでツッコミに対する解説など
その1
「難波さんが艦長に対して偉そう」
まあフィクションなんで。でも、艦長側が各所掌長に敬語使うのはリアル。海軍というのは職人の世界で、各職種毎の下士官によるプロの技術は幹部にはマネできない。だから、幹部は艦長に至るまでベテランには敬意を払う。まあ内務的な理由もあるんだけど。
「拘束するのに結束バンド(インシュロック、ロックタイ等とも)はダメでしょ」
世界の法執行機関や軍で普通に使ってます。やり方とバンドの大きさというか太ささえ間違えなければ、手錠代わりになる。
「音響魚雷なんてないでしょ」
はい。ありません。フィクションなんで。
「潜水艦ってアクティブソナーないでしょ」
はい。ないと言われてます。フィクションなんで。
「拳銃ロッカーに弾薬も一緒にあるのはおかしいやろ」
はい。おかしいです。火薬類は専用の保管庫(恒温装置や注水設備、警報設備などなどが付いてる)に保管しますので。
ただし、拳銃弾の箱に貼ってあった封印シールはめちゃくちゃリアル。あれは、一回開けたら「開封済み」みたいな文字が残ってわかるようになってる、ちょろまかし防止のモノ(プレステとかの「開けたら保証外になりますよ」な部分に貼ってあるシールと一緒)。
「潜水艦ってボート積んでないやろ」
積んでます。普段は空気抜いて艦内にあり、必要に応じて組み立てて、また別個に保管してある船外機を着けて使う。