「アマゾンスタジオ初の劇場用日本映画なのに残念・・・」沈黙の艦隊 Jettさんの映画レビュー(感想・評価)
アマゾンスタジオ初の劇場用日本映画なのに残念・・・
アマゾンスタジオなのでグローバルマーケットに通用する作品だろうと、かなり期待値を上げてしまっていたせいか、とてももの足りなく期待外れでした
原作未読なので、どこまで再現されているのか分かりませんが、本作単体で観た感想としては話がとても中途半端で消化不良な印象
こんなに壮大な話をどうやって締めるのかと興味津津で観ていましたが、途中で終わったの?続き作るの?と聞きたくなるほど、唐突なエンディングに拍子抜けでした
昔から人気の長編コミックというのは知ってましたが、やはり2時間の映画にする脚本の力量不足でしょうか、こういう所に日本映画の弱点を感じてしまいます
日本政府のまとまりのない個々のエゴっぷりと海江田艦長率いる”独立国家やまと”船員の団結感が対象的に描かれたり、戦争を無くすには世界を1つの国にするとか、隠蔽を暴こうとするメディア活動など、描きたい事やテーマが多すぎて絞りきれず、とっ散らかり過ぎて収拾ついてない感じで、とても勿体ない
これなら始めから3部作と言いきって作るとかのほうがよっぽど潔いかと思いました
作品は残念でしたが、主役の大沢たかおさん、玉木宏さん、両名は相変わらずすごく男前でカッコよかったです
それ以外のキャスティングは別にいいけど、効いてないキャラも多かったです、例えば上戸彩さんの役、何? 要りますかね? といった具合
とにかく全体的に”悪くはないけど、全然物足りない・・・”というのが総評です
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