劇場公開日 2023年4月28日

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セールス・ガールの考現学のレビュー・感想・評価

全53件中、41~53件目を表示

3.5モンゴル映画だからこそ感じられる成長物語の普遍性

2023年5月1日
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モンゴルというと、大草原で暮らす遊牧民のイメージがあるが、都会の風景やそこでの人々の暮らしぶりは、どこの国でも大差はないということを、改めて認識することができた。「バナナの皮で滑ってころぶ」というネタが、世界共通であることも分かる。
色彩豊かな映像や、BGMの歌手が画面に出てくる趣向もおしゃれで、どんどんモンゴルのイメージが変わるのだが、その一方で、ちゃんと草原が出てくるのも良い。
性体験が豊富どころか、ろくに異性と付き合ったこともなさそうな主人公が、何の抵抗もなくアダルトショップの店員になる展開には違和感を感じるし、そもそも、片足がギブズで固められても、店番ぐらいはできるだろうとツッコミを入れたくなった。
だが、その後の鮮やかな変身ぶりを強調する上で、最初は、ボーッとしていて何を考えているのか分からず、外見的にも、地味で野暮ったい主人公の描写として、これは、これで良かったのかもしれない。
経験豊富な人生の先輩からの薫陶を受け、自分の進む道を自ら選ぶとともに、どんどん綺麗になり、洗練されていく主人公の様子は、実に鮮やかで爽快なのだが、その過程がやや冗長に感じられたのは残念だった。

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tomato

3.5世界は違えど悩みは似ている

2023年5月1日
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モンゴルが舞台の作品。モンゴルの学生がある女性との出会いによって本当の自分と向き合っていくというストーリー。
物語のテンポが非常にゆっくりしているので、コンディションが良い状態で臨まないと眠気に襲われるかもしれない。
ただその独特のテンポがまさに主人公の女の子の性格を表しているようで、ひとつの演出なのかなとも感じた。
作中の音楽の使い方が独特だった。
女の子の聴く音楽が現実世界にも広がりアーティスト、照明などがライブのような空間になる。まるでMVが突然始まるような演出で。普段見た事ない国の映画を観ることの醍醐味を感じることが出来た。

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モトコ

4.0実はモダンな映画

2023年5月1日
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鑑賞方法:映画館

モンゴル映画だけど、舞台は大都会のウランバートルだし、ところどころ挿入歌をミュージシャン本人が歌いながらフレームインしてくる謎演出はあるものの、それも含めビックリするほどモダンな映画。
いろいろな経験をさせてくれる人がいて一度きりの人生でやりたいことを見つける、というテーマもごくごく王道のものながら、アダルトショップを舞台にすることでこの映画が唯一無二のものになっている。
惜しむらくはモンゴルならではというものが少なく、そういったものをもっと観たい気がしないでもないが、それがモンゴル都市部に住む若者の気分なんだろうな。
主人公サロールを演じた彼女(名前が難しすぎる…)がめちゃくちゃチャーミングで、彼女の魅力を負うところも大きい。最初はビックリするくらい田舎臭いのにどんどんキレイになっていくところもなんかリアル。
GWに気が向いたら観ても良いのでは?という映画でした。

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ぱんちょ

3.5主演女優は魅力あります

2023年5月1日
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珍しいモンゴル映画の青春物です。
モンゴルの首都ウランバートルの大学生のサロールは友人のケガにより怪しげなアダルトグッズショップでアルバイトを引き受けます。
童顔で真面目な彼女がショップオーナーのカティアと知り合い徐々に親密な関係を築いて様々な経験を得て成長してゆくストーリーです。
日本の昭和の青春物のような雰囲気もありますが主演女優の不思議な魅力があり終わるころにはとんでもない美少女に感じました。
少々長いですが変わった青春物が見たい方にお勧めします。

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ナカザワヨウスケ

3.5映像と音楽が予想外に素晴らしかったモンゴルの映画。 本年度ベスト。

2023年4月30日
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鑑賞方法:映画館

あらすじを読んで面白そうだったので鑑賞。
大学生のサロールの成長物語に加え、音楽と映像が素晴らしかった。

親の言われるまま、大学で原子工学を学ぶサロール。
授業中は落書きに勤しむ始末。
洋服にも化粧にも興味が無い感じで将来の夢も希望も無い感じ。

ある事を切っ掛けにアダルトショップでアルバイトをする事に。

女性オーナーとの会話に少しづつ、自分を進む道を見つけて行く展開。

自分好みの青と赤の色合いの映像が印象に残る。
バスの中や雨上がりの道に反射する青赤のネオンが美しい。
思いもしなかった良質な音楽も良かった。

出だしは可愛く見えなかったサロールが少しづつ化粧や洋服、ヘアスタイルが変化し美しくなって行く姿に彼女の成長を感じた。

バナナの皮ひとつで1人の女性の人生が変わって行った感じ。
人生何があるのか解りません。

モンゴルの人もピンクフロイドとか聴くんですね( ´∀`)

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イゲ

3.5バナナ

2023年4月30日
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鑑賞方法:映画館

面白かったです。
オーナー面白いですね!
原子力工学とは?
最後の展開は想定外でした。

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かん

4.0モンゴル映画を観たのは初めてかも。

2023年4月29日
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オープニングから、ちょっとおかしくて🍌
その後も、ちょいちょい笑っちゃうシーンが、面白くて、観てて楽しい映画でした!

親の期待通りに大学での専攻を決めて、目立つタイプでもない主人公サロール。友人に代わって始めたバイトで出会うカティアとの毎日の中で、どんどん変わっていく。素敵な女の子に成長していくストーリー。

ちょっとしたメイクや洋服、眉毛(これ大事!)で、垢抜けていくのが素敵。

音楽も良かったー。バスの中で音楽聴くシーンが好きです。

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Sakiko

4.0あのネタで場内大爆笑

2023年4月29日
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鑑賞方法:映画館

 主人公のサロールを演じたバヤルツェツェグ・バヤルジャルガルがデビュー作と思えないくらい、ナチュラルな演技で驚いた。内向的でそっけない女の子が、たまった怒りを爆発させるところなんか、過剰な感じもなく、スクリーン越しで怒りがストレートに伝わってくる。
 それでいてこの子、コメディエンヌとしての才能もある。何度も笑わせてくれるが、あのネタには場内大爆笑。

 モンゴル映画は初めてだけど、洗練された音楽演出にびっくり。主題曲を演奏しているバンドが、MV風にインサートされるし、ピンクフロイドの『狂気』をアイテムとして選ぶなんて。

 モンゴルは、地政学的にロシアの隣ということを実感する作品でもありました。

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bion

3.0植樹

2023年4月29日
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楽しい

知的

幸せ

骨折した同じ大学の子に頼まれてセックスショップでバイトをすることになった原子力工学を専攻する主人公が、オーナーと出会い知らない世界を学んでいく話。

ポルノ店ではなくてセックスショップというアダルトグッズ店で働き始めた主人公。

凡そその店とは似付かわしくないボサ眉ちゃんだけれど、実はちょっとFUNKYですか?そしてめちゃくちゃ仕事出来る子?

一見面倒くさそうなカティアだったけれど、面倒くさい中にも人情があり、そしてそんなカティアにも過去はあり。

なんだか良く判らないところもいくつかあったけれど、地味ガールのお目覚めの物語で、爽やかで、時々ファニーでなかなか面白かった。

ガチな話し、犬に「それ」は勿論、チョコもあげちゃダメですよ!

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Bacchus

3.5主人公が魅力的

2023年4月29日
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鑑賞方法:映画館

自分にとって初めてのモンゴル映画はチンギスハンが馬に乗って草原を駆け回る時代劇ではなく、現代の都市部に住むリケジョの成長物語でしたw。

アダルトグッズショップのアルバイトやオーナーとの交流を通して、自分を解放し思う様に生きて行こうとする話。

本作はモンゴルの本当の意味での民主化への長い道のりのほんの一部分を垣間見れたような気にさせ、主人公役のバヤルツェツェグ・バヤルジャルガルは体当たりの演技ではあるものの、現代モンゴルの等身大の女の子を大袈裟にすることなく誠実に演じている様に思え、ミュージックビデオのようなシーンを差し込む実験的な試みなど70年代日本のATG映画のような雰囲気を感じさせる。

主人公の女の子がスッピンで地味で野暮ったい服装の典型的なリケジョだったのが、髪を切りヘッドフォンを外しお化粧をし徐々にオシャレになり最後は赤いマフラーを纏って自信ありげに生き生きと街へ闊歩するシーンは明るい未来しか感じさせない。

バナナが道端に落っこちるオープニングでは「今どき!?」感で不安しかなかったが、終わってみると清々しさでいっぱいになる良い作品だった。

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カツベン二郎

3.5モンゴルロックって良い

2023年4月17日
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鑑賞方法:試写会

性がテーマというよりも地味な女子大生とアダルトショップオーナーの年配女性との世代を超えた友情が描かれます。生(性)や死について自分の意見をハッキリ言うオーナーと、彼女と関わってキレイに明るく変わっていく女子大生の様子が良かったです。音楽も、モンゴルのロックバンドなんて初めて聴きましたがなかなか良い!
ただ後半失速して結末も「?」なのが残念でした。。

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tomoboop

3.5猫が被れない店を通して自分らしさを学んだ

2023年4月3日
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漫画『情熱のアレ』(花津ハナヨ作)も主人公の可愛い女の子が親の経営するポルノショップを手伝いながら心身ともに変化していく話なので、そんな感じかなと思ってたら、ちょっと違った。
今を生きる若者と昔の時代を愛するマダムとの価値観の違いと、にもかかわらず同じ時間を楽しめる気の合う感覚が2人にはあったのだと思う。

人が入りにくい場所は、人間の本性みたいものがすごく露わになる気がするけど、主人公は顔色ひとつ変えずどんな客が来ても超冷静に対応するのも面白かった。
みんな場所に合わせて色んな猫飼い慣らして人前出る時はどれか被って生きてるけど、本能の前では被れる猫がいないのよね。

アフタートークをお聞きすると、この映画は社会主義国から民主主義国へと変化したモンゴルの社会的思想が色濃く反映した話だったようだ。
社会主義時代はロシア語が第二外国語だったため、エリート層はロシアに留学をすることも多く、つまりロシア語ができるということはある意味とても教養があるということを示唆しているらしい。
それを知ってこの映画をみるとまた違うものが見えてくるのも面白い。

クソ真面目地味女子がどんどん垢抜けてキレイになっていく様も見所の一つ。
「苦しみを知って幸せを知る、幸せだけというのはない」というカティアの言葉が心に残った。

モンゴルで使われている文字がどんなのかも知らないで観た映画だけど、どちらかというと中国なのかなと思っていた国への偏見が変わった。

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icco

3.5大人のおもちゃ

2023年4月3日
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鑑賞方法:試写会

2023年4月2日
映画 #セールス・ガールの考現学 (2021年)鑑賞

モンゴル映画と言えば、浅野忠信のモンゴルぐらいしか知らないと衝撃を受けます

現代において、特に、性に関しては万国共通だと改めて感じます

#岩谷テンホー さんを思い出すシーンあり

@FansVoiceJP さん試写会ありがとうございました

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とし
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