「いろいろツボ。」セールス・ガールの考現学 hkr21さんの映画レビュー(感想・評価)
いろいろツボ。
その中で、いちばんのツボは、映画音楽をやられている、
Magnolianというシンガーソングライター(モンゴルでは人気だそうで...)が
劇中でカメラ目線で、こちらに向けて歌いかけてくるところ…
失礼ながら、そこまでイケメンに感じなく、
完全に笑かしにかかってんのか!?と思っちゃって…。
これ、日本の映画で日本のシンガーソングライターやられても、
100%ツボる 笑
そこはさておき、
モンゴル映画に良くある草原メインでははない、
都会での若者の日常?的な作品は初めて観ましたが、非常に面白かったです。
サロールがアダルトショップのオーナーのカティーヌと出会い、
年の離れた経験値の高い彼女から、いろんな影響を受け、
どんどん外見も内見とも成長していく姿は、とてもワクワクしました。
とくに、外見!ものすごーく可愛くなって、女子のあの年頃って、
眉毛の形ひとつ変えただけでガラッと変わるし、
何かを経験するごとに変わっていくものねーと、感動すら覚えました!
オーナーのちょいちょい挟み込む人生の教訓みたいなセリフも響きましたし、
彼女、少しポッチャリさんでも、オシャレでとても魅力的。
パンフレットに記載のあった
モンゴルの若者の自殺、男女の差別的なこと、性に対しての解放、
貧富の差などなど、いくつかのテーマを取り入れ、
面白さも真面目さも、音楽も上手くブレンドさせた良い作品でした。
監督の次が観てみたい。
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