「新人だからなのか適役」セールス・ガールの考現学 映画イノッチさんの映画レビュー(感想・評価)
新人だからなのか適役
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どこにでもいそうで、いない女の子。まだ学生なのに2か国語を当たり前のように使えるのもビックリ!
更に素朴で化粧さえしていない感じがなぜか惹きつけられる。今どきの日本ではなかなか見かけない。ナチュラル過ぎて目元が、あれ?北村匠海? 一瞬だけどそう見えたりもして(笑)。
それでいて、おもちゃを販売することに恥ずかしさも躊躇もないなんて凄い設定だなぁ。
アダルトショップから出る時って、たとえそこがバイト先だからと割り切っていてもコソコソ、キョロキョロしてしまいがちなのでは?
しかもあんなに早い時間に店閉めて売れるというか、成り立つものなの?
夕方〜深夜に開けてるというイメージしかないのだが。
幼なじみ?に対して、突然全裸になって誘うところや、コン●●●をつけてあげるシーンは度肝を抜かれた。
滅多にないけど天井についたものを取る時は、アレではなくても普通は椅子を使うだろ?猿でもさあ…と突っ込みたくなる。また、ところどころ脈絡もなく進むシーンも映画っぽくなくて新鮮だった。
カティアの生い立ちと、それによって溢れ出てくる意味深い言葉や会話のやり取りに説得力を感じたのは私だけだろうか。脚本の力なのか、女優の力量なのか判別できないが、魅力的だった。
何気なく食事の時間に見ていただけなのに、オンデマンドで改めて最初から観てしまった。不思議な映画だった。
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