劇場公開日 2024年4月5日

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パスト ライブス 再会のレビュー・感想・評価

全160件中、61~80件目を表示

4.0恋と縁

2024年4月15日
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鑑賞方法:映画館

幸せ

どんな大人の恋なのかとワクワクしていたのですが、十分に年齢を重ねているわたしにとっては、こどもの恋と感じました。いえ、そんなことを言っている自分のほうが子供かもしれません。

なにごとにも、自分の決断に責任を持って生きていくのが、大人です。
いままでに、色々なことが、あっても無くても、今を生きていく。

これまでに、出逢ってきた人との繋がりについて、思い出すのも、忘れるのも、しまい込むのも、蘇らせるのも自由です。

男女の別にかかわらず、縁は大切にしたいものだと感じています。

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Mikikar

2.0面白くなかったです

2024年4月15日
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この映画に限らず「あの時ああしていれば、こうしていれば…」という話が出てくると「あ、めんどくさ…」と思ってしまいます。

「そんなこと言っても、今こうなんだからしょうがないじゃん」という気持ちです。

身も蓋もないのですが、タイミングを逃し続けて24年。片方は結婚しているし、どうしようもない話です。

小学校の時にお互い好きでした。それはまぁいいとして、12年後、連絡を取り合った時になぜ会わなかったのか。さらに12年後、夫まで交えてなぜ会ったのか…はっきり言って縁がないのに。

やっていることがチグハグで、白けるばかりでした。

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ほりもぐ

3.5移民の私が「ちょっと思い出しただけ」

2024年4月15日
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鑑賞方法:映画館

子どもの頃、互いに好きだった人と12年後にオンライン上で再会し、また離れ、さらに12年後に本当に再会する。離れていた間に彼女のほうは結婚していた。
再会して、お互い相手を好きだったころを思い出し、ありえたかもしれない人生を思う。どうしようもなく切ないけれど、結局は今の自分の人生を肯定し、今後もそれを生きていく。この映画はそれをとてもリアルに細やかに描く。

これだけだと、日本でもどこでもありそうなラブストーリーにみえる。しかし、この映画ならではの個性となっているのは、二人が離れ離れになった理由が彼女の家族の「移民」であることだ。現代の韓国の人にとって「アメリカ(あるいはカナダ等)移住」は普通に取りうる人生の選択肢の一つなのだろうか、と驚きを覚えた。現代日本では、自分の意志で「移民」になろうとする人はそうそういない。

12歳でいきなりアメリカに連れて行かれて、最初に学校に行く日のノラの不安そうな表情。その後、(恐らくさんざん苦労した末)みごとにアメリカで希望する仕事にも就き、アメリカで自立して生きていく人生をつかむ。その途中で彼女はアメリカ人と結婚し、グリーンカードを取得して名実ともに「アメリカ人」になる。
自分はアメリカで生きていくのだ、アメリカ人になるのだ、ということはもう、大人になるまでには決めていたはずだ。最初のオンライン再会の頃にはまだ、国に帰る可能性を完全に排除してはいなかったが、やり取りを終える頃には決意を固めていた。
アメリカ人・アーサーとの結婚は、書類上も「アメリカ人」になるために必要不可欠なステップの一つとして迷いはなかったのだろう。相手は、普通に良い人で自分を愛してくれて、「アメリカの国籍をもった人」であれば良かったのだ。そういう人なら誰でも良かった・・?いや、何かの「縁(イニョン)」があったのだ、と彼女は考える。この広い地球上でその時その場所で出会ったこと自体がほとんど奇跡なのだから。彼女はその縁を信じ、選んだ自分の人生を生きていく。

だから彼女にとっては、どれだけヘソン(と彼が体現する祖国)が懐かしかろうと魅力的だろうとそこに帰る選択肢はない。アメリカ人として生きていく人生を選んだ以上、アメリカ国籍の夫を手放すこともない。彼は単なる「良い夫」ではない。移民である彼女に、アメリカ人として生きて行く文字通りの「パスポート」を保証してくれる人なのだ。
最初から・・少なくとも24年後の再会の最初から、彼女は全部痛いほどわかっていた。だからそれこそ「ちょっと思い出しただけ」(注)。一生忘れない思い出になる再会だけれど、選んだ人生を変えることは決してない、そういう再会だった。

夫、アーサー(ジョン・マガロ)はまた、それを全部わかってなお、彼女を愛している。ユダヤ人(ユダヤ系アメリカ人)という設定だけれど、それこそ民族全体が「移民」として世界あちこちで生きてこざるを得なかったユダヤ人の血を引く人だというのが象徴的である。
移民した国で生きる困難さ、移民の現実的な生きる知恵(結婚もその一つ)、祖国への郷愁と諦念。アーサーは、移民であるノラが抱えるそれらをみな包み込んで愛している。
現れたヘソンがまっとうで魅力的な男なので心穏やかではないが、ノラの感情も、アメリカ人として生きていくという揺るがぬ決意も、手に取るようにわかるから、二人に黙って寄り添い、彼女を抱きとめる。

移民の国アメリカには、ノラの物語を自分のことのように感じる人々がたくさんいるだろう。この映画も、『ミナリ』も、韓国人(韓国系アメリカ人)が、普遍的な「移民の物語」の主人公になっている。「韓国特有」あるいは「アジア人(非白人)特有」の要素はあまり強調されておらず、どこの国から来た移民でも共感できるだろう物語だ。あえてそうしたのか、意識せずともそうなったのかわからないが、その点は、世界中で公開することが前提の現代の映画らしい、と言えるのかもしれない。

キャスト:
ユ・テオ、多少優柔不断かも知れないがまっとうな良い人の感じがよく出ていた。でもヘソンは韓国を離れることなんて到底考えられない、という人。日本にこういう人はよくいそう。「鍛えまくっている」感じがない体型が、なんとなく安心感を醸しだしていた。

注:「ちょっと思い出しただけ」は、松井大吾監督の素敵な映画のタイトル。

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Tama walker

2.5期待外れ。

2024年4月15日
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鑑賞方法:映画館

幸せ

勝手に泣ける感動話かと思いきや、リアルでごじゃった。
想像の範囲内。つまらん。
もっとおっさん、おばはんになってから再開したら良かったね。
すっきり気持ちの整理ができたはず。そしたら映画にならないか。

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色即是空

4.0観終わると、初恋の人やかつて別れた恋人に会いたくなる

2024年4月15日
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泣ける

幸せ

萌える

何と言うんですかねぇ、心の機微と言えばいいのか、それとも心のひだと言いましょうか…
ちょっとした表情、しぐさ、言葉、間のすべてがふたりの何とも言えない気持ちを表した映画なんです。
だって、そもそも付き合ってもいない幼馴染。
近づくチャンスはあったのに、お互いの人生を考えると気持ちだけでは越えられない。
せつなくて良い映画です。

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キブン

4.5「視線」を見つめていた映画。 最初のシーンは、NYのバーにいる物語...

2024年4月14日
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「視線」を見つめていた映画。

最初のシーンは、NYのバーにいる物語の主要人物3人を、たまたま居合わせた他人の視点で3人の関係性をあれこれ予想する場面から始まり、その視点は女の視線と交わった瞬間に切り替わる。
交わりそうで交わらない視線、そして一度交わると離れられない視線。

シーンとシーンの間、時間や距離を、緩やかに繋いでいくような音楽がかなり好み。
後半、男がやっとNYに来た場面のシークエンスは、ギターの音色が旅情を誘う。
男は終始女々しくて、見た目もダサいけど、くしゃっとした笑顔やその実直さが憎めない。

2人とも結論は最初から出ているのに、感情は揺れ動き、しかもラベリングできない。
ラスト2分間の長尺、たまらない緊張感。

廻る回転木馬。蛇足に見えた邦題も、込められた意味が分かると、悪くないかなと思えた。

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koyas

4.0素晴らしい

2024年4月14日
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鑑賞方法:映画館

画面構成もセリフも洗練されていて、とても良かった。主演のグレタ・リー、特にジョン・マガロが素晴らしかった!

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WEEKEND

3.0アメリカを選んだ女

2024年4月14日
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もしも経験値のある映画監督だったら、ラストあんな不粋なエンディングには持ち込まなかったことでしょう。ウディ・アレンの『マンハッタン』のように雨に濡れるNYを舞台に、24年ぶりに再会した幼なじみの韓国人男女を、リチャード・リンクレーターの『ビフォア・シリーズ』のような演出で描いてみせた本作は、アングロ・サクソン系の評論家筋にはなぜかすこぶる評判がよろしいのです。

確かに現在の韓国映画界は才能ある女流作家がてんこもり状態なのですが、アメリカ配信ドラマのシナリオに多少携わった程度のキャリアしかない本作監督セリーヌ・ソンを、それと同列に考えるのは無理があると思うのです。過去の恋愛映画から部分的にいいとこ取りをしただけで、本作にはオリジナルの演出やシナリオの捻りをまったく感じなかったからなのです

ではなぜ、他の映画祭ではほとんど無視された本作がアカデミー作品賞にノミネートされるまでの評価を受けたのでしょうか。本作が公開された2023年度は、コロナ開けをまって巨匠系がこぞって賞狙いの作品を出してきたため、アジア系の著名監督がバッティングをおそれ出品を控えたといいます。多様性を何よりも重んじるアカデミー賞にあっては、対面的にバランスをとるために仕方なく、ほとんど経験値のないアジア系女流作家のデビュー作品を無理やりノミネートに押し込まざるを得なかったのではないでしょうか。

そしてもう一つ、本作にはあざといプロパガンダが隠されているのです。本作は基本的に、韓国系アメリカ人のノラが、ユダヤ系アメリカ男アーサーと韓国人男ヘソンの間で揺れ動くメロドラマなのですが、そのヘソンのファッションのダサさ、ならびに、ヘソンがアメリカよりも中国にビジネスチャンスを見出だしていることにまずは注目したいのです。つまりこのノラに未練タラタラの優柔不断男ヘソンを北朝鮮または中国のメタファーと考えると、本作はまったく別の見方をすることが可能なのです。

つまり、過去(Past Lives)に8000のイニョンによって結ばれた北朝鮮または中国(ヘソン)ではなく、現世のパートナーであるアメリカ(アーサー)との友好関係を選んだ韓国(ノラ)のお話に置き換えることができるのです。映画としてはラスト、長い間見つめ合った2人が動いた瞬間にカットする、余韻を遺すエンディングがベストだったと思うのですが、政治的にはっきりと韓国=ノラがアメリカ=アーサーを選択したことをみせる必要があったのでしょう。

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かなり悪いオヤジ

4.0見終わった後、いろいろ考えさせられる。

2024年4月14日
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泣ける

悲しい

会ってみたい気持ちはわからなくもない。
何もならないとわかってはいても、会って終わらせたかったのかも……
せつないね。
時間は戻らないし、
良くも悪くも、今の自分を認めて生きていってほしい。

映像が綺麗。音楽も好き。
俳優さんたちの繊細な演技が素晴らしい。
高評価!

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こば

4.5女神の自由の裏側

2024年4月14日
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「パスト ライブス 再会」素晴らしすぎて動揺。私たちがたどり着いた場所は正しい場所なのかと幼なじみの2人が言葉と目で語り合う。それはどちらも本当のことなんだけれど、あまりにも切なくて苦しい。新しいラブストーリーの傑作。

あと、一部の人に伝わればいいけど、あのシーンのアーサーって、惣一郎さんのお墓参りから帰ってくる響子さんを一刻館の玄関で待っている五代くんだよね。ヘソンはもうノラの一部で、それもひっくるめてノラを愛するという。

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ピンボール

3.5過去は生きている。

2024年4月14日
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鑑賞方法:映画館

過去は過去。今は今。ただ、過去が無意味ということではない。過去があるから今ここに辿り着いている。過去は生きている。

そんなことを感じました。ラブストーリー…というより人生の歩み方を考えられるような良質な大人の物語。イニョン、縁についても大切にしていきたいですね。

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tatsuya

4.0撮り手が観客を信頼している。それが嬉しい。

2024年4月14日
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私的年テン上位当確。
最適量の物語と最効率の台詞で生れる余白を
観客に委ねた。
観客は映画内に静かに同席し、
主役三人の心情を何とか汲まんとする
心地好い緊張感。
この余白の緊張感が遂に幕切れ迄途切れない。
映画が撮るべき機微心情は未だあると
知らされたのが何より嬉しい。

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きねまっきい

4.0ビバ!アーサー!

2024年4月13日
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鑑賞方法:映画館

めったに観ない恋愛映画だが、抑制の効いた演出やセリフがとても心地よく、日本人にもわかる縁(イニョン)という概念をわかりやすく伝えていた。
ラストが秀逸で、オレをこういう気持ちにすんのかい!と思いました。ビバ!アーサー!!

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チリちこり

4.5この物語、僕には刺さった

2024年4月13日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

映画を観る前に眺めたレビューの評価は今一つでどうかなと思いながら映画館に足を運びました。で、僕には…見事に刺さりました。
僕もそれなりに長く生きているので、自分の体験やら昔感じた心の動きやらを思い出しながら映画を観ることが多いのですが、実際この映画では過去のいろいろなことが思い出されました。過去に関わりがあった女性に会ってみたい、また相手の気持ち(自分の気持ちも)を確かめてみたい衝動(実際に行動に移したかは別として)やら、妻の元彼(夫)や初恋の人の存在が気になったり(これはアーサーの心の動き)など。また関わりのあった女性と長い時を経て再会したときの感覚、感情の高まりとか。
優等生だったはずのヘソンのあの拙い英語(韓国の人って日本人より英語に強いんじゃないの?)はヘソンという男の今を表現している。野心ある強い女のノラからすれば物足りなさを感じたんじゃないかな。アーサーはノラを深く理解しようと韓国語を勉強しているのとは対照的。結局ヘソンは韓国という枠から出ることのない平凡な男。ニューヨークで自分の人生を切り拓こうとしているノラには合わない。
最後にヘソンがタクシーに乗り込み別れるシーンで12才の二人の階段での別れの場面がフラッシュバックする(映像)、強い女を演じていたノラが泣きながらアーサーの胸に飛び込む。二人の永遠の別れ(少なくとも結ばれることはない)を暗示していて胸が締め付けられた。
✡️最後のノラの涙をどう考えるのかはこの映画の理解の仕方に関わるんじゃないかな。

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ゆみあり

3.5苦く切ない

2024年4月12日
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2023年。セリーヌ・ソン監督。ソウルで幼馴染として育った男女が、12歳で離ればなれとなり、24歳でネットで再会するものの会えないまま、36歳でニューヨークで再会を果たす。その過程をしみじみと描く。
「縁」の考え方をベースに、輪廻転生(前世や来世)、この人生における複数の分岐点によってあり得たかもしれない人生(可能世界)など、複数の生(ライブズ)のなかで、今この唯一の現実を受け止めようとしていく男女の姿。可能性を夢のように追いかけないという苦く切ない決断が示されている。
劇中で「袖振り合うも他生の縁」として解説される「縁」は仏教由来だし、12年ごとの時代経過は十二支由来だろう。

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文字読み

3.0グリーンカードのために結婚した女性と大人になりきれない男性の物語

2024年4月12日
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レビューの評価が高いから観に来た。ずばり言ってグリーンカードのために米国人と結婚した女性と大人になりきれない男性の物語といったところかな。
まあ同級生はいいものだし、男女仲良しだったらなおさらだよね。ただ 12歳で彼女家族はカナダへ移住して仲は切れてしまった。
24歳になってFBで探し当てるのは普通の欲求だけど、36歳にもなってわざわざニューヨークまで行って、会うだけならともかくさらに結婚した女性の自宅まで行くのは如何かな。ちょっと自分勝手過ぎるわさ。ラストの女性の涙も複雑で、グリーンカードのための結婚を後悔させてどうするの。男性の正直な気持ちを現した映画はいいけど、踏み込みすぎだと思うよ。

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重

4.0微妙なバランスで成立した、良い作品

2024年4月12日
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鑑賞方法:映画館

日本のプロデューサーが作ったら、つまらないモノになっていたと思う。

ビックリするようなストーリではなく、何なら話の先は読めてしまう。プロモーションのように、大傑作とも思わないし、感涙する様でもないけれど、登場人物それぞれの心情をずっと考えさせる、よき映画体験でした。

日本でこれを制作すると、キャストありきで進行する、いちいち途中で泣く、キーとなるセリフが繰り返されプロモーションでも使われる、マンハッタンの観光地を巡る、ここぞとばかりに劇版が流れるなどが予想されます。

衣装は取り上げるような特徴はないし、米国っぽい食事も出てこないし、ジャズもヒップホップもかからない。地下鉄やUberも全体像をみせない、モントークもただの原っぱしか出てこない、エンパイアステートビルやクライスラービルは遠景だし、ブルックリンブリッジの空撮はなし、自由の女神も横から移す。このため、キャストの表情に集中できる様になっている。

アーサーがユダヤ系というのも良かったのかも知れない。ボーはおそれているのフォアキン・フェニックスみたいにおたおたしている。(日本人が想像するステレオタイプの)WASPとかだと嫉妬して怒っちゃったりして、ぶち壊しになっちゃいそう。クリスマスも出てこないし。

タイトル通り、『縁』がテーマなわけですが、他の国の方がどのような感想なのか興味があります。輪廻ではないけど、『(500)日のサマー』やそれこそ『エターナルサンシャイン』だって『縁』の話しだし、ハリウッド作でも『クラウドアトラス』は輪廻の話しだし(韓国の話が出てくるけどね)。

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Lhowon

3.5鑑賞動機:抑制の効いた大人のラブストーリーって最近守備範囲に降ってこない気がする10割

2024年4月12日
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鑑賞方法:映画館

トニー賞かな、と思ったらトニー賞だった。『エターナル・サンシャイン』はよい映画ですよ。

単純な二択で割り切れない心情の揺れ動きを、セリフを抑えることで逆に強く印象づけられたように思う。ただあまりにももどかしく感じられるところもあり、それをストーリーとして楽しめないと、焦ったく感じてしまうかもしれない。それでも終盤のロングカットは息を呑んで見入ってしまった。

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なお

3.0グリーンカードは永住権のこと

2024年4月12日
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鑑賞方法:映画館

寝られる

映画を観終わって調べました。
グリーンカードとは永住権のことでした。
アメリカ人と結婚しても2年ほど待つらしい。
移民ビザでも永住はできるのですが、
いろいろな恩恵があるみたいです。

小学校で移民して凄く苦労したんでしょうね。
その苦労が描かれてないのが残念です。
もうちょっと仕事パートを増やして欲しかった。

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アメゾー

4.0悪くいえば恋に恋してる女々しい男の話だが

2024年4月12日
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泣ける

悲しい

この作品は、ストーリー展開だけを抜き取ると、小学生の時に好きだった女の子のことが大人になってもずっと忘れられず、もうすでに旦那もいるのに異国まで会いに行っちゃう、恋に恋してる女々しい男の物語になるかと思います。

ただ、演出が素晴らしくて、2人や彼女の旦那の心情の描写だったり、光や影、反射を使ったエモい描写が多く、全体的に印象深い作品になっています。

なので、そうした演出に対する好みによって、この作品の評価は先ほど言った単なる女々しい男の物語にもなり得るし、心の機微を繊細に描いた表現作品にもなり得ます。

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にち