オットーという男のレビュー・感想・評価
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頑固なオットーだったけど根は優しかった
初老特有の毒を吐いていたオットーだったけど地域の人々との交流を通して気持ちが優しい面が表れて来た。
地道な奉仕活動は周りの人々は彼をよく見てるもんだね。
お節介なお隣のおばちゃんがいたけど根は優しい人柄で理解ある方でオットーの近くに越して来て良かった。
亡き妻が残したオットーへの愛と教え子への分け隔て無い愛情がホロリと来ました。
いつの間にか多くの人々にとって掛け替えのないオットーになっていました。
終盤にかけて忍び寄る影に想いを寄せてしまったけど幸せな人生をおくられたと思います😂
バカモノに見えても自分を想ってくれる人がいる!!
ことを信じたい、信じられる気持ちになりました。
最愛の妻に先立たれて人生を終わりにするつもりでいたのに隣人がタイミング良く?
引っ越しをしてきたのが事の起こり。
陽気な女性マリソルに無邪気な幼い女の子2人
少しトロい父親のトミー。
思わぬアクシデントがあり亡き妻のお墓に花を手向けながらの報告。
そちらの世界に行こうとしたけど
思いの外、上手くいかないものだと。
亡くなった妻のソーニャとの回想シーン
駅のホームで本がきっかけで初めての出逢いをした甘酸っぱいレモネードのような味がした
鮮やかな場面でした。
教師だったソーニャが亡くなってから、生徒に慕われる存在だったことを知ったオットー
若い夫婦だったオットーとソーニャが
親友のようだった夫婦2人とその息子さんたち。人との関わりなんて面倒だと思っていたのに、銀色に光るコインと寒さに震えていた猫が
幸せの実を運んできたストーリーでした。
自分の人生は人に愛されて幸せだったと
彩りを与えてくれる作品でした。
ハンクス版「グラントリノ」
試写会
リメイクが仇に!
図々しさとお節介が人と人をつなぐ
定番のストーリーにトム・ハンクス、笑いあり涙ありの安定した作品です。
オットーは偏屈で不愛想で孤独な男。
ある一家がお向かいに引っ越してきたことから、彼のご近所づきあいが変化していきます。
トム・ハンクスが演じる主人公オットーはもちろんのことですが、ご近所の人々が魅力的なキャラクターです。
なかでも、お向かい一家はみんな活き活きとして観る人を笑顔にさせます。
彼らのちょっとした図々しさとお節介が人と人をつなぎ、心が温かくなります。
若き日のオットーを演じるトルーマン・ハンクスは、トム・ハンクスの息子だそうです。
彼は俳優ではなかったそうですが、親子そろってオットーの人柄をとてもよく表現しています。
オットー
トムハンクス主演の映画で泣かない訳がない
共に歩んできた妻を亡くし自殺を試みるトムハンクスだが、近隣住民と関わることで救われる話。
とにかく泣けた。私は二回泣いた。
クスッと笑える住人とのやり取りもあって、笑いと悲しみがうまく調和している。また、英語のジョークも分かりやすく訳してて、流石戸田奈津子さん!
特に好きな登場人物は、隣に住むメキシコ人の奥さん。とても心温かい人でムードメーカー的な存在。人に対してこんなにも感情をぶつけられて羨ましいとさえ感じた。
トムハンクス夫妻とメキシコ人夫妻の関係性が重なっている気がして、トムハンクスはやっぱりこういう奥さんが好きなのかなと思った。
「人生そのもの」と表せるくらい大切な人を失った時に、自分はどんな行動を起こすのだろうか……
ハート(心臓)がデカい男
熱い男の静かなストーリー
妻に先立たれ
自暴自棄になっている男のストーリー
正義感が強く
曲がったことが許せない故に
周囲との軋轢を生み
ギクシャクした生活を送っている
そこに現れた
自由奔放なファミリー
本作は
このファミリーや
その他ご近所さん等々との交流を通じ
主人公のトムハンクスが軟化していく物語
です
全体的にとても
静かで穏やかな映画です
トムハンクスが
様々な策を講じて
妻のそばに行こうとしますが
それも淡々と行われ
激しいシーンは特にありません
しかしながら
トムハンクス演じる主人公
そして
ご近所ファミリーのママ
の心はとても熱いです
本作品を鑑賞し
胸が熱くなり
心を動かされるのは
このギャップ故でしょうか?
ネット社会となり
人と人との関わりが希薄な現代において
本当に必要なものは何か?
そんなことを
教えてくれた映画でした
同級生だつたかも。
孤高の老人が、周りの無原罪にも思えるピュアな人々(子供や移民家族)と出会うことによって化学反応をおこし、心が溶けてゆくモチーフ。ある意味『クリスマス・キャロル』以来のしゃぶり尽くされたテーマであり、あとは演じる老人の役者の存在感次第となる。逆に功成り名遂げたベテラン名優の「ご馳走」役なのかもしれない。
思いつくままに挙げると、『グラン・トリノ』(2008年)のクリント・イーストウッド。『ヴィンセントが教えてくれたこと』(2014年)のビル・マーレイ。ケン・ローチ監督が2度目のカンヌ・パルムドール受賞の『わたしは、ダニエル・ブレイク』(2016年)。
本作は、2015年にフレドリック・バックマンのベストセラー小説をスウェーデンで映画化し、大ヒットした『幸せなひとりぼっち』のハリウッド版だ。
主役はトム・ハンクス、なるほど。泣かせる人情ものとして、しっかりした幹がある。原作の勝利でもあるだろうが、ハリウッドが大好きな「イマドキの社会矛盾やdiscrimination」を散りばめて2020年代の物語として構成されている。
主人公の生年が1955年!なことに、いささか心が動揺する。
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