ザ・キラーのレビュー・感想・評価
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ごちゃごちゃうるせえ(笑)
何で敢えて難しそうな所で撃ったの?プロの拘りでしょうか?マイ哲学を語りつつミスった時は「でしょうね!(笑)」てなりました。
その後も言った先々で様々なトラブルに巻き込まれてという…始めからズコーッと壮大にコケたところ始まったので、この後は何が起きるのかな?とニヤニヤしながら見てしまい全然乗れませんでした。
最初のシーンは二度見ると更に笑えます(笑)
残念な暗殺者
パリで依頼を受けていた狙撃に失敗した暗殺者が、ドミニカの隠れ家に戻ったら、妻が襲われ重傷を負っていた。そのため、暗殺者は実行犯や黒幕などをニューオリンズ、フロリダ、シカゴ、ニューヨーク、など、アメリカ各地を追跡し、次々と襲い殺害していく、という話。
そもそも、パリでの狙撃を失敗したところからしらけた。標的が1人で狙撃のチャンスはいくらでも有ったのに、標的が女と重なるタイミングで引き金を引くとは、暗殺者とは思えないミスを犯した。
その直後、女が撃たれて標的がオロオロしてた時にすぐ次の狙撃をすれば良いのに諦めて銃をしまって隠れ家に逃げ帰るなんて、暗殺者として全くダメ。その後がいくら凄くても全く入り込めず。
タクシー運転手を殺す必要性も感じなかった。
もしかしてこれ、コメディなのか?とも思った。
本人は自分を10割の男と言いながら下手くそな狙撃だし、なんか哲学的な信念みたいなのも滑稽だし、不必要な殺しもするし、最後は黒幕を脅して殺さず終わるし、何だったのだろう?
人口は78億人、1秒に何人死に、何人生まれるとか雑学的な数字が色々出てくるが、これもコメディの布石?
暗殺者役のマイケル・ファスベンダーは強くてカッコよく、もっと面白く出来そうだっただけに残念。
ミッション達成までの長い道のり
主人公がミッションをやり遂げるまでの尺が長いこと💦
そしてミスを犯し、本来のターゲットに辿り着くまでの尺もまた長い💦
蛇足だと思う箇所を取り除けば内容としてスッキリするが、そこは人を殺すという葛藤を抱きながらも殺し屋をしているってのも何だか変でそれならそれで別の生き方があるでしょと思いました😅
まあ、これはこれで…
2023
97本目
オススメされて鑑賞。
殺し屋の極意をタラタラと…で、アレ???笑
失敗すんのかーーーい!笑とツッコんでしまいました。
それ以降も、冷静さ欠く殺しっぷりにある意味面白かった。
映画のストーリーとしては、本当に普通。
ただ、他の殺しシーンもタラタラとまた極意を話すですよ。これをフリと捉えてみちゃう…まさかの〜笑
まあ、カッコつけ過ぎ殺し屋のてんやわんや映画です。
それくらいの感じで見るといいかも?
とても楽しかった
とめどなく自己言及しまくる殺し屋映画、ということで「殺しの烙印」っぽいテイストがあった。動きを見せる映像の力や場面転換の快調さなど、エンタメとしてたっぷり堪能した。主人公の性格だけ、もう少し面白い感じにしたら最高だったのだが。いずれにしても、特殊な世界のディテールをもっともらしく魅力的に描く、アメリカ映画の創作力はやはりすごいと思った。
じえんじえんおもしろくない
なんだこの中二病殺し屋のキャラ。イケメンマイケル・ファスベンダーのせいかより安っぽく感じる。ストーリーもなんのひねりもない。これホントにデビッド・フィンチャー?何この老成してますんで感。そんなの求めてないっつーの。
ずっと主人公の心の中の独り言を聞いてる感じ
マイケル・ファスベンダー主演でデヴィッド・フィンチャー作品という事で期待したのにとっても残念でした
出だしは面白くなりそうだったのに、少し経つと嫌な予感、やたら主人公の心の中の独り言が多く、ずっと淡々としてるように思いました
常にクールな完璧主義の暗殺者、一人一人近付いていってって流れは面白いのに、何でストーリー全体としては面白く思えなかったのか
ドイツ人は嫌われ者、綿棒みたいな女
この二つは良かったです
モノローグと映像を敢えてズラす
本当の殺し屋ってなんてものがいたとして、これくらいの感じだろうなと
スピルバーグの「ミュンヘン」をちょっと思い出す感じ
あれの政治的背景を取り去って、もっとコメディにするとこの映画のようになるんでしょう
モノローグではまるで失敗ない人のような語っているが、現実とはズレていく
「数ある一人」でしかないと自認はしてるんですよね
いつも寝不足な人間が出てくる映画
私の映画ポイント1.ハラハラする 2.音 3.生き方に対する考え方が同じか
1と3がクリアできていたので見てよかった。自分と主人公が重なってすこし鬱になった。
無名で地味でいつも一人目立たず眼差しがいつも困ってるような生きるのがしんどそうな雰囲気目に光がなく開いてるけど死んでるような表情ただの穴に見えたオーラがなくしょぼくれた男 イケメンの俳優が演じているのにかっこ悪く感じる そして5人を躊躇いなく殺す様を見ればサイコパス的な 彼が物をあちこちに簡単にどんどん投げ捨てる所がとても不愉快 パリ(ダマスカスシリアの首都ベルリン東京)ドミニカ共和国サンフランシスコニューヨークシカゴ レストランインテリアリッチな住居ドレッシーなファッションモダンビクトリア調クラシック モサドやメンサでなく高級なフィットネスジムの会員 刺激がなく生きることに飽き間延びしてしまった顔という感じでも依頼の殺しに失敗して制裁を受けその復讐を行う時はミスなく素早くとても有能になる緊張感 精彩が戻ってきた感じ 死神の話とも受け取れる突然死の宣告 國分功一郎「暇の退屈の倫理学」でファイト・クラブについて書かれている箇所があった 殺し方が残酷きれいに整えられた場所が壊され割れてむちゃくちゃになる 彼の映画には裕福で満たされた暮らしをしている人たちが生きる意味を見出せないというテーマ 殺しを遂行するときに自分に言い聞かせる言葉が私も自分によく言う「自分の利益になるか」と問いかけてる 同じだ 用意周到に一人で殺しの準備をするところが沢田研二「太陽を盗んだ男」を期待して鑑賞した 他の方のレビューを見ると同様の見方をしている人は皆無で殺しの仕事を失敗してコメディになっているという感想が多い しかし主人公が暗いとか孤独で可哀そうという感想は全くなかった そういう感想を持たないということはリッチな所に気持ちを持っていかれるし彼の事可哀そうという感情は起きなかったようだ私は気にしすぎかも。
カリブ海 野球が盛ん キューバ(アメリカと国交なしキューバ革命50年時が止まっている)ジャマイカ(英語レゲエボブ・マーレーウサイン・ボルト) ドミニカ
計画通りにやれ
"自分の未来は思い通り予想できる"=運命は手の中などと考え思い上がった人がいるとしたらそれは大間違いだ!あるいは、本当に望みのままそうできるごく一部少数の限られた特別な存在か。そう受け入れて生きたほうが残りの人生を楽しめ、結果的に我が物にできるのではないか?所有のためのコントロールの放棄。そう、フィンチャーとこの役柄に完璧にフィットしたファスベンダーが教えてくれる犯罪スリラー。
ただ、現代のリアルなテクノロジーも感じる本作の中で『ファイト・クラブ』との共通点も見出だせる。それは、マクドナルドやAmazonへの言及および登場だ。『ファイト・クラブ』の全てのシーンにスターバックス(スタバ)のカップが映っているのは有名なエピソードだが、本作もまたそうした形で大量消費社会を描き、そこにあまりに増えた現代人の画一的匿名性を込める"その他大勢"。
殺し屋は待つのも仕事。自分の美学を長々と話した後にまんまとヘマして、業界の通例として掃除屋に狙われたがために、逆にたくさん殺す映画。…と書くと少し間抜けな"ヘマした殺し屋プロット"だが、本作自体は -- 他のフィンチャー作品同様(グレーディングもフィンチャー色) -- 恐ろしく手際よく進んでいく。
赤というより断然青の炎な理系頭によって隅々まで練られ・作り込まれたようなこの作品は、決められた"予測不可能"な結末へと淡々と冷たく展開されるわけだが、その中で観客に映画としての気持ちよさという意味で興奮とカタルシスを与えてくれることも忘れてはいない。相変わらず『セブン』や『ファイト・クラブ』、『ゾディアック』等と比べると観客受けはそこまで高くなさそうだが、もはや職人技の域に達している。
予測しろ、即興はよせ。対価に見合う戦いにだけ挑め。誰も信じるな。…狭く焦点を絞る。どうでもいい。
自分の未来は予測不能だ
勝手に関連作品『リミッツ・オブ・コントロール』『ジャッキー・コーガン』
一流を気取った、ポンコツさんでは
手練れのプロっぽく、長々と仕事の俺流哲学みたいなものをモノローグで語るんだけど、語り終わるのを待ってて肝心の仕事のタイミングを逸して失敗という、ありえなさ。バカなの!?
自己評価は高いけど、客観的に観るとだいぶマヌケな、腕だけならまあまあの殺し屋、というちょっと珍しい主人公。
そもそも唱えている「仕事哲学」が、そぉなの? とかなんか違うような気がするところがある。
ツメが甘く、というか全てにおいて雑なので、なんとか目的は達せても犯行と犯人の痕跡がありあり残ってて、足がつくのは時間の問題でしょう、という仕事っぷりの数々。
こういう商売は、無駄なく確実に標的を仕留め、かつ足がつかないように段取りして実行するのがプロフェッショナルと思うが、彼は計画はテキトー、とにかく相手を殺せばよし、なのでさくさく目的のみ果たせていたけど、それじゃただの殺人魔じゃない?
もっとも、仕事だったのは最初の、しくじった1件のみで、あとは私怨による私闘ですが。
こんなスタッフでも抱えざるを得なかった殺し屋派遣業者、相当な人材不足なようです。
酷い目に遭った経験があるにも関わらず、あちこちに手がかりばらまいているにも関わらず、もはや「隠れ家」ではなくなった住処、またはその近くに愛人とともに暮らしているというノーテンキ。
そもそもあんなに目立つ豪邸に住むんだ? 「隠れ家」って。プロなら「綿棒みたいな女性」のように、都会の雑踏に紛れたりして目立たないように暮らすものじゃないでしょうか。
殺し屋としての意識のベクトルがズレてて、彼はこの仕事向いていないと思う。
一流のプロを気取った、ポンコツさんでしょう。
これってコメディだったんだ!? と思いました。
配信で観ると印象が変わりそうな作品
劇場で観賞。
マイルールに拘る職人気質の殺し屋が、国境を跨いだ労使交渉(物理)に挑む物語。
キャラクター像や世界観は昔のハードボイルド小説の味わいがある。
ストーリーには謎や捻りがなく、ジェイソン・ステイサムと午後ローの組み合わせがぴったりくるような、アウトロー系アクションの王道だ。
一方、音楽・映像等の耳や目に訴えて来るものは非常に贅沢である。現地ロケや美術や衣装に拘った結果、驚くほどの予算が使われているそうで、劇中の雰囲気作りに相当の労力を費やしたのだろう。
手抜きがない、地味さや今っぽさを出すことに徹底した仕掛けによって、身近な街の一角にもこんなシュールなアウトロー達が息づいているかも知れない、と思えた。地味さを陳腐さにさせないベテラン俳優陣の佇まいも独特である。
本作は、この作品単体よりも作家性を楽しむ映画なのだろう。短期間劇場公開した後は配信で公開されるそうだが、小さなディスプレイで作り手の拘りが伝わるのか少々心配になった。自宅で楽しむ方は大きな画面と没入感のある視聴環境で臨んでみてほしい。
天才ではない殺し屋
ターゲットが現れるのをひたすら待ち続ける一人の殺し屋。
とにかく頭の中ではとても饒舌な男だ。
思考、思考、また思考。
苛立つこともなく冷静に待ち続ける彼の姿から、かなりの手練であることが伝わってくる。
やがて彼の前にターゲットが姿を現す。
「計画通りにやれ。予測しろ。
即興はよせ。誰も信じるな。決して優位に立たせるな。
対価に見合う戦いにだけ挑め。
感情移入はするな。感情移入は弱さを生む。」
男は自分に言い聞かせる。
これがプロの殺し屋の流儀なのだろうか。
そして男はターゲットに狙いをすまして銃弾を撃ち込む。
が、何と的は外れ、無関係のコールガールに当たってしまう。
動揺した男はそれでも証拠を残さないように現場を後にするが、このミスがきっかけで彼は岐路に立たされることになる。
男が何度も自分に同じ言葉を言い聞かせるのは、彼が冷酷な殺し屋になり切れていない証だろう。
彼が仕事に失敗したせいで、何の関係もない彼の妻は襲われ大怪我をしてしまう。
男は様々な手がかりを辿り、自分に殺しの依頼をした人物を含め、事件に関わった者全員に復讐を誓う。
この映画の面白さはやはりこの殺し屋の男のキャラクターにあるのだろう。
いくつも名前を持っているので、どれが本名かは分からない。
めったに口をきかないが、頭の中では相変わらずよく喋る。
殺し屋としては天才ではないのだろうが、狙った相手を確実にしとめる姿は非道であり、寒気を感じさせる。
が、感情移入するなと自分に言い聞かせながらも、相手の要望を受け入れてしまう弱さも持っている。
そしてすべてが計画通りに行くとは限らない。
あえて危険の中に飛び込んでいくのは、彼自身がターゲット相手とはいえ、人との繋がりを求めているからだろうか。
作風はシリアスでありながら、どこかコメディを思わせる部分もある。
ややクセの強い作品なので、好き嫌いは分かれそうだと感じた。
綺麗だなー
滑らか。スカした美的センスに溢れる綺麗な映像がひたすら水のように流れていく。全編そんな感じなので、観ていて引っかかりがなく、映画が薄っぺらく感じてしまった。ながーいCMを観ているみたいだった。
この静けさと。
流石、
フィンチャーの夜の描き方。
大好きな「zodiac」も「ファイトクラブ」も、
フィンチャーの寡黙な夜の描き方は素晴らしい。
結末は派手さは無いが見ている側に
それまでのストーリーを沈着させてくれる
全126件中、21~40件目を表示