宇宙人のあいつのレビュー・感想・評価
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地球に来て1年目
ん、地球に来て1年(23年)経っているのに、なんか無知じゃない?地球時間の1年目みたい。学校行ってなかったのかな。いくらなんでも、友達は知っているでしょうに。兄弟も振り向くこと以外に違和感を抱いてなかったのかな笑 面白い設定だけど、結構雑だったかな〜。
笑うことを観客に強要していない見せ方は良かったけど、全然笑えなかった。コメディなのに劇場もシーンとし過ぎ笑 伊藤沙莉のコメディセンスは相変わらず最高だけど、日村勇紀の役どころはあまり良さが引き出せていないように思えた。柄本時生はどんな役でも大好き。中村倫也は、あまり芯のないキャラでつまらなかったな。宇宙人要素のない、4兄弟のコメディが見てみたい。そっちの方が絶対ハマる。
女の子やウナギ必要だった?いちいち、ストーリーを止めてまでする事だったんだろうか。格闘ゲームやサザエ男も中途半端。舞台だったら合っているんだろうけど、映画となるとどうもシラケる。全然ノリについていけない。感動に持っていくにしても無理がある。4兄弟の些細な日常風景はすごくいいのに、無駄なSF要素がつまらない。
人物描写も含めて足りないことだらけだけど、「お前がいなかったら楽しくなかったよ!!」というセリフだけは感動。あと、4兄弟の衣装がいい。日村のギャングのような白スーツがめちゃくちゃカッコイイのよ笑 役者パワーで全くもって飽きない。焼肉のシーンはどれもハズレ無し。ん〜、良いところはたくさんあるんだけどな。
単純に好き嫌いの問題かもしれないけど、あんまり乗れなかった。予告の段階ではもっと面白いと思ってたんだけどね。飯塚監督の雰囲気は心地いいけど退屈。コメディを撮るなら別の人に脚本を書いてもらった方がいいかも。余計なお世話ですいません。
笑いあり涙ありの映画らしい映画
下北と錯覚する。
見ていて何度も錯覚してしまった。
ここは下北の小劇場ではないかという感覚に。
見た目もキャラも強烈な人物たち。
弟が宇宙人。
繰り返されるギャグと訳わからない小物。
極彩色のネオンと雑居感が、荒く黄色い画質と相まって、そう思わせてると思う。
日村さん、伊藤さん、柄本さんの個性的な掛け合いが絶妙で、微妙にハズしるのが面白くて、ずっと笑ってしまった。中村さんの微妙にズレた感じと表情もとてもハマった。
観ながら『くだらね~』って思うのが、この映画の見方だと思う。
もし映画を見る前だったら、口を閉じずに見て欲しい。閉じてると笑うタイミングを逃して、声を出して笑えずに周りの笑い声を聞いてちょっと後悔する。
4人とも元気と兄弟愛が溢れてるのに大きな悩みが同居してしる。周りの人物(?)たちも、みんな悩みがあって、それでいて愛に溢れていた。
そう、この映画は宇宙人の帰還の事実に隠された、愛がダダ漏れた映画だったんだ。
と観終わって映画館を出ながら気づく。
そんな風に気づくのも、また下北っぽかった。
観る前に悩んでいたことが少し軽くなるような、そんな素敵な映画でした。
ぜひ劇場で観て欲しいです。
SFひとつ屋根の下 in 高知
バナナマン日村と若手実力派3人が面白く軽いノリで兄弟の強い絆を演じたSFコメディ。
それぞれ特別な役作りは必要としない、役者自身の個性をそのままを当て書きしたようなキャラクターで、日村は汗をかきながらいつも真っ直ぐで熱い長男、中村倫也はいつも通り飄々としつかみどころのない次男、伊藤沙莉は常に鋭いツッコミをするしっかりとした長女、柄本時生は頼りなくも家族を思う三男を楽しそうに演じており、観ている方も楽しくなってくる。
ストーリーは朝食シーン、Tシャツや看板ネタ、大勢のサザエさんなどところどころでクスッとさせ、ポイントではそれぞれが兄弟を思いやるシーンでしっかりウルッとさせるといった割と王道の演出で的確に急所を突いてくる。
細田善彦は相変わらず振り切った演技が面白い。
ヤキニクサナダのTシャツ欲しい。
ほぼ日村のキャラでいってる気が
うん。これは面白い作品でした!
散歩する侵略しない人
中村倫也が宇宙人 という題材は好きだし良かった、が・・・
中村倫也が宇宙人で一般家庭に潜り込んで地球人の生活(家族)を調べながら
任期満了したので宇宙人であることをカミングアウトして・・・
というあらすじで始まる映画なのだけど
あらすじオチというかあらすじまでが一番面白い
まず兄弟(長女、次男)の話が弱い、薄い、脚本の練り不足
長男の日村さんの見た目は当然としてキャラも濃すぎて
中村倫也とどっちが宇宙人だよと感じてしまったし、
次女の職場にいるシングルマザーの娘の思わせぶりでいて回収しなかったのも・・・
そして何より映画冒頭にオチのシーンを持ってきてしまったのがもはや意味不明
誰か一人連れて帰るという任務を負った中村倫也が実は誰も連れ帰らないっていうオチを冒頭で・・・何で?
評価 2.6
本当題材だけだった・・・・
納豆か焼肉が食べたくなる
4人兄妹の次男が23年間生活してきた土星人だったという設定をどこまで違和感なく受け入れられるかがポイント。SFとして観た場合、粗が目立つかもしれないがファミリーコメディとして観たらOKなんじゃないか。バナナマンの日村が出ているとどうしてもコントの雰囲気が出てしまうがそれもまた狙いかもしれない。
4人それぞれの話があって、それぞれ問題を抱えてて、その痛みを4人で分かち合う感じがとても楽しいし、温かかった。4人の持ち味が存分に活かされた配役と脚本だったと思う。家族がいたら「サミット」を開きたくなる。
長兄はBOOWYが好きという設定だったが、エンドロールでかかる曲が本当にBOOWYっぽくて笑ってしまった。氣志團うまいな!
あと日本映画では珍しく、食事のシーンが頻繁に登場する。淡々と納豆を取り分ける朝食のシーンは、真田家の絆を描くのにとても効果的だった。長兄が経営している焼肉屋で食事をするお客の姿と合わせてとても印象的だった。焼肉か納豆が食べたくなるに違いない。
高知の風物を背景としたきょうだいを中心とした絡み合いの面白さ
ほのぼの♪
ゆるいコメディとして楽しめます
予告で観たシュールな設定に惹かれて鑑賞してきました。
ストーリーは、両親を亡くしながらも支え合いながら楽しく暮らしてきた真田家四人兄妹の長男・夢二、次男・日出男、長女・想乃、三男・詩文だったが、実は日出男は23年前に地球にやってきた土星人で、役目を終えてあと1か月で帰還することをカミングアウトし、兄妹と過ごす残された地球での生活を描くというもの。
全編にわたってコメディタッチで描かれ、テンポのよい会話、息の合ったツッコミ、シュールなボケ等、そこかしこに笑いの仕掛けが散りばめられています。焼肉屋スタッフの霜降りキャップはちょっと欲しくなりましたし、よさこいサザエくんもなかなかシュールでした。イマイチ笑えないシーンも多いですが、全体的に演者が楽しそうなのは好印象です。
また、高知の自然を随所に取り入れ、兄妹の絆や人々のつながりが育まれるバックボーンとして描かれています。自然を受け入れて折り合いをつける沈下橋のように、日出男も真田家に受け入れられ、溶け込んでいたのではないかと思います。そんな家族や兄弟の絆を感じさせる展開が、なかなか温かく沁みてきます。
ただ、描き込みが足りず、感動までには至らないのがもったいなく感じました。日出男の幼い頃からの23年間の積み重ねや、兄妹にまつわる一つ一つのエピソードがもう少し絡み合うように描かれれば、別れの感動がもっと高まったのではないかと思います。まあ、そこまで求める作品ではなく、気楽な感じで観るのが正解かもしれません。
とはいえ、冒頭の映像はちょっと映しすぎです。あそこで夢二を出してはダメでしょ!終盤のハラハラ感が削がれます。そこからさらにまさかの大オチ!想乃からしたら、いくらなんでもちょっとキモくないですかね?
主演は中村倫也さんで、とぼけた日出男がピタリとハマっていました。夢二役は日村勇紀さんで、本作の雰囲気の中でうまく生かされていると感じました。詩文役の柄本時生さんも、彼らしい役どころでうまく収まっていました。そしてなんといっても伊藤沙莉さん!緩急のある演技が抜群にうまいです。この四人のキャラがしっかり立っていたことで、最後まで楽しく鑑賞できました。
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