「腑に落ちない」世界の終わりから ぱんちょさんの映画レビュー(感想・評価)
腑に落ちない
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いろいろと腑に落ちない。
特に腑に落ちないのは、「なぜハナが選ばれたのか」の答えが「すべては血統なんだよ」だったとき。え、いやそうなの?そっち?それだとつまんなくない?「実は誰よりもハナ自身がこの世界を呪い、滅んでほしいと思ってるから」とかでなくて…?
過去作は観る気もしなかったから観てないけど、紀里谷監督が本作にはとても真摯に取り組んでるのは分かったし、とても真面目な方なんだと思うけど、だからこそ語らせすぎだし、説明つけ過ぎ。
紀里谷監督のこの世界に対する絶望は良く伝わってきたし、それは共感できるものだったけど…
タルコフスキーのノスタルジアやサクリファイスを挙げるまでもなく、ある個人の行動や祈りが世界を救う、的な話はいろいろとあったわけで、そうした先行作品からもっと学ぶべきだったのではないかと思う。
ハナが伊東蒼だったからここまでの作品に出来たのだと思う。キャスティングの勝利。
あと、やっぱり夏木マリさん湯婆婆過ぎ…ww
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