セールス・ガールの考現学のレビュー・感想・評価
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いろいろツボ。
その中で、いちばんのツボは、映画音楽をやられている、
Magnolianというシンガーソングライター(モンゴルでは人気だそうで...)が
劇中でカメラ目線で、こちらに向けて歌いかけてくるところ…
失礼ながら、そこまでイケメンに感じなく、
完全に笑かしにかかってんのか!?と思っちゃって…。
これ、日本の映画で日本のシンガーソングライターやられても、
100%ツボる 笑
そこはさておき、
モンゴル映画に良くある草原メインでははない、
都会での若者の日常?的な作品は初めて観ましたが、非常に面白かったです。
サロールがアダルトショップのオーナーのカティーヌと出会い、
年の離れた経験値の高い彼女から、いろんな影響を受け、
どんどん外見も内見とも成長していく姿は、とてもワクワクしました。
とくに、外見!ものすごーく可愛くなって、女子のあの年頃って、
眉毛の形ひとつ変えただけでガラッと変わるし、
何かを経験するごとに変わっていくものねーと、感動すら覚えました!
オーナーのちょいちょい挟み込む人生の教訓みたいなセリフも響きましたし、
彼女、少しポッチャリさんでも、オシャレでとても魅力的。
パンフレットに記載のあった
モンゴルの若者の自殺、男女の差別的なこと、性に対しての解放、
貧富の差などなど、いくつかのテーマを取り入れ、
面白さも真面目さも、音楽も上手くブレンドさせた良い作品でした。
監督の次が観てみたい。
観たい度○鑑賞後の満足度◎ 『さそり座の女』(美川憲一)と『狂気』(ピンク・フロイド ) in Mongolian
①珍しいモンゴル映画ということで興味津々で観に行ったけど、当たり前の事ながら、人間社会であるかぎりどこの国でも大体似たり寄ったりですわな。(モンゴルの家には呼び鈴は無いのか?とは思ったけれど)
②これまた当たり前の事ながら、人間が生きている限り(人間じゃなくてもそうだけど、映画の中のピムみたいに)、「セックス」とそれにまつわるアレコレはどこの国でもどの人種・民族でも同じなわけで、“大人のオモチャ”(世代的には“アダルトグッズ”なんてスカした呼び方より此方の方が親しみがあります)店を舞台にしたことが、世界の誰でも共感(?)して観ていられる映画になったと思う(モンゴル映画に馴染みがないのは、実はアジアで日本だけかもしれないけれど)。
③よく正体がわからない不思議なシニア(男女を問わず)とふれ合うことで若者が成長していくという話はよくあるし、サロールが最後に自分の好きな絵の道に進むかとは予定調和的だけれども、カティアという不思議な且つ魅力的なキャラクターをサブ主役にする事で愛すべき作品となっている。
④少し長いのが玉に瑕だけれども(もっと刈り込めると思う、時々出てくる歌手/バンドのシーンをカットするとか)、初めて観たモンゴル映画で(失礼ながら想像以上に)「映画」だったので点は嵩上げしてあげましょう。
⑤ウランバートルの街はそんなに珍しさを感じなかったけれど、果てしない草原のシーンには、やっぱりモンゴルだとウットリした。
⑥行ったことのない国(そしてこれからも行くことはないだろう国)でも、その国の空気、その国で生きる人たちの生活・考え方・どんなものを食べたり飲んだりしているか等を肌で感じることが出来る事も、色んな国の映画を観る楽しみの一つだ。
また、国や人種・民族が違っても人生の根底にあるもの・真実・真理への考察は万国共通・普遍的なものであることを教えてくれるこたも映画を観る幸せの一つだ。
セックスに全く興味のない女の子が無理矢理性に芽吹いて行くのが可愛い。しかし…
モンゴル映画と言ってもウランバートルなんだからセックス産業は御多分に漏れない繁盛のようだ。
そんな裏経済とも言える社会構造の一端に関わることになって、ハラハラさせられ通しだったが、
授業中にスケッチ?イラスト?ばかり描いている女の子が、
このバイトでセックスビジネスではなく、
絵画やデザイナーに進路を変えて見違えるぐらい綺麗ウキウキしてくるのは嬉しくなります。
やっぱり、金縛りの除霊が効果あるようですね。
丑三つ時過ぎが良いのかな?
^^
アダルトグッズショップで働くことになった女性の成長をユーモアたっぷりに描き、
第20回ニューヨーク・アジアン・フィルム・フェスティバルでグランプリに輝いたモンゴル映画。
モンゴルの首都ウランバートルで家族と暮らしながら大学で原子工学を学ぶ素朴なサロールは、
ひょんなことから怪しげなアダルトグッズショップでアルバイトすることに。
人生経験豊富な女性オーナーのカティアが営むその店には大人のオモチャが所せましと並んでおり、
毎日さまざまなタイプの客たちがやって来る。
サロールはカティアや客たちとの対応を通して、
日がな何となく過ごしている自分のことが、
何かに気づき奇行を始める。
オーディションで300人の中から選ばれたバヤルツェツェグ・バヤルジャルガルが映画デビュー作にして主演。
^^
ピンク・フロイド
モンゴル映画に 興味津々。
児ポではありませんよ!決して!
ひょんなことからポルノグッズショップでバイトすることになった垢抜けない女子学生。
この子がかなり童顔なため、ポスターなどの見た目が見ようによってはかなりヤバい感じになってますが、設定上も中の人も大学生ですからね!合法ですからね!!
モンゴルといえば大草原の遊牧民しか浮かばなかったのですが、都心や郊外は案外タイやベトナムあたりと変わらないんですね。当たり前といえば当たり前か。
そういうモンゴルの文化風俗の勉強にはなりましたが、ポルノショップ云々は尺のわりにはイマイチ活きてない気がしました。あんま店やオーナーのおかげでの成長って印象がないというか。
途中途中、ミュージカルみたいにモンゴル・ロックに乗せて話が展開する謎の演出あり。
音楽自体はいい感じのまったりさで心地よかったのですが、演出としてはイマイチ意味分かんなかったです。
音楽同様、全体のテンポもややゆっくり目なので、疲れ気味の時は眠くなってしまうかもしれません。ご覧の際はよく寝た日に。
面白かったです
ピンク・フロイド
どの世界も似ている
残念⬇️ お金を取る映画になってません
モンゴルの映画!という期待で見ました。
が、なぜ上映(買い付け)したの?
モンゴルには、もっと見るべき作品が、あるでしょう。
理由
監督が撮りたい設定、構図、画像、ロケーション、映像、照明・・・。で、全編、綴っているだけです。
ストーリー、モチーフ、が
感じ取れません。
バスシーン、ホテルでのSEX、
大人のおもちゃショップも、
モンゴルで、舞台設定にするのが、チャレンジングなのでは?だから?と、
勘ぐっちゃいます。
・・・・・
救いは、
大人のおもちゃショップのオーナー、カティアを演じたベテラン俳優エンフトール・オィドブジャムツの演技は、飽きさせない。
モンゴルの街の様子、ホテルのローカ、ドアの形状など、見られたこと。
あと
中年男優が、みな、朝青龍に似てる!
最後に一言
途中、終わりに出てくるミュージシャン!
あれは、なに?
PV?
映画の挿入歌?
意図があるなら、歌詞を
テロップで、入れるべきだよね!
モンゴル時間なのか、ゆったりとしたテンポが心地よい
最初のバナナ。
(もっとテンポよく見せられるだろう。
あ、ずっとこんな調子か。)
このモンゴル時間というのか、ゆったりとしたテンポでの進み方がだんだんと慣れてくると逆に心地よい。
主人公の大学生サロールとアダルトショップのオーナー・カティとのまるで禅問答のような会話。
サロールはいろんなことを学び、自分の道を自分で選ぶ。
このどんどんときれいになっていく主人公を演じた女の子がとても魅力的で、ゆっくりしたテンポでも飽きることがない。
アダルトグッズがたくさん出てくるけど、エブエブみたいに下品じゃない。見せ方が上手いというか、作り手の品の良さが現れているのかな。
もっと笑えるコメディを期待していたけど、初めてのモンゴル映画は不思議だけどかわいい作品でした。
タイミングも合ったしちょっと見てみようかな、 って程度だったのに、...
タイミングも合ったしちょっと見てみようかな、
って程度だったのに、
すごく良かった
サロール役もカティア役もぴったりの俳優さんだった
見終わってなんかすかっとするのは、なんだろう?
脚本とか演出とかのせい?
同じ人がやってるみたいなので、
これからもその人の作品を追いかけてみたい
モンゴル映画だからこそ感じられる成長物語の普遍性
モンゴルというと、大草原で暮らす遊牧民のイメージがあるが、都会の風景やそこでの人々の暮らしぶりは、どこの国でも大差はないということを、改めて認識することができた。「バナナの皮で滑ってころぶ」というネタが、世界共通であることも分かる。
色彩豊かな映像や、BGMの歌手が画面に出てくる趣向もおしゃれで、どんどんモンゴルのイメージが変わるのだが、その一方で、ちゃんと草原が出てくるのも良い。
性体験が豊富どころか、ろくに異性と付き合ったこともなさそうな主人公が、何の抵抗もなくアダルトショップの店員になる展開には違和感を感じるし、そもそも、片足がギブズで固められても、店番ぐらいはできるだろうとツッコミを入れたくなった。
だが、その後の鮮やかな変身ぶりを強調する上で、最初は、ボーッとしていて何を考えているのか分からず、外見的にも、地味で野暮ったい主人公の描写として、これは、これで良かったのかもしれない。
経験豊富な人生の先輩からの薫陶を受け、自分の進む道を自ら選ぶとともに、どんどん綺麗になり、洗練されていく主人公の様子は、実に鮮やかで爽快なのだが、その過程がやや冗長に感じられたのは残念だった。
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