オットーという男のレビュー・感想・評価
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ちょっと笑えて、ちょっと感動
基本はコメディだけど、オットー本人が闇を抱えているので、それほど笑えるものでもない。
それでも、ちょっと笑えて、ちょっと感動できる、良作でした(^^)b
注目は、オットーの若き日を演じたトム・ハンクスの息子。やっぱし若き日を演じる俳優が全然違う顔だったら、そっちが気になって集中力が削がれるけど、やはりちょっと似てるので、その辺はすんなり見られたというのはあると思う。
それから、ご近所さんのマリソル役の女優さんも良かったです(^^)b
素晴らしい作品だった。泣いた。 トム・ハンクス、すごい。やはりトム...
素晴らしい作品だった。泣いた。
トム・ハンクス、すごい。やはりトム・ハンクスにハズレなし(ほぼ 笑)好きな俳優リスト殿堂入り。
これリメイク作品なんですね。元作もぜひ鑑賞したい。
こんなよく出来たヒューマンドラマとは思っていなかった。
まず、こんなよく出来たヒューマンドラマとは思っていなかった。 予告編がおかしい。 町一番の嫌われ者 → がそもそも違っていて、無愛想だが信頼出来る人物と近隣住民は理解している♪
尚、今作は「幸せなひとりぼっち」といスウェーデン作品のリメイクらしい。
予告編コピーから、変わった人物の奇異な物語かと思い、★平均がやや高いのは、アカデミー俳優の主演と、最近フィルマ★評価は徐々に甘くなっているからと考え、映画館まで足を運ぶ魅力に達っせずだった。
が、序盤から対話が無愛想ながらも、ややユーモアある演出と、スパイスが効いた表現に、何度も笑いが出て、死を選択?というシリアスシーンも、それほど重くならずに描写して、すぐ次の展開に引き込む♪
好きになれないが、憎めないというギリギリの人格表現をしている脚本が上手い!
そして越してきた夫婦の奥さんが、逆に誰もが好きになる様な好人物で物語をさらに温かい物に変える♪
(ちょっと、お節介すぎるという点は気になるが・・。)
初デートで、自分だけメインディッシュを食べない・ネコ爪がズボンに引っかかる・縦列駐車一発OK・クマ声での朗読・車メーカー対決・食べる前からリアクションが分かるようなお裾分け・叱ろうと思ったが、相手の境遇を聞いて取りやめ・・等々、思い出しただけで魅力あるシーンが多数ちりばめられている♪
そして最後はオットー自身も、人から好かれるような人物になって・・・。
嫌われ者どころか、トム・ハンクスでは久々にハートウォームな好作品で、心も動いた♪
オススメ!
が、wiki情報が合っているのか分からないが、制作費が5000万ドル=約70億! どこに? ひょうっとしてハンクスの出演料が20%以上かかているとか? 等と考えてしまうが、対する世界興業収益はそれを下回っていて、情報が間違ってなかったら大赤字作品になっている・・。 批評家採点もイマイチ(10点満点で7を超えていない・・)。
普通の視聴者が見て、高評価に感じる作品が正当に評価されず、赤字になるなら、今後の映画界はもっとプロモーションの仕方を考える必要ありかと・・・。
技術者魂
実はスウェーデンで大ヒットしたというオリジナルを観たことがあるのだが、舞台がスウェーデンからアメリカの新興住宅地に移った以外は、ディテールを含めほとんどオリジナルを踏襲しているといってもよいだろう。オリジナルは若かりし頃の回想シーンがやたらと挟み込まれるためリズムが悪く、割りと冗長だったイメージがあるのだが、トム・ハンクス・バージョンの本作はそれをあまり感じなかったのである。
偏に主演俳優の求心力の違いといってしまえばそれまでだが、かつて大量生産大量消費文化の中で生まれ育った元ドイツ系技術者がもっとも大切にしたこと、つまり“同質性”や“正確性”がリメイク製作にあたっても生かされていたからではないだろうか。外見が全く同じ住宅が立ち並ぶ住宅で、オットーが毎朝欠かさずに行っているルーティンの“見回り”にしても、決められたルールに則っることは、そこに暮らす人々がみな“同質”の生活を送るためにはなくてはならないことだったのだ。
ゴミの分別や、入場門の開け締め、車の乗り入れや無断駐車。ペットの糞尿後始末にいたるまで、昭和の日本都市住宅地では当たり前だったことが、このアメリカの田舎町の一角で、口うるさい定年オヤジの手によって頑なに守られていたのである。しかし、“個性”という名の堕落によりそういった習慣はいつのまにかおざなりにされ、誰もルールを守らなくなってしまった。その代償が“肥満”という人間が最も恥ずべき怠惰の象徴なのである。
ハンクスがオットーを演じるにあたって、オリジナルに加えた変更は、減量して昔の自分と同じ体型を保つ、というただ一点だったはず。同一エリアに暮らす若い男たちがエクササイズに精を出す様子をみて、オットーはどう思ったのであろう。オートマやカメラ、アラームなどの技術に頼って人間は結局どうなった?五感が鈍って楽した分、身体に余分な脂肪がついただけだろう。どいつもこいつもブクブク太りやがって、男ならだまってマニュアル車にのれ💢
そんな時代錯誤な、と若い君たちはそう思うのかも知れない。なんでもかんでもスマホにインプットすれば黙っててもアウトプットが返ってくると思ったら大間違いで、駅のホームから人が転落しても自撮りに夢中で手助けもしない、縦列駐車もままならない、無感動&不器用人間を大量に放出しているだけなのである。そのインプットとアウトプットをつなぐ過程こそが実は本当に大切なことであり、この近所の嫌われものオットーが体現する確かな技術力があってこそ培われるものなのであろう。オリジナルと寸分違わぬリメイクを作った理由もまさにそこにあると思うのだ。孤独死しても直ぐに見つけてくれるメリットも付いているしね。
トムハンクスには哀愁がよく似合う
よくよくありそうな話だけどすごく心地よい映画だった。
人間一人きりじゃなかなか上手く生きていけないんだろう。
人は変わる、前向きに生きることが大事。
原作の方の映画も観よう。
とても良かった
いかにもトムハンクスの人情映画って感じだけど、
とても良かった。
大体結末も想像出来るのだけど、
それでも少しずつ変わり映えのない日々が好転して行ってる感じが丁寧に描かれていて、
微笑ましく観れました。
今の世の中年寄りに厳し過ぎる。
何もなかった戦後から生きてる人に、
ネットだSNSだ機械化だ、ハラスメントにコンプライアンス…
今までオッケーだったものが急にダメになったり、
合わせるのも大変だろうなと思ってたので、
オットーは偏屈なおじいちゃんだけど、
生きづらさも分からんでもなかった。
周りに恵まれ過ぎのように見えるけど、
実際はオットーの心根の優しさが招いた幸せだし、
ご近所付き合いはちゃんとしないとダメだなと思いました。
そして、やはり正しい死に方と言うのは存在する気かましました。
オットーは天国で奥さんと幸せに日々を過ごしているのが想像出来ました。
頑固親父を溶かしていくご近所さん
じんわり、幸せと感動が染み入る映画でした。
トムハンクスらしく、演じるには彼でないとと思えるくらい。
死にたくても死ねない。普通ならかなり重いテーマなのに何か笑ってしまう、コミカルさがある。
それは完全に、前の家に引っ越したマリソルの存在。誰もが避ける頑固親父に面倒向かって接していく、明るい姿はこちらも幸せになる。
病院で心が大きいって爆笑する所は一緒に笑えました。
オットーの悲しい奥さんとの過去は、本当に辛いものでした。徐々に回想されるから余計にです。でも、彼の心を溶かしていく、マリソルや周りの人たちが、ちゃんと彼のことを思ってくれている。
死にたいから、生きると変わっていく、一人の頑固親父。何とも温かくなる作品でした。あと、流れる曲も全部良かった。
正直、ご近所付き合いなんて、全くしてないのですが、こういう付き合い悪くないなと思わせてくれました。
感動しました!
よくある内容かと思いますが、見せ方が上手いのかな?全然気にならずに入りこめた感じです😃
ところどころコメディなところもあって全体を通して感動と笑いのバランスが良かったと思います!
ただ、考えすぎかもですが、メキシコ移民やトランスジェンダー役の方が出てて
なんとなーくプロパガンダ的な部分もある気はしました😅
まあ、映画全般に言えるかもですが・・・
あとリメイクみたいで元ネタの方もみたいと思います😃
私の中では彼の遺作になると思ってる。 それぞれの年齢にあった役を長...
私の中では彼の遺作になると思ってる。
それぞれの年齢にあった役を長い間こなされて来た方だなぁと
テンポも良く、前半だけで何回涙腺がゆるんだか。笑
嫌われ者というわりには愛され過ぎやろ、このおじいちゃん
人間だがら人に親切に出来る
妻との別れにより自殺試みるも失敗続き。ある日子連れの隣人が越してきて。
トムハンクスが然程好きでないため特に自分から見たりしないけど、見ると人の心温めてくれる。それがトムハンクスの映画。
ほっこり。ただ普通の日常がいい。
ほんとは良い人★
映画館で観られなかったんですが配信されたので鑑賞しました。
最初から嫌な人なんていない。
過去を辿ると悲しい出来事が…
ただ神経質なだけで優しい人。
徳を詰む、人には優しく、まわりまわってやってきますね♪
最後号泣したので映画館で観なくて良かったな~と(^_^;)
いい人
トムハンクス出演作がほとんど高クオリティ作品なのはどういう仕組みなんだろうか。
自身のマネジメントによって常にいい作品へ出るようがんばっているにしてもすごい打率だと思う。
たとえばジュリアロバーツのお兄さんのエリックロバーツはすべてB~Z級作品。後期のブルースウィリスもそうだった。ニコラスケイジも近年はずっこけ作品のほうが多くなってきた。
そういった俳優の出演作の打率をかんがみたとき、ほぼすべてが高クオリティ作品のトムハンクスってどうなっているんだろう──と、毎回毎回思うわけである。
ちょっとさかのぼってもElvis/Finch/ABeautifulDayintheNeighborhood/Greyhound/NewsoftheWorld/ThePost/ハドソン川・・・ぜんぶ優良作品だったし、じぶんの映画鑑賞歴のなかでもキャプテンフィリップスやキャストアウェイやYou've Got Mailやプライベートライアンやターミナルやグリーンマイルやフォレストガンプや・・・(Bigも好き)などなどが記憶にのこっていて、それらはいずれも万人の記憶にのこっている名画なわけである。
たんなるマネジメントだけで、このすごい高打率を達成できるんだろうか。ちゃんと(台本を)読んで、いい映画になるのがわかってやっているにしても、そうとうな引き寄せ体質プラス職業勘があるのだろう──と思う次第なのだった。
で、オットーという男を見たがやっぱり手堅かった。
Marc Forster監督は手堅い演出に定評がありハンクスの奥方(リタウィルソン)が製作に加わっていた。ハンクスはかなり能動的にいい作品に出ようとしているのだろう。その姿勢が「来るものこばまず」なニコラスケイジなんかとは違う。
手堅い映画の見本のような映画だった。頑固爺が周囲の恩愛にほだされて溶解するという話。いやなことはおこらず、いやな人もでてこない。音楽(選曲)もいい。現代的な事情(SNS文化)をとりこみ、ぴりりとアイロニーもあるが、結局ほろりともっていく。やたら巧かった。
が、この映画ではハンクスよりも周りのほうが印象的で、好感度はメキシコ(スペイン語)なまりのマリソル役Mariana Trevinoがもっていく感じだった。
若年期のオットーを演じたTruman Hanksもばっちり好青年で良かった。(Truman Hanksはハンクスの実の息子だそうだ。笑)
感じのいいマルカム役Mack Baydaはほんとに女から男に性転換したYouTuberだそうだ。
また猫も名演だった。みすぼらしいなりの野良ってきゅんとさせるんだよね。
メキシコではそこそこ名も知られていたにせよマリソル役Mariana Trevinoは大抜擢だったようでウィキに──
『マーク・フォースター監督は、スペインのホテルの部屋から携帯電話で録音した彼女のオーディションテープに「圧倒された」と述べた。』とあった。
その慧眼もさることながらMariana Trevinoの庶民値と母性値が遺憾なく発揮された映画だった。30代に見えるけれど撮影時44だそうだ。
適切な人を探してきて配役する──当たり前に思えることだけど、ハリウッド映画はそのことにいちいち感心してしまうんだよね。
この映画はおとぎ話だと思う。
オットーは家や周囲をいつもきれいにしているし女児をまかせても心配ないし機器の修理ができるし人助けもする。まっとうな人間性があり、不機嫌を溶かされたにせよ、彼はいい人物だったんだ。逆説なんだよな。
だけど現実はそんなに美しいわけじゃない。ご近所づきあいもないし、こんなふうに次世代や隣人を助けて逝きたいけれど善行しようにも現世のしがらみの中ではうまくはいかないものだよね。
だからこの映画内世界が愛おしく見えるんだ。と思った。
何となくグラン・トリノぽい?
映画で見損ねていたが、期待にたがわず面白かった。
曲がったことが嫌いな割に、やろうとしていることは、結構、他人に迷惑をかける方法だと思うのだが・・・
やるなら、人里離れたところでひっそりとやってください。
リメイク版だそうだが、話の構成が「グラン・トリノ」を見ているような気分も。
やはり「悪党」になれないトム・ハンクス
トム・ハンクスは長いキャリア、多数の出演作を持つ役者なのに、なぜか「悪役」が無い。
常に「善人」だ。
(唯一の例外がギャングの殺し屋を演じた「ロード・トゥ・パーディション」だが、悪党になりきれず)
本作でも、しかめっ面の「イヤミなジジイ」だが、次第にその理由が明らかに&心を開いていく。で、
「やっぱり善人」が似合う、という、結末の分かる安定の品質。
「幸せなひとりぼっち」
あれ?観たことある!冒頭すぐに既視感。…タイトルからは思い出せませんでした。
オリジナルを越えることなく、楽しみにしていただけにちょっと残念。近所付き合いのイメージが、今の日本と違うかも。
でも、トム・ハンクスの演技はさすがです。
全220件中、61~80件目を表示