劇場公開日 2023年10月6日

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アンダーカレントのレビュー・感想・評価

全153件中、61~80件目を表示

3.5独特の世界観と、今泉ワールドの融合

2023年10月14日
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鑑賞方法:映画館

今泉監督作品、『ちひろさん』に続き今年二本目。
最初のカットでなんとなく雰囲気がわかる。

なんだかわからないまま進むが、途中から事件が絡んできたり、過去や思いの開示がすぐに連れて、この作品のテーマがわかってくる。
原作があるからか、思ったよりはストレートに伝えてきたな、と印象。

水が重要な役割を果たしており、それをサポートする幻想的な音楽も世界観へ引き込む大事な要素になっていた。

今泉監督といえば、日常描写とクスリと笑うシーン。それもちゃんとしっかり入っていた。

ただ、真木よう子がどうしても、漫画の登場人物を演じているようで、「日常」感がいまいち感じられなかったのが正直なところ。複雑な役どころで難しかっただろうが、芯が強そうな女性という見た目しかハマるところがなかった。
作品の大半を彼女がしめるため、絵面的に惹かれなかったが、その違和感こそが狙いなのかもしれない。

脇を固める俳優陣はなかなか。井浦新ほ毎回似たような落ち着いていて秘密を抱えている役だけど、期待通りの演技。
リリーフランキーは一瞬で作る空気感、康すおんは初めて見たけど、役柄どおり、なかなか粋な演技で魅力的だった。

話の展開も面白かったが、誰しも思い当たる節があるテーマで、自分に当てはめて考えてみたくなる映画だった。

けど、漫画っぽさとわかりやすさは否めなかった。

2023年劇場鑑賞96本目

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ひでぼー

2.0ギャグエピソード減でシリアス増

2023年10月14日
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悲しい

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SsSs

3.5旦那の失踪の何故?

2023年10月14日
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今泉監督らしい、鑑賞側に問いかけてくるかのような人間ドラマ。
分かった気になっていても他人はおろか自分自身も本当にわかっているのか?
少なくともこの映画を通して改めて考えることになっただけでも意義がある。
ラストシーンはどういう風に解釈するのか?

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ダルメシアン07

4.0厳しくも温かい空気が好きだった

2023年10月14日
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鑑賞方法:映画館

今泉力哉監督 × 真木よう子さん

豊田徹也さんの長編コミックを実写映画化したとのこと。

厳しい話なのにこの温かさは一体?

自分のことがわからなくてもがき苦しむ。
他人のことなどわかるはずもなく。
しかし一縷の幸せが見え隠れするアイロニー。

間違いなく心地良かった。これまでの今泉作品と同様にずっと観ていたかった。

てか、今思うとこれまでの作品のほとんどが心地よいファンタジーだった.

真木よう子さん、今作で好きになりました。
細野さんの音楽も好きでした。
この作品が好きでした。

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エロくそチキン2

3.5タイトルなし(ネタバレ)

2023年10月14日
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りゃんひさ

4.0骨太俳優たちがすばらしい。

2023年10月13日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

知的

初日舞台上映に参加。好きな俳優、瑛太さん、顔ちっちゃい!
国境を越えて愛されている物語は映画化されて海外から絶賛。
『では質問しますが、人をわかるってどういうことですか?』『生きるための嘘は、罪ですか?』深く刺さる言葉が連発。結局は傍にいるパートナーのことも誰もわかり得ない、相手を思い遣る『嘘』は是か非か、とても考えさせられるスローに流れる描写が絶妙な映画。

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masayoshi/uchida

3.0原作未読。二度鑑賞。

2023年10月13日
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鑑賞方法:映画館

試写会で鑑賞済みでしたが、舞台挨拶のチケットが当選したので2回鑑賞しました。
淡々とした場面が多い作品なので、二度目は眠くなりました…

⁡原作未読(試し読み数ページだけ)ですが、⁡⁡真木よう子が役柄のイメージに合わず…。⁡⁡

あの女優さんだったら良かったなー、と思う方がいて、⁡⁡ちょっと調べたら過去に「漫画のファンで主人公を演じたい」と言ってたインタビュー記事を⁡⁡⁡発見…(笑)
⁡原作ファンの方がどう思うか分かりませんが💦⁡

⁡⁡

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khs69

3.0キャロルリードのフォローミー

2023年10月13日
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心地好い上品を評すが、随所で微妙に語り過ぎか。
「さよなら渓谷」以来久々に真木よう子にイイ役、でも似た役。
演者陣重複ゆえか山下敦弘側に踏み込んで今泉力哉らしさが減じた感も。
手堅く私的年テン中位当確。
再見したいのはCリードの「フォローミー」。

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きねまっきい

3.0今泉力哉監督からの挑戦状

2023年10月13日
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鑑賞方法:映画館

Bill EvansのCDは何十枚と持っているが、名作といわれるUndercurrentは苦手だったりする。Scott LaFaroよりPaul Motianの方が重要だと思っているくらいなので、水圧にリズムが抑制された状態がいやなのかも知れない。

今泉力哉監督作は止めておこうと思うのに、ヒトの評価が良いと見逃すのが悔しくて、チケットを買ってしまう。協業もしている城定秀夫監督作はエロ要素がなくても好きなのに、辛い評価をしてしまう。

今作は演技力が高いキャストを配した上に、演技を殺した芝居をさせているように思えた。劇伴はほとんどなく、彩度の高いものは写らないし、終わり方も、そもそも映画自体が水の中にあるような。これが江戸川区か?こういった作品は他にもあり、成功もしているが、今泉監督がやらなくてもいい気がするし、進化の過程とすれば不十分。

とういった順序で撮影しているか不明であるが、序盤は普通の会話をしているし、かなえが泣き崩れるところはつながり悪いし、悟の語りは長すぎて単調だ。映太が少しせりふを咬んだのをそのまま使ったのは良かったのに。深いプールのそこなのに、一部は波がアリ、一部は海流があるような感じ。

そして、たばこがやっぱり登場する。今までは、喫煙所から話がころがる映画だったのに、今回はたばこが全く出てこなくても問題なし。隆之の喫煙するタイミングは、キツイ銘柄をすっているワリには、ニコチン中毒者のそれではなく、井浦新はちゃんと肺には入れてない。たばこシーンを批判する、僕に対する挑発じゃなかろうか(自意識過剰)。原作ではどうなんだろう。

物語としては好きな分野なので、原作は楽しく読めるかも知れないが、今作は何かが欠落しているのだ。沈んでいくのは、池や風呂くらいで、1mもない。僕が見たいのは、Get Outでダニエル・カルーヤがかけられる呪いみたいな、底が知れない静さ、暗闇、孤独なのだ。

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Lhowon

4.0それではひとつ聞きたいのですが、人をわかるってどうゆうことですか?

2023年10月13日
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今泉力哉監督の描くミステリー。まあそれで間違いはないのだが、謎解きというよりも人間の心の奥底にしまい込んだ何か(過去、嘘、本当の自分、、)を問いかける物語。映画の中のセリフは、誰の発言とも限らず、今泉監督によって柔らかく伝わってくる感覚がある。それはときに、物語の中のセリフなのに、あたかも自分への言葉のように。
「日本では年間85,000人の人が失踪しているんです。」と探偵山崎は言う。調べると確かに、警察庁発表『令和四年における行方不明者の状況』において、「令和4年は、統計の残る昭和31年以降で最少を記録した令和2年から2 年連続で増加し、8万4,910人(前年比5,692人増加)となった。」とある。前年比増加率が6%を超えているってことにも驚きを隠せないが、まあそうだろうなと頷いてしまう自分もいる。自分でも時たま、このまま何もかも捨て去ってしまえばどれほど気楽かと思うこともあるからだ。でも、実際はその選択はないのだが、何かしらのキッカケや背中押しがあれば、あり得なくもない。

映画鑑賞の後に、原作漫画を読んでみた。当然、映画のセリフと同じセリフばかりなのだが、結末を知ったあとに読む言葉の数々は、すべて結末を示唆したフラグにしか思えなかった。それはネタバレを知ってしまったうえでの興ざめとかの類ではなく、ほらここで君(かなえ)は無意識のうちに真相に気づいているじゃないか、というじれったさ。当然それも、鈍感さに対する苛立ちというよりは、手を差し伸べたくなるような歯がゆさに似てる。

山崎が言う。
「結局ね、わからないことをあれこれ考えてもしょうがないんですよ。わからないことはわからないし、わかることはそのうちわかるでしょう。」
投げやりのような、関心のないような、そんな他愛のないようなセリフでもあるが、これがまたとても愛情深く聞こえてくるのだから不思議だ。
そして続けて言うのだ。
「奥さん、あなたはどうです?あなた自身のことは彼にわかってもらえてたんですか?」
この言葉を目にした瞬間、強く胸を叩かれた。
ふと、是枝監督のテレビドラマ「ゴーイングマイホーム」の中で宮﨑あおいが、失踪した旦那加瀬亮を突き止めた時の場面を思い出した。加瀬亮の理由は、この映画の中の瑛太とは違っていたが、一度は信じた男が自分から気持ちも含めて離れて行ってしまった女の表情という点において、真木よう子と宮崎あおいの顔は、同じだった。

サブじいの言葉が頭をよぎる。
「どう見えるかということは、何をするかということとあまり関係ないことだからな」
世間の人付き合いの真理だ。そして僕が人付き合いが下手で、友達も少ないのは、これに気づいていてるから人に頼ることをしたくないからなんだろうなって、思えた。

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栗太郎

3.5自分自身に向き合いながらも誰かに委ねることを問う作品かと思います。

2023年10月13日
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知的

幸せ

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松王○

4.0人を分かるとは

2023年10月13日
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すぅ

3.0100人/日

2023年10月13日
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悲しい

知的

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いぱねま

4.5淡々と

2023年10月12日
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***

3.0今泉監督にしては薄味かな

2023年10月12日
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全体的にストーリーが薄いため感情移入しづらいのが残念でした。あえてかもしれませんがテンポが遅すぎる。ついつい眠くなる。90分くらいにまとめても充分な内容を無駄に引き伸ばしているような気がしてまたまた睡魔に襲われる。やれやれと思いきやエンディングがこれではまた観ようとは思わないと思います。残念😢

110

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タイガー力石

2.0原作はマンガなんですね

2023年10月12日
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見ていてストーリーが無いなぁ~と感じていましたが、鑑賞後に原作がマンガと知って、私の好みに合わない訳だと分かりました。真木よう子さんの世界観全開ですが、143分と長いので、途中で飽きてしまいました。

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aki007

5.0瑛太がすごい

2023年10月12日
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泣ける

知的

幸せ

主演の真木よう子、その相棒的な井浦新、独特すぎる探偵のリリーフランキー、それぞれ最高なんですが、出番は少ないながら、瑛太の掴みどころのないキャラクターは怖さもちょっと見え隠れしたりして、すごいなと思いました。
演技上手い人ばかりで、さらにゆったりした時間の使い方が、かなり贅沢な映画だなーと思える映画です

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SimKj

4.5リスペクトしながら映画にしていた

2023年10月12日
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原作通りではあるんですが、重たく見ごたえのある文学作品に仕上がってたなというのと。
最後終わり方が、原作からわずかに変えていて、これが実は原作に感じていた不満を解消するものだったので、実によかった。
今泉監督の原作を大事にし、裏まで読み取ってリスペクトしながら、映画としてきっちり仕上げる姿勢が好ましい。

どこが文学的かと言えば、タイトルに表れている。
<Undercurrent>=「心の奥底に流れるもの」
人間は表層的に表す感情や口にする言葉ではわからない、心の奥底に本心を…いや、本心よりも深いところに自分自身で封印していた秘密や記憶、自分自身わからなくなっていた本音を隠して生きている。
その本音の生々しさ、怖さ。
そしてやさしさ。
皆、自分を偽り、傷つかないように身を守っているつもりで、実は自分を傷つけている。
ささいな嘘をついたこと、それを思い出しながら観ると染みてきます。

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コージィ日本犬

5.0一生心に残る作品

2023年10月12日
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泣ける

幸せ

心が本当に震えるほど、ラストは圧巻。
一生大切にしたいきたい、そんな映画に出会えた。

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holly

3.5嫌いではないが、💮はやれん

2023年10月12日
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前半はダラつくかな。流されてるようで作られてるようで…だからなんなのよ。
中盤から後半にかけて、あれやこれや出てくるがモヤっとして輪郭がにじむ。これも演出のうちかな。

犯人、お兄ちゃんじゃないの?って思ったり。

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Oyster Boy