「当初の予想と変わらないクオリティに落ち着いてた」アイドルマスター ミリオンライブ! 第2幕 むのさんの映画レビュー(感想・評価)
当初の予想と変わらないクオリティに落ち着いてた
第一幕は当初の予想を大きく上回るクオリティで大変興奮したが、第二幕は当初の予想と変わらないクオリティに落ち着いてた。
淡々とした原っぱライブの準備期間は退屈だった。イモムシが出てきて一瞬笑ったけど、星梨花が「寝袋を使って泊まる」事を寝る直前に知ったという展開についていけず困惑した(そんな事ありえる? 元々はどうするつもりだったの?)。尺のせいで色々説明不足になっているのかなと感じた。
アコースティックThank youは良い感じだったが、テントの中に客は居るにも関わらず外の客が消えて、そこをアイドル達が人間の鎖となって包囲するシーンはすごく不気味だった。テントの外のメンバーを仲間外れにしたくないんだろうなとは推測したが、もう少し他にやりようはなかったのだろうかと思った。
アイマスのアニメ曲のユニットはなんらかのストーリー上の理由があって組まれるものだと思ってたので、いきなり5ユニット登場には悪い意味で驚いた。とても12話で紹介しきれる量ではないので、これはアニメ外で組まれた大人の事情ユニットなんだなと察した。アニメで生まれた曲というよりアニメ化に便乗しようという曲なんだろう。
アスレチックの安全度外視の荒唐無稽さには白けてしまい真面目に観る気を失ってしまった。最後のライブシーンだけは頑張ってくれと祈っていたが無関係の止絵でごまかされて溜息が出た。あの展開で期待するなというのは無理なので、やれないのであれば優勝賞品を金券などに変えておいて欲しかった。あと琴葉の声は事情を知らない人に聞かせるには厳し過ぎるクオリティだと思った。
遊園地の話は客の誘導方法に少し無理があるとか、ステージのギザギザの穴が危険過ぎるとか気になる所はあったものの、お話としては楽しめた。でも主人公格の3人をフェードアウトさせる構成は単体の劇場版としてみると1幕以上にバランスが悪く、原作を知らない人に劇場版をお勧めするのは無理だと感じた。
第三幕での挽回に期待。