オットーという男のレビュー・感想・評価
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辛辣で無愛想だけど優しさが溢れ出ちゃってる
こんな無愛想で、口うるさいトムハンクスは初めてで新鮮でした。
でも、そこはトムハンクス。
どんなに嫌なやつを演じても優しさと、懐の深さが滲み出ちゃってる。
だからこそこのキャスティングは成功してますね。
無愛想だけど、本当は優しいオットーにピッタリ。
向かいにあのドタバタ家族が引っ越してきてよかった。
あの、かなりおせっかいな奥さんじゃなければオットーの心は凍ったままでしたね。
じいじのオットー。
最後は幸せで良かった。
心温まる良作でした。
名優トム•ハンクス
人はひとりでは暮らしていけない
妻に先立たれた男の悲哀
ちょっとした違和感?
泣かせたい一心
ほんのりと後味のある映画
見比べたくなった
ちょっと笑えて、ちょっと感動
こんなよく出来たヒューマンドラマとは思っていなかった。
まず、こんなよく出来たヒューマンドラマとは思っていなかった。 予告編がおかしい。 町一番の嫌われ者 → がそもそも違っていて、無愛想だが信頼出来る人物と近隣住民は理解している♪
尚、今作は「幸せなひとりぼっち」といスウェーデン作品のリメイクらしい。
予告編コピーから、変わった人物の奇異な物語かと思い、★平均がやや高いのは、アカデミー俳優の主演と、最近フィルマ★評価は徐々に甘くなっているからと考え、映画館まで足を運ぶ魅力に達っせずだった。
が、序盤から対話が無愛想ながらも、ややユーモアある演出と、スパイスが効いた表現に、何度も笑いが出て、死を選択?というシリアスシーンも、それほど重くならずに描写して、すぐ次の展開に引き込む♪
好きになれないが、憎めないというギリギリの人格表現をしている脚本が上手い!
そして越してきた夫婦の奥さんが、逆に誰もが好きになる様な好人物で物語をさらに温かい物に変える♪
(ちょっと、お節介すぎるという点は気になるが・・。)
初デートで、自分だけメインディッシュを食べない・ネコ爪がズボンに引っかかる・縦列駐車一発OK・クマ声での朗読・車メーカー対決・食べる前からリアクションが分かるようなお裾分け・叱ろうと思ったが、相手の境遇を聞いて取りやめ・・等々、思い出しただけで魅力あるシーンが多数ちりばめられている♪
そして最後はオットー自身も、人から好かれるような人物になって・・・。
嫌われ者どころか、トム・ハンクスでは久々にハートウォームな好作品で、心も動いた♪
オススメ!
が、wiki情報が合っているのか分からないが、制作費が5000万ドル=約70億! どこに? ひょうっとしてハンクスの出演料が20%以上かかているとか? 等と考えてしまうが、対する世界興業収益はそれを下回っていて、情報が間違ってなかったら大赤字作品になっている・・。 批評家採点もイマイチ(10点満点で7を超えていない・・)。
普通の視聴者が見て、高評価に感じる作品が正当に評価されず、赤字になるなら、今後の映画界はもっとプロモーションの仕方を考える必要ありかと・・・。
技術者魂
実はスウェーデンで大ヒットしたというオリジナルを観たことがあるのだが、舞台がスウェーデンからアメリカの新興住宅地に移った以外は、ディテールを含めほとんどオリジナルを踏襲しているといってもよいだろう。オリジナルは若かりし頃の回想シーンがやたらと挟み込まれるためリズムが悪く、割りと冗長だったイメージがあるのだが、トム・ハンクス・バージョンの本作はそれをあまり感じなかったのである。
偏に主演俳優の求心力の違いといってしまえばそれまでだが、かつて大量生産大量消費文化の中で生まれ育った元ドイツ系技術者がもっとも大切にしたこと、つまり“同質性”や“正確性”がリメイク製作にあたっても生かされていたからではないだろうか。外見が全く同じ住宅が立ち並ぶ住宅で、オットーが毎朝欠かさずに行っているルーティンの“見回り”にしても、決められたルールに則っることは、そこに暮らす人々がみな“同質”の生活を送るためにはなくてはならないことだったのだ。
ゴミの分別や、入場門の開け締め、車の乗り入れや無断駐車。ペットの糞尿後始末にいたるまで、昭和の日本都市住宅地では当たり前だったことが、このアメリカの田舎町の一角で、口うるさい定年オヤジの手によって頑なに守られていたのである。しかし、“個性”という名の堕落によりそういった習慣はいつのまにかおざなりにされ、誰もルールを守らなくなってしまった。その代償が“肥満”という人間が最も恥ずべき怠惰の象徴なのである。
ハンクスがオットーを演じるにあたって、オリジナルに加えた変更は、減量して昔の自分と同じ体型を保つ、というただ一点だったはず。同一エリアに暮らす若い男たちがエクササイズに精を出す様子をみて、オットーはどう思ったのであろう。オートマやカメラ、アラームなどの技術に頼って人間は結局どうなった?五感が鈍って楽した分、身体に余分な脂肪がついただけだろう。どいつもこいつもブクブク太りやがって、男ならだまってマニュアル車にのれ💢
そんな時代錯誤な、と若い君たちはそう思うのかも知れない。なんでもかんでもスマホにインプットすれば黙っててもアウトプットが返ってくると思ったら大間違いで、駅のホームから人が転落しても自撮りに夢中で手助けもしない、縦列駐車もままならない、無感動&不器用人間を大量に放出しているだけなのである。そのインプットとアウトプットをつなぐ過程こそが実は本当に大切なことであり、この近所の嫌われものオットーが体現する確かな技術力があってこそ培われるものなのであろう。オリジナルと寸分違わぬリメイクを作った理由もまさにそこにあると思うのだ。孤独死しても直ぐに見つけてくれるメリットも付いているしね。
とても良かった
いかにもトムハンクスの人情映画って感じだけど、
とても良かった。
大体結末も想像出来るのだけど、
それでも少しずつ変わり映えのない日々が好転して行ってる感じが丁寧に描かれていて、
微笑ましく観れました。
今の世の中年寄りに厳し過ぎる。
何もなかった戦後から生きてる人に、
ネットだSNSだ機械化だ、ハラスメントにコンプライアンス…
今までオッケーだったものが急にダメになったり、
合わせるのも大変だろうなと思ってたので、
オットーは偏屈なおじいちゃんだけど、
生きづらさも分からんでもなかった。
周りに恵まれ過ぎのように見えるけど、
実際はオットーの心根の優しさが招いた幸せだし、
ご近所付き合いはちゃんとしないとダメだなと思いました。
そして、やはり正しい死に方と言うのは存在する気かましました。
オットーは天国で奥さんと幸せに日々を過ごしているのが想像出来ました。
頑固親父を溶かしていくご近所さん
じんわり、幸せと感動が染み入る映画でした。
トムハンクスらしく、演じるには彼でないとと思えるくらい。
死にたくても死ねない。普通ならかなり重いテーマなのに何か笑ってしまう、コミカルさがある。
それは完全に、前の家に引っ越したマリソルの存在。誰もが避ける頑固親父に面倒向かって接していく、明るい姿はこちらも幸せになる。
病院で心が大きいって爆笑する所は一緒に笑えました。
オットーの悲しい奥さんとの過去は、本当に辛いものでした。徐々に回想されるから余計にです。でも、彼の心を溶かしていく、マリソルや周りの人たちが、ちゃんと彼のことを思ってくれている。
死にたいから、生きると変わっていく、一人の頑固親父。何とも温かくなる作品でした。あと、流れる曲も全部良かった。
正直、ご近所付き合いなんて、全くしてないのですが、こういう付き合い悪くないなと思わせてくれました。
感動しました!
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