「漫画の世界を2時間半で表現するには無理が???」沈黙の艦隊 kunntaさんの映画レビュー(感想・評価)
漫画の世界を2時間半で表現するには無理が???
29日に封切られた 「沈黙の艦隊」を見てきました。
潜水艦の映画は ハリウッドでは 「レッドオクトーバーを追え」や「クリムゾンタイド」、「K-19]、「U-571」など多くの名作が有りましたが、漫画のビッグコミックオリジナルで連載されたこのタイトルには引き付けられるものが有りましたが・・・・?
あまりにも 潜水艦の艦橋というセットばかりが演出されて、主演の大沢たかおも 後ろ手に組んで立っているだけというストーリーは ちょっと???
というストーリーでした。
米潜水群との攻防も今一つで、とにかく 低予算なのか、舞台となる「シーバット= やまと」 も 自衛隊のディーゼル潜水艦 「やまなみ」も 艦橋の指令所しか表現されていない。
とにかく 大沢たかおは 立っているだけの演技で あの指揮官には違和感があります。
まあ 原作の艦長 海江田も無表情ですから 可能な限り原作に忠実に演じた努力はあると思いますが。
ライバル 深町を演じる玉木宏、官房長官の江口に 首相役の笹野高史も ちょっとなあ? という映画でした。
そもそも このストーリーを たった2時間余りで表現するのは無理がありますが、続編が作られるのか??? おそらく無理でしょう・・・・
今回の映画だけで 『沈黙の艦隊』を表現することはできませんから ヒットすれば続編も、という意図があったかもしれませんが テレビドラマならともかく 映画ではちょっと表現し続けるのは無理を感じます。
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