Lift リフトのレビュー・感想・評価
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VFX技術の多用が良い結果を生まない例
VFX、合成技術の多用が、
必ずしも良い結果を生んでいないことを、
証明しているような作品だ。
泥棒と刑事が元恋人、
使い古された設定、
その分、
軽妙なタッチで展開していく。
カメラ、ドローンのスピード、
移動のカット、無駄に撮影関連の技術は高い。
なかなかの珍品だ。
アクションで見たいシークエンスが、
セリフ、作戦の会話が多い。
バットマンに例えると、
ブルース・ウェインと執事ペニーワースとの会話を、
延々と聞いている、
または、
007とM、Qの作戦説明、武器説明を、
見ているようだ。
多くのシーンがブルーバックか、
グリーンバック、
あるいはレッドバックの前で撮影されている。
その結果として、
映像の中で非常にダイナミックで視覚的に強烈な場面が必要とされる、
シークエンスで芝居の力の入れ具合や、
リアリティとのバランスに微妙な違和感を感じることがある。
特に、合成映像が多用されると、役者たちの演技に対する集中力や自然さが損なわれ、
時には感情が薄く感じられることもある。
今作に関して言うと、演出の問題と合成の背景とのマッチングのクオリティの問題だ。
ケビン・ハートと元カノの関係の浅さは、
シナリオの問題。
面白いんだが、、、
緊張??いや、ワクワクする
2024
13本目
ケビン•ハートなんかいいね。
セントラル・インテリジェンスで存在が明確になった。
コメディ路線な彼がこの作品はまあまあカッコいい。
所々に面白い感じは出すが、抜け感あるので違和感無し。
これも彼の魅力だろう。
作品としては、ケビン以外もサム・ワーシントン、バーン・ゴーマン、BOSSにジャン・レノとまあまあ締まるメンツなのでしっかり観れる。
以外だったのはジェイコブ・バタロン…スパイダーマンでしか見た事無かった上にスキンヘッド笑
内容は良くある感じではあるが、最新機器や飛行機、金庫破りの機械などなど色々と出てくる。
ワイスピ感も少しあり。
展開はま早く、見やすい作品でした。
最後のシーンも悪くないね。
2024 6本目
真面目なケヴィン・ハート
パクったのは…
サイラス率いるプロの強盗チーム。
その日もヴェネチアとロンドンで同時開催されたオークションから美術品を盗む一仕事。
追い続けているインターポール捜査官のアビーはまたしても捕まえる事出来ず。
そんな彼らにデカいヤマ。1万2000mの上空を飛ぶ飛行機から5億ドル相当の金塊を盗み出せ。
話を持ち掛けてきたのは、アビーらインターポール。
大富豪美術品コレクターで犯罪王とテロ集団が大規模なテロを計画。その報酬として支払われる金塊。それを抑える。
この前代未聞の計画にどう挑む…!?
当初は銀行から滑走路間の輸送車を襲う計画を立てるが、無論警備は厳重。やはり上空で。しかし、総重量10トンをどうやって…?
ステルス機を調達して飛行機に似せて改造。飛行中の飛行機の真下を並行して飛ばせ、飛行機と同シグナルを発して管制塔からカモフラージュ。そして飛行機を別の滑走路に着陸させる。
ステルス機やそれを改造出来る者、飛行機を飛ばせる者、管制塔に忍び込める者が必要。ハイテク機器を用意し、自分たちも乗客として乗り込み、敵の部下の警戒を掻い潜り、決行しなければならない。
ミッション:インポッシブル!
チームプレー、追う捜査官、対する敵組織、世界を股に駈け、大作戦とアクションとピンチの連続。
その『ミッション:インポッシブル』や『ワイルド・スピード』路線を狙ったのは明白。
チームや作戦には頼れるリーダーが必須。上記の作品ならお笑いやうるさ担当のケヴィン・ハートが皆を率いる。見ていく内に様にはなるが、やはりさすがにトム・クルーズやヴィン・ディーゼルにはなれなかったかな。
チームの面々は国際色豊かで、この強盗チームも多様性に一肌脱ぐ。
インターポール上司のサム・ワーシントンや犯罪王のジャン・レノはちょっともったいない使い方。
捜査官役のググ・バサ=ローが魅力を発す。彼女演じるアビーとケヴィン演じるサイラスはお互いの素性知らず関係あった仲。
犯罪者と捜査官。思わぬ形で手を組み、再会し…。
最も高い評価を受けたのは『ストレイト・アウタ・コンプトン』だが、『ミニミニ大作戦』『ワイルド・スピード/ICE BREAK』『メン・イン・ブラック:インターナショナル』など大作アクションも手掛けるF・ゲーリー・グレイ。
開幕の“水の都”ヴェネチアならではのボート・チェイス、機内で敵にバレてのアクション、飛行機だからやはりの墜落の危機…。
敵ボスに捕まり、絶体絶命。
アクションとスリル、チームのユーモアたっぷりのやり取り。
こういう強盗映画には十八番のどんでん返し。金塊の行方は…?
恋愛要素も織り混ぜ、ラストも爽快。
ツッコミ所は多々あり、意外とスケールや金も掛かってる気がするが、全体的に軽い感じ。
が、監督の手慣れた手腕と人気俳優を揃え、あくまで面白さ楽しさに徹し、Netflix配信で気軽に見れる娯楽作。
タイトルの“lift”とは、“パクる”という意味。
美術品や金塊をパクるという事なんだろうが、どうも『ミッション:インポッシブル』『ワイルド・スピード』の“パクり”ってしか思えなくて…。
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